関係モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/06 15:54 UTC 版)
関係モデル(かんけいモデル、リレーショナルモデル、英語: relational model)はエドガー・F・コッドが集合論と述語論理に基づいて考案したデータベースモデルであり、関係データベース(リレーショナルデータベース)の基礎となっている。
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- ^ Codd, E.F. (1970). “A Relational Model of Data for Large Shared Data Banks”. Communications of the ACM 13 (6): 377–387 .
- ^ Date, C. J. ほか (2006) p.78
関係モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/15 06:16 UTC 版)
詳細は「関係モデル」を参照 関係モデルはIBMのエドガー・F・コッドによって考案された現在もっとも広く用いられているデータモデルである。データベースの利用者は、クエリ(問い掛け)をデータベースに与え、データを検索したり、変更することができる。 データは表に似た構造で管理されるが、関係(リレーション)と呼ぶ概念でモデル化される。関係(リレーション)は組(タプル、表における行に相当する)、属性(アトリビュート、表における列に相当する)、定義域(ドメイン)、候補キー(主キー)、外部キーなどによって構成される。SQLなどに代表されるデータベース言語(問い合わせ言語)を用いて、関係に対して制限・射影・結合・和・差・交わりなどの関係代数演算(集合演算を含む)ないし関係論理演算を行うことで結果を取り出す。 関係を複数持つことも可能で、互いを関連させることも可能である。
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関係モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 07:34 UTC 版)
詳細は「関係モデル」を参照 関係論理は関係モデルに基づく関係データベースのデータベース言語 (問い合わせ言語) であるため、最初に関係モデルを簡単に定義する。関係は、一つの見出しと0以上の同じ型の組の順序づけられていない集合からなるデータ構造である。値としての関係を、関係値という。関係値を値としてもつ変数を関係変数 (relvar) という。関係変数が値としてもつ関係値は、時間とともに変化する。関係変数はデータ定義言語 (DDL) を使って定義することができる。見出しは、特定の属性の順序づけられていない集合である。関係値を構成する組の集合を本体という。すなわち関係値は、見出しと本体から構成されている。組 (タプル) は、0以上の属性の集合からなるデータ構造である。属性は、属性名と定義域の名称のペアである。定義域は、データ型と同じ意味と考えてよい。属性は、その定義域に適合するなんらかの属性値をもつ。属性値は、スカラ値[要曖昧さ回避]もしくはより複雑な構造をもつ値である。関係値を構成するおのおのの組は特定の一つ以上の属性の集合で識別される。この属性集合を候補キーという。こうした関係モデルの概念は数学的に定義されるが、既存のデータベースの実装はこうした定義に厳密に準拠しているわけではない。表 (テーブル) は、関係の視覚的表現として受け容れられている。組は行の概念に似ている。
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