萩山駅 萩山駅の概要

萩山駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/05 07:05 UTC 版)

萩山駅
南口駅舎(2020年8月11日)
はぎやま
Hagiyama
所在地 東京都東村山市萩山町二丁目1-1
所属事業者 西武鉄道
駅構造 地上駅橋上駅
ホーム 2面3線
乗降人員
-統計年度-
[西武 1]8,643人/日
-2022年-
開業年月日 1928年昭和3年)4月6日
乗入路線 2 路線
所属路線 多摩湖線
駅番号 ST04
キロ程 4.6 km(国分寺起点)
ST03 青梅街道 (1.2 km)
(1.0 km) **八坂 ST05
所属路線 拝島線
駅番号 SS30
キロ程 1.1 km(小平起点)
西武新宿から23.7 km
SS19 小平** (1.1 km)
(1.6 km) 小川 SS31
** 一部列車が直通運転実施。
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北口駅舎(2020年8月11日)

乗り入れ路線

多摩湖線拝島線が乗り入れ、当駅で交差する形になっている。

拝島方面からの拝島線系統の列車については終日新宿線への直通が行われている。また、多摩湖線の多摩湖方面からの列車も一日数本程度であるが、拝島線小平方面、さらにその先の新宿線西武新宿駅方面への直通運転を行っている。2013年3月16日のダイヤ改正以前は西武遊園地(当時)方面からの大半の列車が小平駅まで直通していた。

駅番号は両路線個別で与えられ、多摩湖線はST04、拝島線はSS30となる。

歴史

周辺の路線と同様に複雑な経緯を経ている。開業当時は多摩湖鉄道の駅として現在の萩山保線区付近に設けられた終点駅で、車庫を設けていた。開業年の11月に本小平(小平駅の西に設置、1949年同駅に統合)まで延伸、1930年昭和5年)にはYの字に分かれる様にして多摩湖(開業時は村山貯水池駅)方面へと延びた。さらに、村山貯水池と小平を直通する線路も敷設され、三角線を形成していた[1]

そして1958年(昭和33年)に駅を現在地に移転し、新宿線から当駅を経て多摩湖方面への直通ができる様に改良された。同時に国分寺方面と小平を直通する線路は撤去された[1]

1962年(昭和37年)に拝島線がブリヂストンタイヤ(現:ブリヂストン)東京工場への引き込み線を延伸する形で接続され[1]1979年(昭和54年)には複線化された。

2013年(平成25年)3月のダイヤ改正以前は、拝島方面及び西武遊園地方面の急行同士の連結(増結・解結)作業が同駅構内で行なわれており、2番線および3番線の中央部付近の軌道上には連結作業用の足場が設置されていた[2]

年表

駅構造

単式1面1線ホームと島式1面2線ホームを持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。島式ホーム部分が1・2番線、単式ホーム部分が3番線となっている。歴史的な経緯(前述)から複雑な線路構造になっており、発着ホームも変則的である。

かつて駅構内にはコンビニエンスストアTOMONY」が有人営業していたが、2018年6月閉店。工事期間を経て同年8月に自動販売機型の無人店舗「TOMONY」として営業を再開した。

定期券を窓口及び自動定期券発売機で発売していたが、2010年平成22年)5月1日に窓口が廃止された。

2009年(平成21年)の改良工事完成に伴い、エレベーターが新設された。

多摩湖線管理所としてまとめる駅であり、国分寺駅を含めた多摩湖線内全駅と山口線西武園ゆうえんち駅を管轄している。

のりば

ホーム 路線 方向 行先 備考
1 多摩湖線 上り 国分寺方面 折り返し始発
下り 多摩湖方面 国分寺方面からの列車
2 小平方面からの列車と折り返し始発
拝島線 下り 拝島方面
3 上り 小平西武新宿方面
多摩湖線 上り 国分寺方面 多摩湖方面からの列車
  • 多摩湖線は当駅からの区間運転の列車もあり、国分寺方面の列車は1番線、多摩湖方面の列車は2番線で折り返す。
  • 2番線に列車が停車中の場合、多摩湖線国分寺方面へのポイントを支障するため、3番線から国分寺方面の列車は発車することができない(小平方面へは発車可能)。
  • 多摩湖線は全線直通が基本となる。国分寺方面から多摩湖への列車は1番線を使用する。多摩湖から国分寺への列車は3番線に発着し、小平方の渡り線を通り国分寺方面へ向かう事ができるが、この渡り線は後になってからできたものである。過去には野球開催時に国分寺 - 西武遊園地(当時)間の直通準急(八坂・武蔵大和通過)が設定されていた(現在は普通で運行)。
  • 国分寺発多摩湖行の列車が当駅を出発した後、2回にわたりポイントを通過する。この時は非常に大きく揺れる。
  • 駅南側には萩山保線区がある。また、駅西側には電留線が設けられている。
  • ホームが曲線状になっており、電車到着時に大きな隙間ができることから、2009年(平成21年)末頃に注意喚起放送が導入された。

出典

  1. ^ a b c 益井茂夫「西武鉄道 線路・駅の移り変わり」『鉄道ピクトリアル』No. 560特集・西武鉄道(臨時増刊号)、電気車研究会、1992年5月、pp. 140 -141。 
  2. ^ a b 「萩山駅での連結作業および一橋学園駅始発国分寺行きを廃止 」 (pdf) 2013年3月16日(土)ダイヤ改正を実施します, (2013-01-22), オリジナルの2013-02-28時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20130228050256/https://www.seibu-group.co.jp/railways/news/news-release/2012/__icsFiles/afieldfile/2013/01/22/20130122diagram.pdf 2013年2月28日閲覧。 
  3. ^ 『会社要覧』西武鉄道株式会社、1999年、100-103頁
  4. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  5. ^ 東京都都市整備局、多様な主体との連携による整備促進 (PDF)
  1. ^ a b 駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2023年7月30日閲覧。


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