ペテル・クリスティン・アスビョルンセン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/25 00:52 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動アスビョルンセンはまた、「がらがらどん」という同じ名前をもつ3匹の山羊が餌を求めて冒険に出かける童話である『三びきのやぎのがらがらどん』の作者としても知られている。この作品は『ノルウェー民話集』に収録されている。
概要
1812年1月15日、ノルウェーのクリスチャニア(現:オスロ)に生まれる。モーとはアスビョルンセンが15歳の頃から知り合いであり[2]、1833年にオスロ大学に入学し、ノルウェーに伝わる伝説や民話を収集するためにノルウェー各地を回った。また、動物学者としてハダンゲルフィヨルド(Hardangerfjord)を調査した。
アスビョルンセンは学生時代より民話をいくつか記録しており、家庭教師の仕事をしながらも収集を続け、アスビョルンセンとモーに先立ってノルウェーの民話をまとめたアンドレアス・ファイエ(Andreas Faye)より「民話特命大使に任命する」という趣旨の言葉で締めくくられた礼状を受け取った。
当初、大学でアスビョルンセンは植物学を専攻していたが[3]、グリム兄弟による『グリム童話』を読んだことをきっかけに、モーと共同しての民話集の刊行に乗り出し[4]、1841年に『ノルウェー民話集』を刊行した。その後は全2巻からなる『ノルウェー妖精物語と伝説集』(1845年 - 1848年)も刊行し、これはノルウェー語の純化に役立った[注釈 2]。
2012年現在、ノルウェーの50クローネ紙幣に肖像画が描かれてある。
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アスビョルンセンが登場する作品
脚注
参考文献
- ペーター・クリステン・アスビョルンセン&ヨーレン・モー『ノルウェーの民話』米原まり子訳、青土社、1999年、ISBN 978-4-7917-5721-3。
- アスビョルンセン『太陽の東 月の西』佐藤俊彦訳、岩波書店〈岩波少年文庫〉、2005年新版、ISBN 978-4-00-114126-9。
- 高津春繁、手塚富雄、西脇順三郎、久松潜一『万有百科大事典 1 文学』相賀徹夫、小学館〈日本大百科全書〉(原著1973年8月10日)、初版、12頁(日本語)。
- “アスビョルンセンとは”. コトバンク. 2012年12月24日閲覧。
関連項目
- ノルウェー民話集
- ヨルゲン・モー(en:Jørgen Moe)
- アンドレアス・ファイエ(no:Andreas Faye)
- ノルウェー・クローネ
注釈
出典
- 1 ペテル・クリスティン・アスビョルンセンとは
- 2 ペテル・クリスティン・アスビョルンセンの概要
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