HITAC Mシリーズとは? わかりやすく解説

HITAC M シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 05:59 UTC 版)

HITAC」の記事における「HITAC M シリーズ」の解説

「HITAC Mシリーズ」はこの項目へ転送されています。 1971年日立富士通提携しアーキテクチャ共通化することとなる(三大コンピューターグループ参照)。両社IBM互換路線採用した通産省販売面でも協力するよう指導し、ファコム・ハイタックという会社(略称はFHL、現在の日立 公共システム事業部前身)が設立されたが、これは主に値引率の大き大学など教育関連入札関与するだけで、両社それ以外市場では激しく競合していた。 IBMハードウェアオペレーティングシステム (OS) などのソフトウェアさらにはサービスまとめてレンタルしていた。これが独占禁止法違反にあたるとして提訴され1969年にこれらを分離して販売するようになったOSハード分離1978年)。これは大きな影響周辺業界もたらしたが、その一つとしてアムダールなどの互換(プラグコンパチブルマシン)メーカには後押しとなったまた、同じく独占禁止法対策として1956年にはレンタルだけでなく買い取りもできるようにしていた。こちらはIBM機を買い取って貸し出すリース業者生み出したリース業は製品寿命長くない成り立たないため、当初はほとんど出現しなかったもののSystem/360のころには多数リース業者登場することになったSystem/370登場リース品が陳腐化し、リース業者大打撃受けたが、370リースする業者も当然登場した。その一社アイテルである。また、IBMIBMマシンに独自の周辺機器追加して販売するOEM業者のために周辺インターフェイス公開していた。このことが互換周辺機器製造業者育てることになったアイテルIBM純正品よりも安い互換周辺機器IBM本体組み合わせてリースしていたのであるアイテルはさらにCPU互換機採用したナショナル セミコンダクター (NS) の製造するIBM互換機中小型)と日立大型HITAC M-180である。 しかし、1979年IBM価格性能比劇的に向上させた新製品登場させるとアイテル危機に陥り、コンピュータ部門をNS売却することになった日立NSMシリーズ供給し続けたが、1989年NS汎用コンピュータ部門日立買い取り日立データシステムズ (HDS) を設立したIBM互換路線採用した日立は、常にIBM新製品追随しなくてはならない立場置かれた。性能独自にハードウェア強化できたとしても、ソフトウェア的な機能の追加には、互換を保つ関係上、IBM動向注目せざるを得ないのであるそのような背景の中で1982年発生したIBM産業スパイ事件は、大スキャンダル扱いされ、大きな影響各方面にあったHITAC M-170/160II1975年どちらも1プロセッサメモリ最大4Mバイト (160II) と8Mバイト (170)。170にはキャッシュメモリ搭載HITAC M-1801976年最大2プロセッサメモリ最大16Mバイトキャッシュメモリ搭載HITAC M-1501977年) 1プロセッサメモリ最大1MバイトHITAC M-200H1978年当時世界最大最高速。2プロセッサTLB採用メモリインターリーブHITAC M-140H, 150H, 160H(1979年価格性能比改善した中小型機 HITAC M-220H, 240H, 260H, 280H(1981年価格性能比改善した中大型機 HITAC M-600 シリーズ1985年最大4プロセッサ。完全LSI化。主記憶最大512Mバイトプロセッサ冗長構成による可用性向上。 HITAC M-880 プロセッサグループ1990年最大4プロセッサ主記憶最大2GバイトHITAC M-840プロセッサグループ1991年ネットワークプロトコルとしてTCP/IPサポートしたリレーショナルデータベースサーバーシステム基本機能として搭載したVOS K当時パンフレットではKの前にスペースがある)というOS使いネットワーク上のクライアント・コンピュータのパソコンからデータベースアクセスできた。 HITAC M-860プロセッサグループ(1992年) MP5800プロセッサ・グループ(1995年) MP6000プロセッサ・グループ(1999年

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「HITAC M シリーズ」を含む「HITAC」の記事については、「HITAC」の概要を参照ください。

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