りゅうしじょう‐ぶっしつ〔リフシジヤウ‐〕【粒子状物質】
粒子状物質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/29 03:17 UTC 版)
粒子状物質(りゅうしじょうぶっしつ、英: particulate matter, particulates)とは、マイクロメートル (µm) の大きさの固体や液体の微粒子のことをいう。主に、風で舞い上がった土壌粒子(黄砂など)、工場や建設現場で生じる粉塵のほか、燃焼で生じた煤や排出ガス、石油からの揮発成分が大気中で変質してできる粒子などからなる。粒子状物質という呼び方は、これらを大気汚染物質として扱うときに用いる。
- 1 粒子状物質とは
- 2 粒子状物質の概要
粒子状物質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 03:32 UTC 版)
「フィンランドのエネルギー」の記事における「粒子状物質」の解説
粒子状物質とは数ナノメートルから可視となる程度の大きさの粒子を指すが、人間に影響を与える最も重要な環境要因となっている。粒子状物質の約半分はその起源が交通、工業、エネルギー生産など人為的である。フィンランドでは木材を燃料として燃焼することが主な起源となっている。また二酸化窒素と二酸化硫黄の気体は大気圏で粒子状物質に変わる。
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粒子状物質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/21 07:49 UTC 版)
大気中の微粒子(粉塵、粒子状物質、エアロゾル)はシリカ(珪素)、炭素粒子、塩化ナトリウム、硫酸アンモニウム、硫酸、各種の金属粒子などがある。火山の噴火、海塩粒子、花粉やカビなどの生物が原因となる自然起源のもの、人間活動に伴って放出される人為起源のものがある。不溶性の粒子は吸入すると呼吸器に付着し、呼吸器疾患の原因となることがある。 そのため大気汚染の激しい地域では大気中の浮遊粒子状物質(SPM)の測定が定期的に行われている。測定にはフィルターを通して一定時間空気を吸入しフィルターに付着した物質を分析するサンプラーや、水平板に降下する煤塵を測定するダストジャーなどの装置が用いられる。 また近年では、優れた時間分解能で粒子中の成分をオンラインで測定する装置が開発されている(例:Aerosol Mass Spectrometer)。しかしながら、オンラインで測定できる対象は粒子濃度、粒子中の無機物、有機物のフラグメントなどに限られているため、フィルターを用いた分析手法と併用することが必要となる。 また、現在の分析技術では大気粉塵中の有機物の数%しか同定することが出来ないため、分析技術の発展が望まれている。
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粒子状物質 (PM)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 01:09 UTC 版)
マイクロメートル単位の粒子。大気中に浮遊しているものは浮遊粒子状物質 (SPM) と呼ばれており、粒径10µm以下のものと定義されている。特に粒径の小さい2.5µm以下のものは微小粒子状物質 (PM2.5) と呼ばれている。
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「粒子状物質」の例文・使い方・用例・文例
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