模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG
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模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG | |
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OVA | |
監督 | 松尾衡 |
脚本 | 黒田洋介 |
キャラクターデザイン | 寺田嘉一郎 |
メカニックデザイン | 大河原邦男、重田敦司 海老川兼武、阿久津潤一 |
アニメーション制作 | サンライズ |
製作 | サンライズ |
話数 | 全3部 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
本稿では公式外伝『模型戦士ガンプラビルダーズJ』と『模型戦士ガンプラビルダーズD』に関しても記述する。
概要
ガンダムシリーズに登場するMS(モビルスーツ)やMA(モビルアーマー)などの兵器を立体化したプラモデル、通称「ガンプラ」を題材とした作品。自分で組み立てたガンプラを仮想世界で操縦して戦うゲームが流行しているという設定の2009年の日本[2]を舞台に、謎のガンダムを購入したガンプラ初心者の主人公が、ガンプラの楽しさや工作技術を学んでいくという内容になっている。実在のガンプラやイベントが登場し、劇中で「ガンダムのアニメ」として2009年の短編アニメ「GUNDAM PERFECT MISSION」の映像が劇中アニメとして使用される一方、物語の中心には架空のゲームが据えられており、虚実を混ぜ合わせた物語世界が構築されている。
全3話のエピソードは、いずれも10分から15分弱程度の短編となっており、それぞれ第1部「パーツA」、第2部「パーツB」、第3部「パーツC」と呼称される。各エピソードは2010年8月から12月にかけて、BS放送の特別番組やインターネット番組として公開された(詳細は「#放送情報」を参照)。2010年12月22日には全3部作を収録したBlu-rayとDVDが発売された。
また、アニメ版の内容を元にストーリーを膨らませたコミカライズ版が『ケロケロエース』で連載されたほか、複数の模型誌上で外伝作品が連載された。本作が制作されてから3年後の2013年には、本作と同様にガンプラを戦わせる設定のテレビアニメ『ガンダムビルドファイターズ』が放送されており、設定やストーリー上の繋がりはないものの[注釈 1]、脚本には本作と同様に黒田洋介が参加しており、本作に登場した「ベアッガイ」や「ビギニングガンダム」などのガンプラも登場している。
物語
あらすじ
2009年の東京お台場。父親に連れられ、潮風公園に建てられた「実物大ガンダム立像」を見学しに来た少年イレイ・ハルは、そこでテレビでも漫画でも見たことのない謎のガンプラ「ビギニングガンダム」を手に入れる。この頃巷では、製作したガンプラを専用のシミュレーションマシンでCG空間上に再現し、製作者自らが操縦して戦うゲーム「ガンプラバトル」が流行していた。ハルは親友のサカザキ・ケンタに誘われ、自ら組み立てたビギニングでガンプラバトルに参加することになる。
初戦でハルはビギニングの希少さに目をつけた挑戦者、コウジ・マツモトやその取り巻きの女性たちと対戦し、ガンプラ初心者ゆえのハンデに苦しめられつつもこれに勝利する。しかしその直後に究極のガンプラ製作者「ガンプラマイスター」の称号を持つボリス・シャウアーに勝負を挑まれ、ビギニングはシャウアーのガンプラ「フォーエバーガンダム」に撃破されてしまう。しかしフォーエバーに施された技巧の高さを認め、シャウアーからの批判を真摯に受け止めたハルは、ケンタや女友達のノヤマ・リナに見守れられつつビギニングを丁寧に組み直し、その後ケンタとペアを組んで、模型店の店長の知り合いであるタツ・シマノとの勝負を制する。
その後ビギニングを改造・強化するための新たなパーツを手に入れ、身に着いた技術でこれを組み上げて「ビギニング30ガンダム」として完成させたハルは、ケンタやリナとチームを組み、全国の参加者が集うガンプラ選手権に参加する。それぞれ登場作品が異なる多種多様なガンプラが入り乱れて戦うバトルの舞台で、ハルは再びシャウアーのフォーエバーと遭遇し、死闘を繰り広げる。
