気取り

デジタル大辞泉

き‐どり【気取り】

読み方：きどり

１ 体裁をつくろうこと。もったいぶること。「—のない性格」

２ （現代語では多く接尾語的に用いる）そのものになったつもりで、それらしく振る舞うこと。「芸術家—」「夫婦—」

「八人のそこつ者もいっぱし役者の—にて」〈滑・八笑人・四〉

３ 気だて。性格。

「立居振舞ひ髪容(かみかたち)、第一—を大切とし」〈風来六部集・里のをだ巻評〉

４ 趣向。工夫。

「屏風(びゃうぶ)の—はどうでごぜんす」〈洒・軽井茶話〉

５ ようす。感じ。

「まだどうか夢の覚めぬやうなお—ぢゃ」〈黄・見徳一炊夢〉

日本語活用形辞書

気取り

読み方：きどり、けどり

ラ行五段活用の動詞「気取る」の連用形、あるいは連用形が名詞化したもの。

終止形

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「 気取り」の例文・使い方・用例・文例

• 彼女は女優気取りだ
• 彼女は決して気取りません。
• 彼女の態度は気取りやわざとらしさがない。
• 気取りのないその学者は皆に愛されていた。
• 彼女の態度に気取りはない.
• やりくり算段の体面維持, さもしい上流気取り.
• 君のハイカラ気取りの友人たち.
• 彼には学者気取りはない.
• 彼女の上流階級の人みたいな気取りは好かない.
• 紳士気取りの人, えせ紳士.
• 彼は大家気取りでいた.
• あの男のいいところは気取りのないことだ.
• 夫婦暮らし、夫婦気取り
• 夫婦暮らしする、夫婦気取りで暮らす
• 二人は夫婦気取りで暮らしている
• 人気取りをする
• 各政党はうまいことを言って人気取りをする
• これは人気取り策だ
• 人気取り小説