まっしょうしんけい‐しょうがい〔マツセウシンケイシヤウガイ〕【末×梢神経障害】
読み方:まっしょうしんけいしょうがい
末梢神経障害
ニューロパチー
(末梢神経障害 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/21 07:30 UTC 版)
ニューロパチー(ニューロパシー[1]、Neuropathy)は、末梢神経の正常な伝導が障害される病態。障害される神経の種類は運動神経、感覚神経、自律神経に及び、ミクロ的な障害部位は軸索であったり髄鞘(シュワン細胞)であったりする。マクロ的にどこが障害されるかによって、単神経炎・多発性単神経炎・多発神経炎に区別される。
- ^ “重篤副作用疾患別対応マニュアル”. 厚生労働省. 2018年2月4日閲覧。
- ^ Neurol Clin. 1999 Aug;17(3):525-48, vii. PMID 10393752
- ^ Br J Sports Med. 2005 Feb;39(2):e9. PMID 15665194
- 1 ニューロパチーとは
- 2 ニューロパチーの概要
- 3 各論
- 4 関連項目
末梢神経障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/24 04:25 UTC 版)
脊髄性筋萎縮症、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄型多発ニューロパチー、遺伝性運動・感覚ニューロパチーなど。
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末梢神経障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:47 UTC 版)
手根管症候群は単神経炎であるが甲状腺機能低下症による末梢神経障害は感覚優位のポリニューロパチーとなる。病態は不明な点が多いがホルモン補充療法で軽快する。
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末梢神経障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/11 07:31 UTC 版)
末梢神経は脳神経と脊髄神経に分かれる。末梢神経には運動、感覚、自律神経が含まれるがこの三機能を全て含む末梢神経から純粋運動神経など単一の機能しかもたないものまである。この書き方は次の意味も含まれる。末梢神経障害では運動神経も感覚神経も障害される。両者は解剖学的には同じ解剖学的線維を走っている(Ia線維とα線維が並走していると考える)のだから。また前根は運動神経と自律神経、後根は感覚神経と覚えておくと便利である。 末梢神経特有の神経症状と解剖学的診断 以下の神経徴候を認める場合、末梢神経障害を第一に考える。腱反射の消失:末梢神経障害では反射弓が障害されていると早期に腱反射が消失する。 全感覚障害と筋萎縮の並存:感覚神経が障害されると温痛覚、振動覚など全感覚が障害され、運動神経が障害されると筋萎縮が生じる。 手袋・靴下型の全感覚障害:四肢遠位部に左右対称性に全感覚障害があればポリニューロパチー(多発神経障害)を考える。 弛緩性の麻痺筋:末梢神経障害では反射弓が障害されるために筋トーヌスが低下する。 末梢神経の解剖学的診断では 病巣が近位の神経根か遠位の末梢神経かを考える 単一、複数あるいは多数の末梢神経が障害されているかを考える 神経根の障害は根症(radiculopathy)、遠位の末梢神経障害ではニューロパチー、両方が障害されればradiculoneuropathyと診断する。単一の末梢神経障害は単神経炎(モノニューロパチー)、複数の末梢神経の障害は多発単神経炎(マルチプルモノニューロパチー)、左右対称に多くの末梢神経が障害されていれば多発神経炎(ポリニューロパチー)と診断する。 末梢神経近位部の神経根の障害では特徴的な症候がある。後根が障害されると髄節性の全感覚障害と神経根痛と呼ばれる疼痛が生じる。神経根痛障害と末梢神経障害では感覚分布が異なる。神経根の皮膚感覚支配領域は髄節性支配と呼ばれる。いわゆるデルマトームである。以下、臨床上重要なデルマトームをしめす。 後頭部C2、拇指C6、中指C7、乳頭Th4、臍Th10、母趾L5、肛門S5 四肢の一部分に感覚障害がある場合、障害範囲がこの髄節性支配に一致すれば神経根障害を考え、一致しなければ末梢神経を考える。神経根痛は自発痛のこともあるが、スパーリング徴候、ラセーグ徴候でピリッと放散する神経根痛を誘発することができる。
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末梢神経障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 09:10 UTC 版)
詳細は「ニューロパチー」を参照 主要な圧迫性ニューロパチーをまとめる。絞扼性ニューロパチーでは障害された末梢神経に限局した症状が出現する。しびれ感や痛みに先行し、病変の進行とともに支配筋の萎縮や筋力低下が明らかになってくる。絞扼部は被刺激性が更新し叩打で支配領域に放散するしびれ感や痛みが出現する。これをチネル徴候という。NCSやEMGで検査可能である。原因は外傷、圧迫(微小外傷)、反復性ストレスの結果生じている。 疾患名障害神経と部位症状原因その他手根管症候群 Carpal tunnel syndrome 正中神経、手根管入口部 疼痛、しびれ感、知覚異常、母指対立筋力低下、夜間痛 橈骨骨折、腫瘍、ガングリオン、妊娠、糖尿病など。中年女性に多い。 肘部管症候群 Cubital tunnel syndrome 尺骨神経、尺骨神経溝、肘部管 IV、V指放散痛と感覚異常、手の脱力と筋萎縮、巧緻運動障害 原因不明のものが多いが頻度は高い。外反肘による遅発性尺骨神経麻痺 Guyon管症候群 Ulnar tunnel syndrome 尺骨神経、Guyon管 IV、V指放散痛と感覚異常、手の脱力と筋萎縮、巧緻運動障害 ガングリオンが多い。骨折、脱臼、手首を酷使する職業。 撓骨神経麻痺 Radial nerve palsy 橈骨神経、上腕骨外側部 手関節背屈障害、感覚障害は軽い(腋窩部での圧迫では上腕三頭筋麻痺) 泥酔後(Saturday night palsy)など比較的回復しやすい。 異常感覚性大腿神経痛 Meralgia paresthetica 大腿外側皮神経、鼠径部 疼痛、灼熱感、知覚異常、立位歩行で増悪 肥満、妊娠、コルセット着用の圧迫 総腓骨神経麻痺 Common peroneal nerve palsy 総腓骨神経、総腓骨頭 感覚障害、足関節背屈障害、垂れ足、鶏歩 手術や病気での長期臥床、泥酔、ギプスや下肢装具による圧迫 足根管症候群 Taral tunnel syndrome 後脛骨神経、足根管 足底の疼痛、しびれ感、灼熱感、筋力低下の訴えは少ない 足関節の外傷、ガングリオン、妊娠
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