始まりから1年後の2010年、新たに実物大ガンダム立像が移設された模型の世界首都 静岡ホビーフェア会場を訪れたハルは、ガンプラ初心者の子供たちに希望を与えるガンプラマイスターとなっていた。物語の締めくくりでは、謎のガンプラであるビギニングの出自にハルの父親が関係していたことが示唆され、ビギニングという名前に込められた真意が明かされたところで幕を閉じる。
ガンプラバトル
本作で描かれるガンプラバトルは、自分で組み立てたガンプラを操縦し仮想空間上で対戦するゲームとして描かれている。作中に登場するホビーショップ「AXIS」の店舗に設置されている専用の筐体は、ガンダムシリーズに登場する全天周囲モニターの操縦席を模したもので、実在するアーケードゲーム機動戦士ガンダム 戦場の絆の筐体に「ガンプラスキャナー」を追加したデザインに近く、パイロットスーツを模した服とヘルメットを着用して乗り込むものとなっている。使用するガンプラは、ガンダムシリーズに登場するマスコットキャラクター・ハロを模した「ガンプラスキャナー」に格納され、堅牢さや関節の可動範囲、塗装などを判定し評価したうえで、プレイヤーがゲーム上で使用するうえでの性能へと反映される。具体的には、作中のモニターに表示されている「素材剛性」「関節可動性」「関節保持力」「工作精度」「表面処理精度」「塗装/印字精度」といったパラメータで表され[3]、こうしたガンプラの技巧がゲーム上の有利不利を左右するものとなっている。
ガンプラバトル内のMSやMAの機体サイズはスキャンされたガンプラ製品のサイズによって決まり、縮尺(スケール)は無視されるため、必ずしも原作設定には準拠しない。第3話のガンプラ選手権では、大型のガンプラを収容できる大型のガンプラスキャナーが登場する。
ガンプラバトルはチーム対戦を行うことができ、第1話では3対3のチーム戦が描かれており、また第2話では1対1、2対1の対戦が、第3話では6組のチームが入り乱れて戦う対戦が描かれている。ゲーム内容はガンダムシリーズの戦闘を模した内容となっており、操縦席からの一人称視点で描かれた、三次元的な広がりを持つ市街地や宇宙空間などの仮想空間の中で、ガンプラが所持する銃火器やビームサーベルなどの武器を使用して戦う。操縦するガンプラが可変MSである場合、変形や分離といった動作も可能である。敵チーム側の機体に自分が搭乗するガンプラを撃破され、操縦席のある部位(腹部など)を破壊されるとゲームオーバーとなるが、大きなダメージを受けても致命傷ではなかった場合は、一定期間行動不能になった後に復帰できる。
自分で組み立てたガンプラを携えてガンプラバトルに参加する者は、「ガンプラビルダー」と呼ばれ、その道を極めた者は「ガンプラマイスター」という究極の称号で呼ばれるようになる。ガンプラバトルを勝ち抜くうえではガンプラに関する知識や技術の高さが欠かせないが、ガンプラビルダーの間では、ガンプラに対する思い入れの深さもまた勝敗を左右する重要な要素であると信じられている。
登場人物
- イレイ・ハル
- 声 - 代永翼
- 本作の主人公。お台場のガンダム立像を見学しに行った際に、「ビギニングガンダム」を購入したことをきっかけに、ガンプラ製作に目覚めた少年。親友のケンタに誘われ、初めて組み立てたビギニングでガンプラバトルに参加する。初心者ビルダーであるため、製作技術は未熟だが、他者からの批判やアドバイスを真摯に受け止める素直さと前向きな性格、ビギニングへの愛着、仲間たちの支えやライバルたちとの戦いを経て徐々に成長していく。ガンプラ選手権ではビギニングの強化機「ビギニング30ガンダム」を使用する。
- 特典CDのサウンドドラマでは、謎の美少女から「ビギニングのハル」やその略である「ビハル」と呼ばれる。
- 漫画版では、一人称が「俺」となるなど熱血漢な性格になっており、創意工夫を凝らしていく。ビルダーになるまでの経緯はアニメ版と同じだが、ガンプラ自体はビギニング入手前から製作しており、ビギニング入手をかけたコウジ戦では「ゴッドガンダム」の改造機を使用する[注釈 2]。
