パラサイト
「パラサイト」とは、「寄生生物」や「寄生虫」「寄生植物」といった他の存在と共生することで利益を得ながら生存をする生き物のことを意味する表現。寄生先の生物から半ば強制的かつ持続的に栄養分を補給することから、「他人の利益に依存する行為」や「他人の実力でいい思いをする」といった意味でも使われ、親にパラサイトするといった使い方が多い。
居候としての「パラサイト」とは
定職に就かず親の金銭で生活する、所謂ニートと混同されることもあるが、厳密には異なる。パラサイトは居候という意味があり、学校卒業後に生活基盤を自宅や親に依存していることで、就職の有無は問わない。そのため、まったく働く意思のないニートとは意味が違う。「パラサイト」を題材にした作品
「パラサイト半地下の家族」
韓国の映画監督であるポン・ジュノが監督・脚本を務めた映画『パラサイト半地下の家族』は、多くの反響を得た。家族全員が失業中であり、IT企業の経営者に「寄生」して生活する物語は、巧妙に仕組まれた伏線や衝撃のラストにより、映画界の著名人が絶賛。第92回アカデミー賞の作品賞・国際長編映画賞・脚本賞・監督賞を受賞した。日本では2019年12月に先行上映された後、2020年1月に全国公開された。「パラサイト」
映画では他に、1998年に製作されたアメリカ映画『パラサイト』がある。これは地球外生命体を題材としたSFホラー作品となっている。性格やスクールカーストが異なる学生たちが生き残るために一致団結し、地球外生命体であるパラサイト(寄生生物)に立ち向かっていく。監督は『スパイキッズ』シリーズや『シン・シティ』シリーズを手がけたロバート・ロドリゲス。主要キャストは『シン・シティ』、『ブラックホーク・ダウン』に出演したジョシュ・ハートネットや、『ワイルド・スピード』シリーズのジョーダナ・ブリュースターが挙げられる。「パラサイトイブ」
瀬名秀明のデビュー小説であるSFホラー作品。太古の寄生生物を題材にしたフィクション作品であり、著者が大学院博士課程に在籍していることが話題になった。第2回日本ホラー小説大賞を受賞し、ラジオドラマや実写映画、ゲームなど、幅広くエンタメ化されている。映画版のパラサイトイブは原作に沿ったストーリーではあるが、ホラーよりも恋愛要素が強い作品として仕上がっており、原作とはラストシーンが異なる。
その他の作品
映画以外には、歌の歌詞や題名にパラサイトを含めたものがある。音声合成技術を応用してキャラクターに楽曲を歌唱させるVOCALOID(通称、ボカロ)でもパラサイトという曲が存在する。彼氏に依存する女子の闇深い内容となっており、タイトルだけでは意味がわからない曲だが、歌詞の意味がわかると怖いと話題になった。「パラサイト」を含む熟語・言い回し
「パラサイトシングル 」とは
日本の社会学者である山田昌弘が使い始めた「パラサイト・シングル」という言葉は、学校卒業後も親と同居し、日常的に家事や公共料金の支払いを親に任せている独身の人を表している。収入や時間を自分だけのために使用できるため未婚化が進むひとつの要因として考えられている。「パラサイト虐待」とは
高齢化により身体が不自由な親に対して、同居しながら介護をする息子や娘が暴力を振るうこと。親の年金を使い込むという一面がパラサイト的な要素である。「パラサイト」の語源・由来
パラサイトの語源はラテン語で食客を表す「parasitus」である。他人の食卓で食事をするという行為が元になっており、他人の利益に依存して生きているという意味で使われるようになった。生活基盤を親に依存したり、裕福な家庭に依存したりする人を指すパラサイトは、まるで寄生虫のような生活を送っていることが由来となっていると考えられている。「パラサイト」の使い方・例文
・実家にパラサイトしているので、家賃支払いの必要がない。・パラサイトイブを読んで寄生生物に興味を持った。
・甘い汁を吸うためにIT企業の経営者にパラサイトしている。
・友人宅にパラサイトしてタダでご飯を食べている。
・あの子は彼氏にパラサイトしているらしく、彼氏が別れ話を切り出しても応じなかった。
・親にパラサイトして生きたくないから、就職して一人暮らしを始めた。
・貧困なあの一家は、裕福な家庭にパラサイトして生活しているが、悪さばかりして周囲を困らせている。
・生活基盤を親に任せきりのパラサイト・シングルは、未婚化を進める社会問題のひとつだ。
・何でもしてくれる彼女に甘えている彼は、彼女にパラサイトしていると言えるだろう。
・ハリガネムシやエキノコックスといった寄生虫は、俗に言うパラサイトだ。
寄生生物
寄生虫
蠕虫
寄生虫、寄生生物
パラサイト
(parasite から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/02 02:52 UTC 版)
英語の"parasite"は、共生の一種である寄生を意味する。これに関連して以下のようなものがある。
- 1 パラサイトとは
- 2 パラサイトの概要
PARASITE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 02:49 UTC 版)
アンチエイジングの薬 鬼頭財団の研究施設製造の蟲サプリ。 木偶(でぐ)。 鬼頭財団の研究施設内、寄生虫の実験体。 鈴音が権蔵のSEX後、鈴音のSEX相手。アレの周りに5重の触手があった。 鈴音の蟲「真祖」が覚醒後、抹殺。 蟲 本間動物病院で巴絵と尚美と鈴音が遭遇。鈴音が抹殺。 怪鳥 鬼頭財団の研究施設の檻から尚美が出す。城田教授のパーテイに出席していた場所で遭遇し、永瀬が撃退。 異形のモルモット 鬼頭財団の研究施設の檻から抜け出し、本間動物病院で葵と尚美が遭遇した個体で、メルトダウンを引き起こした。 水色の鳩 有薗博士の鳩。門松兄妹が飼育。 寄生虫の実験体 鬼頭研究所に潜入した地下施設で鈴音と巴絵が遭遇。鬼頭財団の研究施設の残党木偶。 永瀬実験体により駆除。 門松兄妹実験体 鬼頭研究所に潜入した地下施設で鈴音と巴絵が遭遇。鈴音の蟲「真祖」が覚醒し門松兄妹は解放された。 永瀬実験体 鬼頭研究所に潜入した地下施設で鈴音と巴絵が遭遇。鈴音の蟲「真祖」で抹殺。 蟲「真祖」 「高哉」という言葉で鈴音は、正気を取り戻し、快楽地獄から脱出。 バケモノ 鬼頭財団の研究施設で育てた。 蟲「真祖」の管理者 蟲「真祖」を白い玉スポンジにより管理する。 永瀬クローン 城田教授の大学研究施設のパパの元研究室で鈴音が遭遇。窓から侵入してきたしのぶにより抹殺。
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Parasite(パラサイト)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 02:49 UTC 版)
「寄性獣医・鈴音」の記事における「Parasite(パラサイト)」の解説
寄生虫。
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Parasite
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 06:35 UTC 版)
英語の"parasite"は、共生の一種である寄生を意味する。これに関連して以下のようなものがある。
※この「Parasite」の解説は、「パラサイト」の解説の一部です。
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