ボンバーマン ぱにっくボンバー 概要

ボンバーマン ぱにっくボンバー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/22 14:12 UTC 版)

概要

同社の『ボンバーマンシリーズ』に登場するキャラクターを使用したパズルゲーム。コンパイルから発売された『ぷよぷよ』(1991年)のように上から落下してくる各色ボンバーマンの色を揃えて消していく内容となっている。

開発はエイティングおよびハドソンが行い、プロデューサーはPCエンジンSUPER CD-ROM²用ソフト『ウィザードリィI・II』(1993年)を手掛けた豊嶋真人が担当、ディレクターは後にアーケードゲーム『ブラッディロア』(1997年)を手掛けた日比進が担当、音楽はPCエンジンSUPER CD-ROM²用ソフト『同級生』(1995年)を手掛けた須合真樹と1作目より『ボンバーマンシリーズ』を手掛けている竹間淳が担当している。

1994年12月にPCエンジンSUPER CD-ROM²版が発売されている他[3]1995年スーパーファミコン用ソフト『スーパーボンバーマン ぱにっくボンバーW』やバーチャルボーイ用ソフト『とびだせ!ぱにボン』が発売、さらにネオジオへの移植の他FM-TOWNSPC-9801X68000など日本国内のパソコン各機種に移植された。2001年から2004年にかけて携帯電話ゲームとして配信された他、2005年にはPlayStation Portableに移植された。PCエンジン版はバーチャルコンソール対応ソフトとして2008年Wii2015年Wii Uにて配信された。

ゲーム内容

システム

L字型に落ちてくるボンバーマン(コマ)をレバー・十字キーで操作し、ボタンで回転する。白、黒、赤など様々な色の内、同色のボンバーマンを縦、横、斜めいずれかに3つ以上並べることで消すことができる[4]。連鎖を組むことも可能で、連鎖数に応じて火のついていない爆弾が下からせり上がってくる。火のついていない爆弾は火のついた爆弾を近くに置き誘爆させることができる[4]。同時に相手にコゲボン(爆風で黒こげになったボンバーマンのこと。爆風で消せる)を相手側に送ることができる[4]

ボンバーマンを消していくと、爆弾の火力がアップされていく。また、「でかバクメーター」が溜まり、満タンになると「でかバク」(大きい爆弾)がおちてくる。でかバクは爆弾のみならずボンバーマンも消すことができ、相手に大量にコゲボンを送ることができる。相手側のボンバーマンが最上段まで積み上がれば勝ち。全9面。

対戦が長引くと、揃えても爆風でも消せない永久パターン防止キャラの「石」が出現する(ただし、でかバクで破壊可能)。5連鎖からは、下からせり上がってくる爆弾に最初から火が点いていて、いきなり爆発する。6連鎖からは、成功時に各種演出が再生される(6連鎖:ロケット、7連鎖:核爆発、8連鎖:コンボ、9連鎖:おなら)。

ゲームオーバー若しくは、全9面クリア時に上位5位に入賞していると名前を入力することが出来る。基本的に一人プレイだが、途中参加で相手プレイヤーと対戦可能となる。

ステージ構成

STAGE1
ばろむ(声:大塚瑞恵
特徴:弱い
STAGE2
くりん(声:TARAKO
特徴:少し弱い
STAGE3
ぶ~ろる(声:龍田直樹
特徴:端に積む
STAGE4
ぱ~す(声:萩森侚子
特徴:やや速い
STAGE5
ふにゃ~(声:野田順子
特徴:粘り強い
STAGE6
ばけばけ(声:TARAKO
特徴:速い
STAGE7
ぺぎ~(声:萩森侚子)
特徴:強い
STAGE8
くろぼん(声:龍田直樹
特徴:黒い
STAGE9
ばぐら~(声:石丸博也
特徴:???

  1. ^ a b サン電子の「ギャラクシーファイト」 SNKからエイティング「ぱにっくボンバー」も」『ゲームマシン』第489号(アミューズメント通信社)、1995年2月15日、28面。オリジナルの2020年5月23日時点におけるアーカイブ。
  2. ^ 現在発売中のシステム基板とソフト一覧」『ゲームマシン』第569号、アミューズメント通信社、1998年8月1日、11-12面。オリジナルの2020年5月25日時点におけるアーカイブ。
  3. ^ "ボンバーマン ぱにっくボンバー". メディア芸術データベース. 国立アートリサーチセンター. 2024年4月22日閲覧
  4. ^ a b c 「PCエンジンソフト完全カタログ 1994年」『懐かしゲーム機大百科 PCエンジン完全ガイド 1987-1999』スタンダーズ、2018年6月15日、197頁。ISBN 9784866362670 
  5. ^ ハドソン,iアプリ用ゲームサイト「着信☆あぷり♪」に新コンテンツを追加” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2001年12月3日). 2020年3月5日閲覧。
  6. ^ 松下麻利 (2001年12月3日). “ハドソン、「着信☆あぷり♪」にRPGやスポーツゲームなど追加” (日本語). ケータイ Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
  7. ^ ハドソン、BREW対応携帯電話用落ちものパズルゲーム「ぱにっくボンバー」を提供” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2004年3月4日). 2020年3月5日閲覧。
  8. ^ 落ちものパズル「ボンバーマン ぱにっくボンバー」iモードに移植” (日本語). ITmedia Moblie. アイティメディア (2004年6月15日). 2020年3月5日閲覧。
  9. ^ 滝沢修 (2004年6月15日). “ハドソン、iモード「PCエンジンコーナー」第2弾「ぱにっくボンバーoriginal」登場” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
  10. ^ ハドソン携帯電話用コンテンツ” (日本語). ハドソン公式サイト. ハドソン. 2004年12月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月5日閲覧。
  11. ^ ハドソン、PSP参入第2弾は落ち物パズルゲーム「ボンバーマン ぱにっくボンバー」” (日本語). ねとらぼ. アイティメディア (2005年6月22日). 2020年3月5日閲覧。
  12. ^ 石田賀津男 (2005年6月22日). “ハドソン、ゲームシェアリング対応の落ちものパズル、PSP「ボンバーマン ぱにっくボンバー」” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
  13. ^ 土本学 (2008年3月17日). “3月18日バーチャルコンソール新規配信タイトルが公開” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年3月5日閲覧。
  14. ^ 木原卓/御橋尭言 (2010年4月28日). “週刊ダウンロードソフトウェアカタログ 2010年4月第5週分、5月第1週分” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
  15. ^ Chun (2010年4月28日). “4月28日付けPlayStation Store最新情報。待望の「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」は明日からの配信” (日本語). 4Gamer.net. Aetas. 2020年3月5日閲覧。
  16. ^ 津久井箇人 a.k.a. そそそ (2015年9月9日). “Wii Uバーチャルコンソール9月16日配信タイトル ― 『エクセリオン』『VS.エキサイトバイク』『ボンバーマン ぱにっくボンバー』” (日本語). iNSIDE. イード. 2020年3月5日閲覧。
  17. ^ 安田俊亮 (2015年9月10日). “「ボンバーマン ぱにっくボンバー」、Wii U VCで配信決定” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2020年3月5日閲覧。
  18. ^ Bomberman: Panic Bomber for Arcade (1995)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2020年3月5日閲覧。
  19. ^ a b ボンバーマン ぱにっくボンバー まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年3月5日閲覧。
  20. ^ a b ボンバーマン ぱにっくボンバー まとめ [PSP]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年3月5日閲覧。
  21. ^ a b c 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、653頁、ASIN B00J16900U 





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