- 後述の公式外伝『ガンプラビルダーズJ』最終話で偶然にもタケルたちとビギニングJDファントムの交戦に遭遇し、ビギニングJDファントムのifsユニットを無効化するためビギニング30のifsユニットで中和を行う。
- サカザキ・ケンタ
- 声 - 岡本信彦
- ハルの親友で、やや小太りの少年。ハルがガンプラバトルに参加するきっかけを作り、先輩ビルダーとして彼にガンプラ製作やバトルの心構えを説く。彼の作品は細部にまで気を配った丁寧な仕上がりが特長で、その作品に込められた「カッコイイ」という気持ちとともに、バトルでのパラメータ向上に繋がっている[4]。ガンダムシリーズの代表的なキャラクターの一人であるシャア・アズナブルのファンであり、自室には彼の歴代の搭乗機のガンプラが多数飾られている[4]。しかし、シャアのパーソナルカラーが赤であることには「女の子の色だから」という理由で不満を抱いており、作品のすべてを好みの色である白で塗装している[4]。第2話では「白式」、第3話では「サザビー(GPBカラー)」を使用。
- 漫画版では、一人称は「僕」でおとなしめの性格となっており、ハルのことを君付けで呼ぶ。ビルダーのスキルでは改造技術に秀でている。「アッシマー」と「ドダイII」といったシャア専用機以外のガンプラも使用する。
- ノヤマ・リナ
- 声 - 伊瀬茉莉也
- ハルの女友達で、彼に触発されてガンプラに興味を持つようになる。彼女自身は自分をハルの恋人だと思っているが、ハルの側の認識は定かではなく[5]、やや空回りな関係となっている。負けん気の強い性格で、第1話ではコウジの挑発に乗ってハルをけしかけたり、第2話ではシャウアーがハルを叩きのめした戦いを「大人げない」と評して憤慨したりする。無類の熊好きであり、バトルではぬいぐるみの熊を模した目鼻や耳を持つ改造アッガイ「ベアッガイ」を使用し、着用するヘルメットにも毛皮の熊耳が付けられている[6]。
- 漫画版では開始時点でガンプラを製作しており、塗装技術に優れている。ハルとは互いの名を呼び捨てあっている。お笑い好きでもある。
- コウジ・マツモト
- 声 - 神谷浩史
- アイドルグループ「SGOC(スゴック)」のリーダーであり、熱心なガンプラコレクターとしても知られるが、実際はマネージャーにガンプラを作らせているだけである。バトルではオリジナルカラー(GPBカラー)の「HGUC Hi-νガンダム」を使用する。第1話ではホビーショップAXISを訪れた際に偶然ハルに出会い、ビギニングの所有権を賭けてハルに対戦を申し込む。第3話のガンプラ選手権でもハルに再戦を挑むが、成長したハルに一蹴される。その際に使用したガンプラは自分で製作したものらしい。
- 特典CDのサウンドドラマでは、ガンプラカフェでマネージャーとともにひどい目にあう。
- 漫画版でもハルの最初のバトル相手として登場。アニメ版に輪をかけて気障な性格となっており、バトル中にも歌を口ずさむ。ハルとの最初のバトルでは「νガンダム ヘビー・ウエポン・システム装備型」の改造機を使用し、再戦ではアニメ版同様にHi-νガンダムを使用する。
- ボリス・シャウアー
- 声 - 浪川大輔
- 「ガンプラ道を極めたガンプラマイスター」を名乗る謎の男。ネオ・ジオン総帥時代のシャアをイメージした赤いコスチュームにサングラスという出で立ちで、「マイスターズ」と呼ばれる部下でチームメイトのサムとダイアンも緑色の同じコスチュームを着用している[7]。模型製作技術のすべてを極めており、ガンプラに対する愛も誰よりも深い。その技巧と情熱を注ぎ込んで作り上げられた愛機「フォーエバーガンダム」は、バトルにおいて無敵の強さを誇る。『機動戦士ガンダム』劇中のシャアと同じく、バトル中はパイロットスーツを着用しない主義であり、サングラスを外さずにプレイするためにコクピット内のモニターの輝度を通常より高く設定している[8]。往来で白馬を乗り回すなど[注釈 3]普段の行動も浮世離れしているが、ガンプラ唯一の製造拠点である静岡バンダイホビーセンターへの出入りや商品開発への参加が特別に許可されているなど[8]、業界では相当な権威を持っている。ビギニングを「始まりの機体」と呼ぶなど、その正体を知る数少ない人物でもある。
- コウジとのバトル直後にハルに対戦を申し込み、ビギニングの仕上がりの荒さを批判し完膚なきまでに叩きのめす。その後もハルのバトルを見守り、大きく成長していく彼をやがてライバルと認めていく。
