Pinaster亜節とは? わかりやすく解説

Pinaster亜節

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 02:03 UTC 版)

マツ」の記事における「Pinaster亜節」の解説

球果鱗片持たないグループ。 P. brutia 地中海東部地域、特にトルコ西部中心に分布するイランジョージアにも隔離分布しこれらは亜種とされる、 P. canariensis 北アフリカモロッコ沖に浮かぶカナリア諸島分布し種小名ここから来ている。現地降水量年間300mm以下と非常に乾燥しており、から水分補給するという。樹高は40m以上、直径1mに達す大型種針葉は3成木萌芽力に富み火災で幹や焼損しても幹から出して再生する成長遅く樹脂に富むために木材重く比重が1を超えることもしばしばあるという。 アレッポマツ P. halepensis 地中海地域原産球果緑色から赤く染まり最終的に赤茶色になる。 P. latteri インドシナ半島標高400-1000m程度丘陵地帯分布樹高最大40m、直径1.5mを超える大型種で、針葉二葉メルクシマツ P. merkusii インドシナ半島、およびフィリピンインドネシア分布分布域赤道僅かに越え南半球天然分布する唯一のマツとされる樹高は40m以上になることもあり、大き部類に入る。 フランスカイガンショウ P. pinaster 地中海西部地域、特にフランスからイタリアにかけての一帯と、対岸アルジェリアからモロッコ原産とする。フランス語名Pin maritime海岸マツの意味で和名もここから来てるが、海岸だけでなく分布南限では標高2000 mの山岳地にも生える。樹皮赤く針葉は2で非常に太く長さも20cm以上になる。原産地では有用な林業用樹種製材用として広い範囲植栽されている。また、樹皮含まれるポリフェノール一種健康食品原料として利用される南アフリカオーストラリアにも移入され移入先で生態系の破壊起こしており、世界の侵略的外来種ワースト100にも指定されている一方で原産地ではアメリカからの侵入病害であるマツ材線虫病松くい虫)による枯死問題となっている。 イタリアカサマツ P. pinea カサマツとも呼ばれ、傘を広げたような石を掲げたような独特の樹形になる。球果受粉翌年から成長始めるものの、その年には熟さず受粉から3年目熟す大きな種子は翼を持たず食用イタリアでパスタソースなどに使う。種小名pineaはマツの意味独立のpinea亜節とすることもある。 ヒマラヤマツ P. roxburghii 中国南西部からネパール・インド北部パキスタンにかけてのヒマラヤ山脈山岳地帯分布樹高50m、直径2mになる大型種赤みの強い樹皮派手に割れる。針葉三葉で40cm近くにもなり、アメリカのP. palustrisに匹敵する長さを持つ。種小名インド植物研究したウィリアム・ロクスバラ (William Roxburgh) に由来砂地生育するイタリアカサマツPinus pinea イタリアカサマツ球果 包まれるPinus canariensis ヒマラヤマツPinus rocburghii

※この「Pinaster亜節」の解説は、「マツ」の解説の一部です。
「Pinaster亜節」を含む「マツ」の記事については、「マツ」の概要を参照ください。

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