ZUNTATA
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変遷
ズンタタ・レコード ZUNTATA RECORDS | |
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設立 | 1996年 |
販売元 |
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ジャンル | ゲームミュージック |
国 | 日本 |
タイトーのサウンド開発部門が1983年に発足し、『ダライアス―TAITO GAME MUSIC VOL.2』(アルファレコード・GMOレーベル、1987年)で初めてこの名称が使われた[1][3]。
1988年、サイトロンレーベル(サイトロン・アンド・アートとポニーキャニオンの共同による)に移籍。6月に同レーベル最初の作品でもある『ニンジャウォーリアーズ -G.S.M.TAITO 1-』を、引き続きZUNTATA名義でリリースする。
ゲーム業界で加熱したサウンド開発部門(サウンドチーム)によるライブ活動の際には、1990年にホーンセクションも加えた大所帯バンドを結成し、ゲームミュージックフェスティバルにて演奏を披露した。バンド活動を行ったのは、当時セガのS.S.T.BANDがアルバムをリリースしていたポニーキャニオンから「ZUNTATAもライブをやりませんか?」と誘われたのがきっかけだという[4]。ライブでは演劇仕立ての演出[5] を行なう等、先進的な創作表現を行なっている。
後にHAGGYやばび〜らによるZUNTATA-J.A.M.(Junky As Machine)なるユニットも組まれ、電車でGO!シリーズのイメージソング等を歌った。
1992年にタイトーが開発した、世界初の通信カラオケ機器「X2000」(およびその家庭用向け機器である「X-55」)では、カラオケ用のメドレー曲の作曲も行っていた(タイトーのカラオケ事業は現在はエクシングに事業譲渡された)。
1996年10月、サイトロンレーベルを離脱し、タイトーの社内レーベル「ZUNTATA RECORDS」を設立。以降は原盤権を所有するようになり、アルバムはCDの生産終了後もiTunes Store等で配信を継続している(2006年からはitunes Store専売アルバムも配信開始)。
他社作品への楽曲提供も行っており、1997年の『ガメラ2000』(デジタルフロンティア)を皮切りに、『ダークラビリンス』(エイチーム)などへの楽曲・効果音の提供が行われている。
1999年には第二の自社レーベル「TAITORUS RECORDS(たいとらす れこーど)」を発足。ゲーム関連以外の音楽を手がけ、アーティスト「PAOZ」(河本圭代によるユニット)が所属していた[6]。
2005年、タイトーがスクウェア・エニックス・ホールディングスの子会社となった後、全盛期スタッフの退社が相次ぎ規模は縮小しているが、従来のサウンド開発業務は遜色無く行われている。ゲームサウンド開発の他に、着信メロディ制作やモバイルサイト、イベントの企画など音に関連した多彩な業務を行っている。
ライブ活動はバンド形態を変えつつ継続しており、2011年3月には東京・渋谷においてダライアスバースト アナザークロニクル開発者トークショーと併わせ、12年ぶりにZUNTATA単独でライブを行った[7]。
2019年、長年の活動における功績を讃え、「ZUNTATA」としてタイトー社長賞を受賞[8][9]。
- ^ a b “ZUNTATAについて”. ZUNTATA OFFICIAL SITE "Z-Field". 2016年6月21日閲覧。
- ^ 鴫原盛之 (2009年3月4日). “「ZUNTATA」結成当時のヨモヤマ話”. ゲームミュージック&アニメ専門店 ga-core - ジーエー・コア -. ユーブック. 2009年3月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月3日閲覧。
- ^ Player 2007年3月号 ZUNTATAインタビュー記事。
- ^ 「超アーケード」(多根清史・箭本進一・阿部広樹著、太田出版、2002年)p.202 - 215
- ^ 「超アーケード」によれば、脚本はデータイーストのMr.Kこと木内達也(当時ゲーマデリック所属)が手がけていたとのこと。
- ^ TAITORUS RECORDSについて - ウェイバックマシン(2004年12月15日アーカイブ分)
- ^ “ZUNTATA,12年ぶりの単独ライブ。Ver.Up「Unlock A」の情報も公開された「ダライアスバースト AC」ライブ&開発者トークショーレポート”. 4Gamer.net (2011年3月9日). 2016年6月21日閲覧。
- ^ taito_zuntataの2019年8月22日18:07のツイート- X(旧Twitter)
- ^ rhr666の2019年8月22日20:19のツイート- X(旧Twitter)
- ^ groove_coasterのツイート(665538639296786432)
- ^ “参加アーティスト[ 小倉久佳音画制作所 ]グルーヴコースター 3EX ドリームパーティー(アーケード版) GROOVE COASTER 3EX DREAM PARTY”. 株式会社タイトー. 2018年1月6日閲覧。
- ^ “【電撃PS】『サガ』『ダライアス』や初演奏楽曲も! “電撃ゲームミュージックライブ ”レポート”. 電撃PlayStation (2017年6月21日). 2017年6月22日閲覧。
- ^ “『グルーヴコースター』『ラクガキ キングダム』などのゲーム音楽制作に携わった下田祐氏がタイトーを退職”. 電ファミニコゲーマー (2021年9月1日). 2021年9月1日閲覧。
- ^ 下田祐 [@Yu_Shimoda] (2021年9月10日). "(ご報告)この度、9月1日付けで株式会社SNKに入社しました。SNKサウンドチームの一員として頑張りますので宜しくお願い致します。". X(旧Twitter)より2021年9月10日閲覧。
- ^ えらんとによるTwitter上の発言 および ZUNTATA公式アカウントの発言より
- ^ 第9回のみ、タイトー公式放送 TAITO LIVE のチャンネルを利用し、第10回からはZUNTATAが独自に取得したチャンネルを利用。
- ^ taito_zuntataの2019年4月10日20時15分のツイート- X(旧Twitter)