- 特典CDのサウンドドラマでは、チームメイトとともに資金稼ぎのために「ガンダムカフェ」ならぬ「ガンプラカフェ」や、出張ガンプラ製作会社「ラビアンローズ」を経営する姿が描かれている。
- 後述の公式外伝『ガンプラビルダーズJ』『ガンプラビルダーズD』2作のクロスオーバーエピソードで語られる「オールジャパン・ガンプラバトル大会」にも出場し、各作品の主人公であるタケルとシンゴのタッグと激闘を繰り広げ勝利する。
- 漫画版におけるビギニング30完成後のバトルでは、ハルを「少年」ではなくフルネームで呼ぶ。
- 店長
- 声 - 高橋広樹
- ホビーショップ「AXIS」の店長で、店舗に併設されたガンプラバトル施設の管理者。
- イレイ・ヒノデ
- 声 - 成田剣
- ガンプラに詳しいハルの父親。ハルがビギニングを購入するきっかけを作り、彼にニッパーを贈る[注釈 4]。息子の前では最近のガンプラの技術の進歩に感心する素振りを見せているが、実はバンダイホビーセンターに勤務する社員。その縁で、たびたび施設を訪れるシャウアーとも面識がある。
- イレイ・ウララ
- 声 - 木村亜希子
- ハルの母親。一つのこと(ガンプラ)に熱中する我が子に感心するが、その情熱を勉強にも向けてもらいたいとも思っている。
- タツ・シマノ
- 声 - 入野自由
- 店長の知人であるガンプラビルダー。通称は「たっつん」[9]。パテやプラ板を使用したキット改造やスクラッチビルドを得意としており、バトルでは重武装・重装甲を施した改造ガンプラ「スーパーカスタムザクF2000」を使用する。普段は物腰柔らかな「隣のお兄さん」的な青年だが[7]、バトルとなると凶暴かつ好戦的な性格へと豹変し[注釈 5]、力押しの戦いを行う。第2話では店長の誘いに応じ、ハルとケンタを相手に1対2のバトルを行う。第3話のガンプラ選手権にも参加する。
- 特典CDのサウンドドラマでは、小学生の甥っ子たちに頼まれた「ガンダム」・「Ζガンダム」・「ガンダムアストレイレッドフレーム」・「ダブルオーライザー」・「ストライクルージュ+スカイグラスパー」の五つのPGの製作をラビアンローズに依頼する。
- 漫画版では、ハルが「たっつん」のあだ名を付けたという設定になっている。アニメ版では面識のないシャウアーを敬愛しており、ハルとのバトルではシャウアーにライバル視されたハルに嫉妬心を剥き出しにするも敗北。シャウアーがビギニングとともに成長するハルの可能性を認めていたことに気付く。
- ダイアン・リー
- 声 - 遠藤綾
- シャウアーのチームメイト。バトルでは「HGUC ケンプファー」を使用する。
- 特典CDのサウンドドラマでは、ガンプラカフェでララァ・スンのジオン軍制式制服を着用し、怪しい中国語を話す。
- サム
- 声 - 武虎
- シャウアーのチームメイト。バトルでは「ジム・ブルーディスティニー(GPBカスタム)」を使用。
- 特典CDのサウンドドラマでは、怪しい英語を話す。
- 謎の美少女
- 声 - 神田朱未
- 特典CDのサウンドドラマに登場。バンダイホビーセンターに見学に来たハルたちの前に現れ、「ビギニングを盗んだビルダー」と称してハルにバトルを挑む。敗北後、ハルを「ダーリン」と呼ぶようになるが、それに嫉妬したリナとのバトルに敗北した後は、好意対象を彼女に変えて「リナちゃん」と呼ぶようになる。その正体はホビーセンターの工場長で、ハルたちを試しただけであった。使用ガンプラは不明ではあるが、ハル戦では1/250サイズ、リナ戦では1/280サイズのものを使用。いずれも秒殺で終わる。
- 謎の男
- 声 - 稲田徹
- 特典CDのサウンドドラマに登場。シャウアーの葬儀(の真似事)で演説を行う。
- デイタ・ヒロシ
- 漫画版オリジナルキャラクター。自分でガンプラの製作はせずにキットの収集の身を行うガンプラコレクターであり、バトル時は他人に作らせた完成品を使用し、データ至上主義の戦いを行う。ビギニングを手に入れるためにハルに挑戦し、ビギニングの初陣相手となる。バトルでは「ヅダ」の改造機を使用。ハルの予想外の戦法に翻弄され敗北する。ハルとのバトルを通じて、自分の手でガンプラを作ることを決意する。
- キャプテン・ソノタ
