論功行賞とは? わかりやすく解説

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論功行賞

読み方:ろんこうこうしょう

論功行賞とは、「それまで功績程度調べた上で、その功績程度応じた見返り与える」という意味の表現故事成語とりわけ組閣において、目だった功績を持つ議員積極的に閣僚に迎え入れる人事形容する場合が多い。

論功行賞は、「論功し、行賞する」と区切って捉えられる論功とは「功を論じる」こと、つまり功績手柄有無あるいは大小調査し議論して見極めることである。行賞は、功績に応じて賞を授与することを指す。

「論功行賞」は「三国志」(三國志)の魏書明帝紀」を出典とする。

軍大將軍司宣王討破之,斬霸,
征東大將軍曹休又破其別將於尋陽
論功行賞各有差。
―― 明帝紀:Chinese Text Project

大まかな訳》
撫軍の大将軍である司馬宣王司馬懿)はこれを討ち破り、霸を斬った。
征東大将軍である曹休また、その別将(副将軍)を尋陽において撃破した
論功し、行賞すると、各々に差があった。

組閣人事における「論功行賞」は、総裁選勝利貢献した者ほど重役登用するような人員配置を指す。実際にそのような意図基づいているわけではなくともマスコミ等に「論功行賞」と報道される場合ままある
 


ろんこう‐こうしょう〔‐カウシヤウ〕【論功行賞】

読み方:ろんこうこうしょう

功績論じ、その程度に応じて賞を与えること。

「論功行賞」に似た言葉

恩賞

(論功行賞 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/16 17:28 UTC 版)

恩賞(おんしょう)とは、近世以前に行われた合戦において、主君が武士が戦功を挙げた家人や武士に対して表彰し、所領もしくは官途状感状、物品の授与、格式の免許、官職への任官の推薦を行うこと(関連用語→恩給)。




「恩賞」の続きの解説一覧

論功行賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 07:28 UTC 版)

信長の野望・覇王伝」の記事における「論功行賞」の解説

本作ではシリーズの他作品異なり配下忠誠度数値では明示されない。その代わり配下武将行動させる際に必要となる「気合」の回復度を忠誠度目安にすることとなる。武将命令繰り返す勲功溜まりそのまま放置しておくと忠誠度が下がる。忠誠度低くなる、すなわち気合回復度が下がると、内政などコマンド実行をしても大した働き見せなくなり時には離反する。これを防ぐには論功行賞を開き忠誠度上げなければならない前作武将風雲録』では家臣への恩賞として茶器加わったが、本作では知行領地)の加増その他多様な恩賞与えることが可能となった地方知行制現地領主として土地支配させる)をシミュレートしている。シリーズの他作品においてはシステム上、武将あたかも大名から兵を与えられて戦をしているかのように表現されているものもあるが、本作ではより史実反映したとなっている。家臣史実上領有した土地叙任され官位ゲーム上で与え、より戦国大名気分浸ることもできた。 またアイテム茶器加え武器防具舶来品など、飛躍的に種類増えている。更に、効果小さいが、無料発行できる感状もある。いずれも勲功に応じて必要量(またはアイテム等級)は増え勲功見合わぬ行賞(つまり、配下不当判断する行賞)を行うと忠誠度が下がることとなる。本作から家宝バリエーション増え複数能力高められるものも存在するそれ以外には「一字拝領」を許可する、つまり家臣大名一文字与えることで恩賞とすることもできる。ただし家臣の元の名前が分かりづらくなる欠点もある。また、一部機種では大名家臣組み合わせによっては「『』の字を与えよう」と表示され名前が変わらないのに何故か喜ばれたり(例:「織田信長」が「龍造寺長信」に与える、「長宗我部元親」が「三村元親」に与えるなど)、奇妙な前になったり(例:「武田信玄」が「高坂昌信」に一字与える→「高坂信信」)する場合もある。 また前作では軍師資格を持つ者のうち、最も能力の高いものが自動的に軍師となっていたが、本作では軍師能力達する者が2名以上いても自分で選ぶことができる。ただ直接的役割としては論功行賞の際の助言ぐらいしかない金銭はもっとも手軽だが、忠誠度上がりにくく、銭の量が不十分な序盤では多用できる手段ではない。 知行加増忠誠度上がるが、加増した分大名の米収入が減るため、こまめに開墾行ったり、新たに領地を拡げないと米が不足する場合もある。忠誠度犠牲に、減封することもできる知行転封は、京都に近い土地に移すと忠誠度上がるが、逆は左遷解釈され忠誠度が下がる。ただし、加増することで低下避けることはできる。 家宝忠誠度大きく上がり多大な勲功にも報いることができる。 拝領大名の名前を一字与えるもので効果も高いが一度しか使えない。(家臣仕官先が変わっても) 感状大名政治が高いほど効果高く多く発行できるが、それでも他に比べると低い勲功にしか使えない家臣官位叙任斡旋することができる(下記参照)。これも効果は高い。ただし、すでに官位持っている家臣にはたとえ上位であっても他の官位与える事はできず、昇進させるには一旦剥奪しなくてはいけない家臣追放などの処罰も論功行賞で行う。さらに、家臣切腹命じることも可能になった。しかし、全ての家臣忠誠度が下がることとなる。また、他の家臣連座したり、家臣切腹応じ逃亡することもある。 大名本人はいくら行動させても勲功が溜まらないことから、ゲーム進行とともに大名のみを使うようにするプレイヤーもいた。また知行地増えた家臣最前線領地転封し、あえてその国を敵に取らせることで、その家臣知行地はなくなるが、なぜか家臣からの不満は出ないので、その分与えられる知行増えるというテクニック存在した一方で知行制は単に金や米を俸禄として与えシステムより理解しづらい面があり、また論功行賞は家臣団拡大するほど手間膨大になる面もあった。そのためかシリーズ知行制採用システムに採り入れられることも『嵐世記』まではなかった。

※この「論功行賞」の解説は、「信長の野望・覇王伝」の解説の一部です。
「論功行賞」を含む「信長の野望・覇王伝」の記事については、「信長の野望・覇王伝」の概要を参照ください。

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