- ^ a b c d e f g h i ZUNTATA『ZUNTATA NIGHT放送10周年記念祭』(YouTube)タイトー、2020年12月25日 。2021年9月1日閲覧。
- ^ “その3:積極的な展開 -USTREAM放送、CD、iTunes配信-│変わらないZUNTATAの魅力”. 2083WEB. 2017年9月6日閲覧。
- ^ taito_zuntataの2019年1月21日21時51分のツイート- X(旧Twitter)
- ^ “ZUNTATA NIGHT〜秋の夜長はZUNTATA三昧!〜”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 2”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 3”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 4”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 5 告知動画”. Ustream. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATAオフィシャルUstream番組『ZUNTATA NIGHT5』”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZTTL-0068 COZMO 〜ZUNTATA 25th Anniversary〜”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月14日閲覧。
- ^ “前回から1年ぶりの放送!ZUNTATA NIGHT 6”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 7 告知動画”. Ustream. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “タイトーステーション 秋葉原店より生放送!!ZUNTATA NIGHT 7”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 増刊号”. Ustream. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “タイトーレトロゲームミュージックの祭典!ZUNTATA NIGHT増刊号!”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 大増刊号”. Ustream. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “タイトーレトロゲームミュージックの祭典!ZUNTATA NIGHT増刊号、第2弾!”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “イベント「REAL ZUNTATA NIGHT 〜大発表会2015〜 キャラアニ×ZUNTATA」”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ 当初は「COSIO特集」としか告知されておらず、小塩のタイトー退社がサプライズ発表された。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 8 ダライアスバースト クロニクルセイバーズ特集号”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT mini〜アルカベーダ襲来!の巻〜”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 9”. FRESH!(フレッシュ) - 生放送がログイン不要・高画質で見放題. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 10 ダライアス30周年記念 大漁祭”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 10 〜ダライアス30周年記念大漁祭〜”. FRESH!(フレッシュ) - 生放送がログイン不要・高画質で見放題. 2016年12月8日閲覧。
- ^ “レイズ・ミュージック・クロノロジー”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2017年7月2日閲覧。
- ^ “ZUNTATA NIGHT 11 〜レイシリーズスペシャル〜”. FRESH!(フレッシュ) - 生放送がログイン不要・高画質で見放題. 2017年7月2日閲覧。
- ^ “レイズ・ミュージック・クロノロジー”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2017年9月6日閲覧。
- ^ “【生中継】REAL ZUNTATA NIGHT 2 ~もっと!レイシリーズを語れ!!~”. FRESH!(フレッシュ) - 生放送がログイン不要・高画質で見放題. 2017年9月6日閲覧。
- ^ a b “ZUNTATA30周年記念プロジェクトー”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2017年12月19日閲覧。
- ^ “ZUNATA NIGHT 12 ~ZUNTATA30周年記念スペシャル~”. FRESH!(フレッシュ) - 生放送がログイン不要・高画質で見放題. 2017年12月19日閲覧。
- ^ “REAL ZUNTATA NIGHT 3 ~ZUNTATA30周年記念祭~”. FRESH!(フレッシュ) - 生放送がログイン不要・高画質で見放題. 2017年12月19日閲覧。
- ^ “3社サウンドチーム大激突!「GAME MUSIC BATTLE! TAITOvsSNKvsCAVE」イベントレポート”. TAITO SOUND TEAM "ZUNTATA" OFFICIAL SITE. 2019年4月26日閲覧。
- ^ スクウェア・エニックス運営のカフェ。
- ^ “タイトーステーション 池袋西口店 PRESENTS「年越しZUNTATA NIGHT 2019-2020」”. Theater Cafe & Dining "STORIA" powered by SQUARE ENIX. 2020年1月17日閲覧。
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