行書とは? わかりやすく解説

ぎょう‐しょ〔ギヤウ‐〕【行書】

読み方:ぎょうしょ

漢字書体の一。楷書をやや崩した書体で、楷書草書中間にあたる。


行書体

(行書 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/23 03:29 UTC 版)

行書体(ぎょうしょたい)とは、




「行書体」の続きの解説一覧

行書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 07:25 UTC 版)

中国の書論」の記事における「行書」の解説

行書の創始者:「行書なる者は、後漢劉徳昇の作る所なり。行書は即ち正書の小訛、務めて簡易従い相聞流行す。故にこれを行書という。王愔云う。晋世以来、書に工みなる者は、多く行書を以って名を著すと。鍾元常行狎書を善くす、是なり。その後王羲之・献之並びにその造る。」(行書の創始者劉徳昇としている。#書体の創始者の行書で解説)…『書断』 「行書は『蘭亭序』および王羲之の諸帖を第一とし、謝安王献之の諸帖が之に次ぐ。(趣意)」(原文の大令とは王献之のこと)…『続書譜』 「唐人の行書は、皆な二王より出て宋人の行書は、多く公より出づ趙子昂云う用筆千古変らずと。只だ宋人を看て亦た妙たるも、唐人得難きなり。」(二王よりの唐人尊重する伝統的な見解)…『鈍吟書要』

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行書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/21 14:35 UTC 版)

松本芳翠」の記事における「行書」の解説

いわゆるであり、王羲之のような点画連綿を殆どおこなわない強いて古人書風に近いのは張瑞図である。すべての点画直線構築され時に繊細に時に暴れた書風放出し観る者を圧倒するまた、墨色と潤渇の難易度極めて高く、芳翠自ら創意重ねた書体であったためか弟子にも習うことを禁じ、自らの書風模索するよう指導したと言う

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行書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:24 UTC 版)

中国の書道史」の記事における「行書」の解説

唐の張懐瓘の『書断』上巻に、「行書なる者は、後漢劉徳昇の作る所なり。即ち正書の小偽、務めて簡易従い相聞流行す。故にこれを行書という。」とある。正書とは楷書のことであるから楷書ら行書が生まれたとしているが、今日出土文字資料分析によれば、行書は楷書が行われる以前草書隷書長所をとってこの時代発生したとされている。ただし、これは後の行書と区別して、行狎書(ぎょうこうしょ、行押書(ぎょうおうしょ)とも)と称され西域出土の残紙類見られる。また行書は劉徳昇の作というが、その書は残存しないので不明である。

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行書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/10 09:54 UTC 版)

王羲之」の記事における「行書」の解説

蘭亭序らんていじょ)- 永和9年353年詳細は「蘭亭序」を参照王聖教序(しゅうおうしょうぎょうじょ)『集字聖教序』ともいう。唐の太宗玄奘三蔵業績称えて撰述したもので、これに高宗の序記、玄奘訳した般若心経加え弘福寺沙門懐仁(えにん)が、高宗咸亨3年672年12月勅命奉じ宮中多く秘蔵していた王羲之遺墨の中から必要な文字集めて碑に刻したのである字数は約1800字で、原碑は現存する。羲之が歿してのち、300年後仕事であるので困難も多く、偏と旁を合わせたり点画解体して組み立てた文字もあり、完成するのに25年要したといわれる興福寺断碑こうふくじだんぴ)唐の興福寺の僧大雅が、羲之の行書を集字して、開元9年721年)に建てたのであるが、碑は上半分を失って700余字を残しているため、半截碑ともいう。また、文中、「矣」の字を「呉」と誤っているので、呉文断碑ともいう。明の万暦年間長安城内の中より発見された。 喪乱帖(そうらんじょう)王羲之の手紙の断片集めたもので、『喪乱帖』8行、『二謝帖』5行(1行ずつの断片集めたもの)、『得示帖』4行の計17行が一幅になっている書簡最初の行に「喪乱」の句があるのでこのように呼ばれる縦に簾目(すだれめ)のある白麻(はくま)紙に、双鉤塡墨模したのであるが、肉筆見違えるほど立派である。東京・三の丸尚蔵館蔵右端の紙縫に「延暦勅定」の印3顆が押捺されているところから、桓武天皇御府に既に存在していたことが分かる。 孔侍中帖(こうじちゅうじょう)『哀禍帖』(あいかじょう)・『九月十七日帖』・『憂懸帖』(ゆうけんじょう)の3帖から成る一括して九月十七日帖』また『孔侍中帖』という。『喪乱帖』と同じ紙で、双鉤塡墨。また『哀禍帖』と『九月十七日帖』との間の紙縫に、同じく延暦勅定」の印3顆が押捺されている。現在は前田育徳会国宝。 快時晴帖(かいせつせいじょう)「羲之頓首」に始まり時候の挨拶続いて相手安否気遣い要件を済ますといった、形式通り書かれ手紙文3行と「山陰張侯」(宛名)の4行からなる。清の乾隆帝が、王献之の『中秋帖』、王珣の『伯遠帖』とともに珍蔵し、その室を「三希堂」と名付けたことで著名(『三希堂法帖参照)。台北・国立故宮博物院平安帖(へいあんじょう) 姨母帖(いぼじょう) 奉帖(ほうきつじょう) 『喪乱帖』 『孔侍中帖』(『哀禍帖』) 『孔侍中帖』(『九月十七日帖』と『憂懸帖』)

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行書

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/02 07:59 UTC 版)

顔真卿」の記事における「行書」の解説

行書に関して楷書異なり、書の達人として王羲之匹敵するとされており、文句なし賞賛受けている。遺墨多く残り、『劉中使帖』、『争座位帖』、『祭姪文稿』が特に有名である。

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