- 漫画版オリジナルキャラクター。初心者ビルダー狩りを行うチーム・ハウンドのリーダー。自分が勝つためなら味方すらも犠牲にする卑劣漢。バトルでは「サイコガンダム」を使用する。プールで行われたガンプラバトル初心者大会に乱入し、初心者狩りを行う。ビギニング戦ではチーム全員で襲い掛かるが、八刀流のビギニングに圧倒され、自分が勝つためだけに仲間も巻き添えにしての攻撃を行うが、それに怒ったハルに敗北する。
- フジタケ
- 漫画版オリジナルキャラクター。バンダイホビーセンターの社員にしてAXIS店長の友人。ハルが考案したビギニング強化パーツが自分たちの考案した強化パーツと似ていることを知り、マツオカをハルと対戦させて、ビギニングの力を引き出したハルを認め、ハルの考えに沿ったビギニングの強化パーツの開発を行う。ハルとマツオカのバトルの最中、ケンタや店長と共にマツオカのファイティングスーツ姿に見とれていた際には、3人纏めてリナに殴られた。
- マツオカ
- 漫画版オリジナルキャラクター。バンダイホビーセンターの女性社員。ビギニング強化を賭けてハルとガンプラバトルを行う。使用ガンプラは「ノーベルガンダム」。ハルがビギニングの秘めたるエネルギーを使いこなして勝利したことで、ハルの考えに沿ったビギニングの強化パーツの開発を行う。ガンプラバトル選手権では大会スタッフとして活動し、地球連邦軍の士官服風のコスチュームを着用する。
注釈
- ^ 例えば『ガンダムビルドファイターズ』では実物のガンプラが実際に動き、場合によってはガンプラそのものが破壊もされうるという設定となっているなど、劇中ゲームの設定が本作とは大きく異なるものとなっている。
- ^ この時点ではまだモビルファイター用のFポッドは配備されていないため、従来のGポッドでバトルを行う。
- ^ PART2ラストでは、この馬はバンダイホビーセンターらしき場所に繋留されているのが確認できる。なお、馬は日本の道路交通法では軽車両に分類され、実際に公道で騎乗することができる(歩道では騎乗不可)。
- ^ この演出は監督である松尾自身の実体験を基にしている。
- ^ 劇中ではどちらが真の姿なのかは明確化されていない。豹変した彼の声を聴いたハルとケンタを「キャラ変わった!」と驚かせる。
- ^ 漫画版では経緯が異なり、ガンプラバトルの優勝賞品として入手する。
- ^ 実際に発売されたHG1/144ビギニングガンダムのキットには、通常のサーベルの刀身を再現したクリアーパーツのほか、3基のサーベルを指に挟んで保持した状態の右手首パーツが付属している。解説書ではこれを、ハルはこうした戦いを得意としているものの、本来は1本で使用するものであると解説している。一方で作中においてハルが組み立てているビギニングのランナーには、実際に発売されたキットと同様の手首パーツの存在を確認することができる。作中では、キットにはない左手での3基持ちをするシーンもある。
- ^ 現実に販売されている「HG Hi-νガンダム GPBカラー」は、元のキットと同じく2基のみの可動となっている。
- ^ 現実にプレミアムバンダイで販売されているキットには、メガ・バズーカ・ランチャーは付属していない。
- ^ これはガンダム本編を見たことがないリナが、ガンダムシリーズに登場する「メガ粒子砲」という兵器の名を「目が粒子砲」の意味に解釈したことから生まれた武装であると設定されている[5]。
- ^ BS11でのもの。
出典
- ^ “模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG | GUNDAM.INFO”. GUNDAM.INFO | 公式ガンダム情報ポータルサイト. 2020年8月18日閲覧。
- ^ “模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG 公式サイト”. バンダイホビーサイト. バンダイ. 2011年6月4日閲覧。
- ^ a b c 松尾衡ほか『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG PV1』(WMV)(トレーラー)サンライズ、該当時間: 1分47秒 。2010年12月8日閲覧。
