1号機 (予備機)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/09 00:44 UTC 版)
「東洋活性白土」の記事における「 1号機 (予備機)」の解説
製造年および製造メーカーは不明であるが、日本の小規模な産業機械メーカー製であろうと推察される軌間610mmのB型サイドタンク機(→写真)。機関車のデザインはフランスのドコービル製蒸気機関車を模している。足回りはアウトサイドフレーム、煙突はダイヤモンドスタック、バンパーは木製である。専用鉄道敷設時に富山県の不二越鋼材から購入した。線路関連も購入し、これが軌間に610mmを採用した理由であった。蒸気ドーム上の汽笛は購入後に国鉄糸魚川機関区で製作したものを取り付けたが、その音色はすばらしいものであったという。本機は予備機であるが、2号機が定期点検や故障のときも運用されることはなく、機関庫内の奥に留置されていた。この機関庫は全長が11m強あったので、1号機と2号機を同時に入庫させることができた。専用鉄道廃線後、本機は糸魚川市の建設会社に保存されていたが、1999年4月に羅須地人鉄道協会に移り、同協会は本機を静態保存から動態保存に移行するために活動中である(2000年時点)。
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