リレーショナル‐データベース【relational database】
RDB
別名:リレーショナル・データベース
データベース・ソフトウェアはデータ構造型と関係型の2種類がある。前者は、構造設計に基づいてデータを処理、保管するデータベース。後者は構造は造らず、端末の操作時に利用者の要求に応じて、関係するデータを取り出せるようにしたデータベース。RDBの特徴は主に4つ上げられる。①プログラムとデータが独立していること。従来のコンピュータでは、プログラムの中で、データの定義を行うが、これを分離したもの。この利点はプログラムの修正が簡単に出来ること。②従来のファイル型に対してリレーション型のデータ保管型式を採用していること。例えば、注文受注ファイル、購買履歴ファイル、RFMファイルの三つを作成したとする。従来のファイル型だとひとつ一つのファイルごとにしかアクセスできない。従って、3つのファイルに氏名を入れておかなければならない。リレーション型だと氏名ファイルを造っておけば、全部のファイルに氏名がなくてもよいという利点がある。③データの取扱がレコード(行)単位ではなく属性(列)単位であることにある。従来型だと、例えばひとつのレコードが氏名、住所、電話番号、性別、年齢で構成されていたとすると、情報の画面表示は全部を表示する。属性単位だと、氏名だけ、住所だけ、氏名・年齢・性別だけとか属性ごとの表示が可能。④簡単な操作言語(高水準言語)が準備されていること。この利点は、少しコンピュータに慣れているだけで、コンピュータの専門家の手助けを借りず、自分で情報を取り出す事が可能。以上4つの特徴があるが、統合すると、修正が簡単、使いやすく、柔軟性を可能にしているソフトウェアがRDBだといえる。
リレーショナル・データベース
リレーショナルデータベース
【英】relational database, RDB
リレーショナルデータベースとは、データベースの形式の一つで、関係モデルと呼ばれる概念に基づいてデータを扱うデータベースのことである。
リレーショナルデータベースでは、データにカラム(列)とレコード(行)が与えられ、テーブル(表)の中に配置して整理されている。それぞれのカラムやレコードを中心にデータを整理し直すことで、データの抽出操作を容易にできる。
リレーショナルデータベースは現在最も普及しており、単にデータベースといった場合にはリレーショナルデータベースを指していることも多い。
リレーショナルデータベースを操作・管理するためのシステムは、リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)と呼ばれる。代表的なリレーショナルデータベース管理システムとしては、Oracle社のOracleや、Microsoft社のSQL Server、OSSとして配布されているMySQLやPostgreSQLなどがある。
参照リンク
Oracle
Microsoft SQL Server
MySQL
PostgreSQL
関係データベース
(リレーショナルデータベース から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 09:04 UTC 版)
関係データベース(かんけいデータベース、リレーショナルデータベース、英: relational database)は、関係モデル(リレーショナルデータモデル、後述)にもとづいて設計、開発されるデータベースである。関係データベースを管理するデータベース管理システム (DBMS) を関係データベース管理システム (RDBMS) と呼ぶ。
- ^ E. F. Codd(1969) "A Relational Model of Data for Large Shared Data Banks" IBM Research Laboratory, California. 全文:http://www.seas.upenn.edu/~zives/03f/cis550/codd.pdf
- 1 関係データベースとは
- 2 関係データベースの概要
- 3 関連項目
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