- ^ a b c d プラモデル「百式 GPBカラー「白式」」追加解説書 ※プレミアムバンダイ限定商品, 1/144 HG GUNPLA BUILDERS, バンダイ
- ^ a b c d e プラモデル「ベアッガイ」組立説明書, 1/144 HG GUNPLA BUILDERS, No.004, バンダイ
- ^ a b c 『模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG ビジュアルガイド』
- ^ a b c 『グレートメカニックDX.15(2010 WINTER)』第15巻、双葉社、2010年12月、単行本 ISBN 978-4-575-46455-9。
- ^ a b c プラモデル「フォーエバーガンダム」組立説明書, 1/144 HG GUNPLA BUILDERS, No.005, バンダイ
- ^ a b c d プラモデル「スーパーカスタムザクF2000」組立説明書, 1/144 HG GUNPLA BUILDERS, No.003, バンダイ
- ^ a b c d プラモデル「ビギニングガンダム」組立説明書, 1/144 HG GUNPLA BUILDERS, No.001, バンダイ
- ^ a b プラモデル「ビギニング30ガンダム」組立説明書, 1/144 HG GUNPLA BUILDERS, No.006, バンダイ
- ^ 第1話(パーツA)での描写による。
- ^ “ガンダム国勢調査 第163回”. GUNDAM.info. サンライズ. 2010年10月16日閲覧。
- ^ a b c 第2話(パーツB)での描写による。
- ^ 製作者"u_160改め三船半蔵"のブログ「餅ネコブログv2.0」2007年11月26日「近況報告」が初出。
- ^ 詳細は2013年9月29日15時39分の馬場の呟きから2013年10月1日01時10分の馬場の呟きまでの間の一連の呟きとその間に製作者のブログの紹介へと導かれる形とで確認できる。
- ^ a b プラモデル「サザビーGPBカラー」追加解説書 ※プレミアムバンダイ限定商品, 1/144 HG GUNPLA BUILDERS, バンダイ
- ^ “模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG 公式サイト”. ガンプラ30周年公式サイト. バンダイ. 2010年12月21日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “ガンプラ30周年記念アニメーション「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」制作決定!”. GUNDAM.info. サンライズ (2010年5月13日). 2011年1月14日閲覧。
- ^ “「模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG」全3話一挙上映会、1月8日より東静岡にて開催!”. GUNDAM.info. サンライズ (2010年12月21日). 2011年1月14日閲覧。
- ^ プラモデル「ビギニングJガンダム」組立説明書, 1/144 HG GUNPLA BUILDERS, バンダイ
- ^ a b c プラモデル「ビギニングDガンダム」組立説明書, 1/144 HG GUNPLA BUILDERS, バンダイ
- 1 模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングGとは
- 2 模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングGの概要
- 3 登場するガンプラ
- 4 スタッフ
- 5 漫画
- 6 関連項目
固有名詞の分類
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森の陽気な小人たちベルフィーとリルビット モエかん 模型戦士ガンプラビルダーズ ビギニングG 森のトントたち モノノ怪 |
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