M1000 M1000の概要

M1000

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/05 22:28 UTC 版)

NTTドコモ FOMA M1000
FOMA M1000 正面
FOMA M1000 背面
キャリア NTTドコモ
製造 モトローラ
発売日 2005年7月1日
概要
OS Symbian OS 7.0 + UIQ v2.1
CPU テキサス・インスツルメンツ OMAP1510
音声通信方式 FOMA (W-CDMA)
GSM
(900/1800/1900 MHz〈GSM〉, 2 GHzW-CDMA
データ通信方式
形状 ストレート式
サイズ 117 × 59.5 × 21.5 mm
質量 168 g
連続通話時間
  • 約120分(音声電話時・FOMA)
  • 約80分(テレビ電話時・FOMA)
  • 約280分 (GSM)
連続待受時間
  • 約200時間(静止時・FOMA)
  • 約110時間(移動時・FOMA)
  • 約200時間 (GSM)
内部メモリ
  • 24 MB RAM
  • 24 MB ROM
外部メモリ TransFlash
(256 MBまで)
microSD
(16 MBから256 MBまで)
(ドコモ発表)
日本語入力 あり
FeliCa なし
赤外線通信機能 なし
Bluetooth あり (1.1)
放送受信機能 非対応
メインディスプレイ
方式 TFT液晶
解像度 208×320ドット
サイズ 2.9インチ
表示色数 6万5536色
サブディスプレイ
なし
メインカメラ
画素数・方式 約131万画素CMOS
機能 なし
サブカメラ
画素数・方式 約31万画素・CMOS
機能 なし
カラーバリエーション
BlackSilver×BlueSilver
テンプレート / ノート
ウィキプロジェクト

概要

モトローラの海外向け端末A1000をベースに同社と共同開発。GSM/GPRSにも対応し、無線LAN (Wi-Fi)、Bluetoothフルブラウザ (Opera7.5) 機能を備えた端末。国際ローミング (WORLD WING) 対応。SH2101Vに次ぐ、PDAタイプの端末で、ドコモで初めてスマートフォンと呼ばれる端末となった。2008年3月にF1100が発売されるまでは、ドコモで個人で購入可能な唯一のスマートフォンであった。ベースとなったA1000では対応していたGPSには対応していない。また、モトローラとしては1998年のM206以来7年ぶりにドコモへ納入した端末でもある。

画面サイズは、発売当時FOMA最大の大きさである2.9インチ。タッチスクリーンを採用しており、操作は主にタッチペンスタイラスペン)で行う。ダイヤルボタンは無いが、画面上にダイヤルスクリーン(ソフトテンキー)が出てくる。文字の入力はソフトテンキー、ソフトキーボードによるものの他、手書き入力も可能。

OSは、多くのNTTドコモ端末と同じくSymbian OSを採用しているが、ドコモの端末では唯一UIQインタフェースを採用。ネイティブアプリケーションを自由にインストールできる。また、ドコモのホームページでは開発ツールを配布している。その代りにiアプリの利用はできない。

メインカメラの性能はCMOS約131万画素。サブカメラの性能はCMOS約31万画素。

外部メモリに関してNTTドコモでは、発売当初はTransFlash(256MBまで)対応としていたが、2006年2月にTransFlashの製造終了、およびmicroSDが完全互換性を確保していることなどにより、microSDカード(16MBから256MBまで)が追加対応になっている。それ以上の容量に関しては自己責任となる。ただ、microSDカードを製造しているメーカーによっては、1GBでも動作可能としている所もある参考

また、ExcelWordPowerpointなどのMicrosoft Office系のファイルやPDF形式のファイルを閲覧することが可能。それらの機能はピクセル・テクノロジーズが開発したPicsel Browserによって実現している。

端末での通信に関しては、Biz・ホーダイ及びBiz・ホーダイ ダブルを利用することにより定額通信が可能である。2008年末をもって、Biz・ホーダイの新規ユーザーへの提供は終了。2009年以降はBiz・ホーダイ ダブルの申し込みになる。Biz・ホーダイに関してはhTc Zが対応するまでは、Biz・ホーダイ唯一の対応端末だった。その代りに、iモードには対応せず、パケ・ホーダイ及びパケ・ホーダイフルの利用はできない。

メールiモードメールは使用出来ないが、プロバイダメールを使用することが出来る。NTTドコモのサービスmoperaUmoperaのプロバイダメールや、Yahoo!メールGmailといったWebメールなどを使用し、送受信することが可能。複数のメールアカウントを登録することができ、ビジネスプライベートと分けて使うことが出来る。mopera Uメールであればプッシュ型電子メールを利用することができ、iモードメールと同様にメールの着信が通知された。

CPUテキサス・インスツルメンツOMAP1510を採用。メインメモリ、フラッシュROMとも32MB。また、ユーザーメモリを24MB搭載している。

付属品として、ACアダプタ、卓上ホルダ、TransFlash (32MB)、TransFlashメモリカードアダプタ、USB接続ケーブルなどが付属している。

なお日本における携帯電話等の電波強度などについて定めた技術基準(無線設備のスプリアス発射強度の許容値に係る技術基準)が2005年に改正されたことを踏まえ、F2611、NM850iGとともに2015年11月30日を以って使用禁止になった[1]

A1000との比較

A1000と比較すると、次の点など多くが変更されている。

  • 無線LANへの対応
  • GPSの非対応
  • FOMA端子への対応
  • 右側面のイヤホン端子を平型に変更
  • 通話ボタン・終話ボタンなどの形状変更
  • メニューの日本語化

など




「M1000」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「M1000」の関連用語

M1000のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



M1000のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのM1000 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS