わかち書き ラテン文字を使用する言語のわかち書き

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > わかち書きの解説 > ラテン文字を使用する言語のわかち書き 

わかち書き

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/14 08:29 UTC 版)

ラテン文字を使用する言語のわかち書き

ラテン文字を使用する言語では、語と語の間にスペースを置くことが多く、日本ではこれを「わかち書き」と呼ぶことがある。

古典ラテン語ではわかち書きを行う習慣がなく、中世に至ってわかち書きが普及した。碑文で中黒「・」(・)が使われることもあったが、多くの場合には単語の区切りが表されなかった。わかち書きは6世紀の頃にアイルランドで発明されたとみられており、ヨーロッパ大陸で普及したのは8世紀から10世紀にかけてである[6]

なおラテン文字を使用する多くの言語では語単位のわかち書きを行うが、ベトナム語では原則音節単位に空白を挿入するわかち書きを行う点で特異である。

ゲエズ文字を使用する言語のわかち書き

アフリカエチオピア周辺の諸言語の表記に使用されているゲエズ文字では、語と語の間にコロン「:」に似た記号を挿入しわかち書きを行う。ただし現代ではこの記号はスペースに置きかえられつつある[7]

わかち書きを行わない言語・文字体系

以下の言語と文字体系では、通常わかち書きを行わない。

脚注

出典

関連項目


  1. ^ a b c デジタル大辞泉. “分ち書”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年12月11日閲覧。
  2. ^ a b 岩波書店広辞苑』(第五版)1998年。
  3. ^ a b 精選版 日本国語大辞典. “分書”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年12月11日閲覧。
  4. ^ 琴欧洲 (2014年3月25日). “ありがとう ございます”. 琴欧洲オフィシャルブログ|『ちゃんこ鍋とヨーグルトって意外と合うんです』. 2016年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月8日閲覧。大相撲力士 琴欧洲の引退に際してのブログ。
  5. ^ 琴欧洲親方の「泣けるブログ」存続”. 東スポWEB. 東京スポーツ新聞 (2014年4月24日). 2022年12月11日閲覧。
  6. ^ 「中世の言語哲学(永嶋哲也、周藤多紀)」 『『西洋哲学史II 「知」の変貌・「信」の階梯』責任編集:神崎繁 熊野純彦 鈴木泉、講談社〈講談社選書メチエ〉、2011年12月10日、190頁。ISBN 978-4-0625-8515-6 
  7. ^ T. Daniels, Peter; Bright, William, eds (1996-02-08). “Ethiopic Writing written by Haile, Getatchew”. The World's Writing Systems. Oxford University Press. p. 575. ISBN 978-0-1950-7993-7 (章自体はpp. 569–576.)


「わかち書き」の続きの解説一覧



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「わかち書き」の関連用語











わかち書きのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



わかち書きのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのわかち書き (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS