イトメン イトメンの概要

イトメン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/06 07:15 UTC 版)

イトメン株式会社
ITOMEN CO.,LTD.
種類 株式会社
市場情報 非上場
略称 イトメン
本社所在地 日本
679-4003
兵庫県たつの市揖西町小神841
設立 1950年4月
業種 食料品
法人番号 9140001038273
事業内容 麺類・食品の製造及び販売
代表者 代表取締役社長 伊藤充弘
資本金 69,300,000円
従業員数 143名(2008年2月現在)
主要子会社 イトメン食品株式会社
播州麺本舗
外部リンク http://www.itomen.com/
特記事項:創業は1945年(昭和20年)・兵庫・龍野にて。
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概要

創業者の伊藤勇が、戦後間もない1945年昭和20年)12月2日に龍野で製粉業を起こす。元々はそうめん・ひやむぎなどの乾麺を製造していたが、1958年(昭和33年)に「トンボラーメン」(当時はインスタントラーメンで世界で1番目に登場した日清食品チキンラーメンに次いで2番目。現在は製造されていない)を発売してからは、インスタントラーメンの製造が中心となる。中でも1963年(昭和38年)に発売されたチャンポンめんは、発売から50年以上経った現在でも売れ続けているロングセラーである。1972年には日清食品のカップヌードルに次いで日本で2番目のカップ麺となる「カップジョイ(のちにカップジョリックに改名)」(終売)を発売している[1][2]。一定程度の知名度を有するが、販売圏は富山県以西の京都府、大阪府の一部の地域を除く西日本地域、九州では鹿児島県と極端な偏りがある。かなり以前には関東地方にも工場があったが、すでに撤退している[3]

「チャンポンめん」の麺は、塩を使わない無塩製麺で、長崎ちゃんぽんというより、愛媛のちゃんぽんや関東のタンメンのようなあっさりした味であり、また、スープ袋とは別に乾燥エビと椎茸の袋があり、その独特の風味と香りが特徴となっている。このエビと椎茸を、麺を煮るときに最初から入れるか、出来上がってから入れるかでも違った味わいを得ることができる。

ラーメンの袋等に描かれているキャラクター「とびっこ」は、たつの市のシンボルでもある「赤とんぼ」をイメージしたものである。 [4]。2013年に新キャラクター募集が行われ、アカネちゃんにスイッチ。ハエと間違われることも無くなった。[5]

営業所


  1. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2016年9月13日). “【ビジネスの裏側】播州発残念製麺メーカー・イトメンが自虐ネタで販促、知名度アップ目標は1千万ツイート” (日本語). 産経ニュース. 2022年3月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 日本で2番目に袋麺を発売した昭和20年創業のイトメンは、どうして知名度がないのかを中の人に聞いてみた” (日本語). メシ通 | ホットペッパーグルメ (1646271000). 2022年3月8日閲覧。
  3. ^ 「同情するなら食べてくれ!」 イトメン“自虐”PRの裏に秘める戦略とは”. 神戸新聞NEXT (2020年3月25日). 2020年3月29日閲覧。
  4. ^ 社長のハゲすら話題に! 世界で2番目に即席袋めんを開発した会社の“残念”な挑戦
  5. ^ 登場人物”. イトメンホームページ. 2020年3月29日閲覧。
  6. ^ 裁判記録におけるイトメン側の説明では「合名会社木村九商店」。トンボ鉛筆とする俗説は誤り。
  7. ^ その由来にはトンボの異称「ヤンマ」も含まれる。また、登録対象には麺類ではないが食料品も含まれていた。


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