モミジガサ モミジガサの概要

モミジガサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/26 20:25 UTC 版)

モミジガサ
福島県会津地方、2009年9月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
亜科 : キク亜科 Asteroideae
: モミジガサ属 Japonicalia
: モミジガサ J. delphiniifolia
学名
Japonicalia delphiniifolia (Siebold et Zucc.) C.Ren et Q.E.Yang (2017)[1]
シノニム
和名
モミジガサ(紅葉笠)

名称

モミジガサの名の由来は、傘のように垂れた状態から、モミジのような葉が開くことにちなむ[6][7]。別名でシドケ、モミジソウとよばれることもある[1]

全国的にも有名な山菜で、山菜名としてシトキ[8]、シトギ[8]、シドキ[6]、シトケ[8]、シドケ[6]、キノシタ[9]、トウキチ[6]、トウキチナ[8]、トウキチロウ[8]などとよぶ地方もある。長野県の一部ではモミジナ、東北地方新潟県ではシドケ、シドキ、スドケなど、群馬県中部地方ではキノシタ、トウキチ、トウキチナとよんでいる[6]。キノシタやトウキチは、スギ林や木陰に生えるため「木の下」の意味に由来し、そこから木下ならば藤吉(藤吉郎)という具合に豊臣秀吉の若いころの名前にちなんでトウキチと洒落になっている[6]。日陰に生えることにまつわる名称も多く、長野県ではヒカゲナ、山梨県ではヒカゲッパとよぶ地域もある[6]

学名は、1995年以来 Parasenecio delphiniifoliusコウモリソウ属)とされているが、異説として2017年に属を独立した Japonicalia delphiniifolia (モミジガサ属)とする説もあり、米倉浩司・梶田忠 (2003-) 「BG Plants 和名-学名インデックス」(YList)ではこちらを標準学名としている[1]

分布と生育環境

日本原産で[7]北海道本州四国九州(高地)に分布する[5][10]。特に丘陵や低い山地の湿り気のある樹林の林床、林縁に自生する[5][9]。大小の集団を作って群生することが多い[5]




「モミジガサ」の続きの解説一覧




モミジガサと同じ種類の言葉


固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「モミジガサ」の関連用語

モミジガサのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



モミジガサのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのモミジガサ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS