論功行賞
論功行賞とは、「それまでの功績の程度を調べた上で、その功績の程度に応じた見返りを与える」という意味の表現、故事成語。とりわけ、組閣において、目だった功績を持つ議員を積極的に閣僚に迎え入れる人事を形容する場合が多い。
論功行賞は、「論功し、行賞する」と区切って捉えられる。論功とは「功を論じる」こと、つまり功績や手柄の有無あるいは大小を調査し議論して見極めることである。行賞は、功績に応じて賞を授与することを指す。
「論功行賞」は「三国志」(三國志)の魏書「明帝紀」を出典とする。
撫軍大將軍司馬宣王討破之,斬霸,
征東大將軍曹休又破其別將於尋陽。
論功行賞各有差。
―― 明帝紀:Chinese Text Project
《大まかな訳》
撫軍の大将軍である司馬宣王(司馬懿)はこれを討ち破り、霸を斬った。
征東大将軍である曹休はまた、その別将(副将軍)を尋陽において撃破した。
論功し、行賞すると、各々に差があった。
組閣人事における「論功行賞」は、総裁選の勝利へ貢献した者ほど重役へ登用するような人員配置を指す。実際にそのような意図に基づいているわけではなくともマスコミ等に「論功行賞」と報道される場合がままある。
論功行賞
恩賞
論功行賞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 07:28 UTC 版)
本作ではシリーズの他作品と異なり、配下の忠誠度が数値では明示されない。その代わりに配下武将に行動させる際に必要となる「気合」の回復度を忠誠度の目安にすることとなる。武将に命令を繰り返すと勲功が溜まり、そのまま放置しておくと忠誠度が下がる。忠誠度が低くなる、すなわち気合の回復度が下がると、内政などコマンド実行をしても大した働きを見せなくなり、時には離反する。これを防ぐには論功行賞を開き、忠誠度を上げなければならない。 前作『武将風雲録』では家臣への恩賞として茶器が加わったが、本作では知行(領地)の加増その他多様な恩賞を与えることが可能となった。地方知行制(現地領主として土地支配させる)をシミュレートしている。シリーズの他作品においてはシステム上、武将があたかも大名から兵を与えられて戦をしているかのように表現されているものもあるが、本作ではより史実を反映した形となっている。家臣が史実上領有した土地や叙任された官位をゲーム上でも与え、より戦国大名気分に浸ることもできた。 またアイテムも茶器に加え、武器防具や舶来品など、飛躍的に種類が増えている。更に、効果は小さいが、無料で発行できる感状もある。いずれも、勲功に応じて必要量(またはアイテムの等級)は増え、勲功に見合わぬ行賞(つまり、配下が不当と判断する行賞)を行うと忠誠度が下がることとなる。本作から家宝のバリエーションが増え、複数の能力を高められるものも存在する。 それ以外には「一字拝領」を許可する、つまり家臣に大名の一文字を与えることで恩賞とすることもできる。ただし家臣の元の名前が分かりづらくなる欠点もある。また、一部の機種では大名と家臣の組み合わせによっては「『』の字を与えよう」と表示され名前が変わらないのに何故か喜ばれたり(例:「織田信長」が「龍造寺長信」に与える、「長宗我部元親」が「三村元親」に与えるなど)、奇妙な名前になったり(例:「武田信玄」が「高坂昌信」に一字与える→「高坂信信」)する場合もある。 また前作では軍師の資格を持つ者のうち、最も能力の高いものが自動的に軍師となっていたが、本作では軍師の能力に達する者が2名以上いても自分で選ぶことができる。ただ直接的役割としては論功行賞の際の助言ぐらいしかない。 金銭はもっとも手軽だが、忠誠度は上がりにくく、銭の量が不十分な序盤では多用できる手段ではない。 知行加増は忠誠度も上がるが、加増した分大名の米収入が減るため、こまめに開墾を行ったり、新たに領地を拡げないと米が不足する場合もある。忠誠度を犠牲に、減封することもできる。 知行の転封は、京都に近い土地に移すと忠誠度が上がるが、逆は左遷と解釈され忠誠度が下がる。ただし、加増することで低下を避けることはできる。 家宝は忠誠度が大きく上がり、多大な勲功にも報いることができる。 拝領は大名の名前を一字与えるもので効果も高いが一度しか使えない。(家臣の仕官先が変わっても) 感状は大名の政治が高いほど効果が高く、多く発行できるが、それでも他に比べると低い勲功にしか使えない。 家臣に官位叙任を斡旋することができる(下記参照)。これも効果は高い。ただし、すでに官位を持っている家臣にはたとえ上位であっても他の官位を与える事はできず、昇進させるには一旦剥奪しなくてはいけない。 家臣の追放などの処罰も論功行賞で行う。さらに、家臣に切腹を命じることも可能になった。しかし、全ての家臣の忠誠度が下がることとなる。また、他の家臣が連座したり、家臣が切腹に応じず逃亡することもある。 大名本人はいくら行動させても勲功が溜まらないことから、ゲームの進行とともに大名のみを使うようにするプレイヤーもいた。また知行地の増えた家臣を最前線の領地に転封し、あえてその国を敵に取らせることで、その家臣の知行地はなくなるが、なぜか家臣からの不満は出ないので、その分与えられる知行が増えるというテクニックも存在した。 一方で知行制は単に金や米を俸禄として与えるシステムより理解しづらい面があり、また論功行賞は家臣団が拡大するほど手間が膨大になる面もあった。そのためかシリーズで知行制の採用がシステムに採り入れられることも『嵐世記』まではなかった。
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「論功行賞」の例文・使い方・用例・文例
論功行賞と同じ種類の言葉
魏志に由来する四字熟語 | 読書三余 論功行賞 浮石沈木 |
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