けん‐はんしゃ【×腱反射】
深部腱反射
(腱反射 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/13 00:25 UTC 版)
深部腱反射(しんぶけんはんしゃ、DTR:Deep Tendon Reflex)(腱反射、伸張反射とも呼ばれる)は、太い骨格筋につながる腱を筋が弛緩した状態で軽く伸ばしハンマーで叩くと、一瞬遅れて筋が不随意に収縮する反射。人体にみられる生理的な反射の代表的なものである。手軽に誘発することができる上、運動系(錐体路系)障害や中枢神経障害の診断の目安となるため神経学的検査として非常に頻繁に用いられている。
- 1 深部腱反射とは
- 2 深部腱反射の概要
- 3 まとめ
- 4 関連
腱反射
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/12 02:56 UTC 版)
腱反射とは、腱や骨の突端を叩くと、そこにつながっている骨格筋が収縮する反射を指す。医師が診察において患者の反射を見るときは、打腱器と呼ばれるハンマーを使って患者を叩く。患者とハンマーの間に医師の指を挟んで刺激を調整することもある。よく知られた腱反射には次のものがある。 上腕二頭筋反射 肘窩にある、上腕二頭筋が橈骨に付く腱を叩くと、上腕二頭筋の収縮により肘関節が屈曲する。 逆転上腕二頭筋反射 上腕三頭筋反射 肘頭の上にある、上腕三頭筋が尺骨に付く腱を叩くと、上腕三頭筋の収縮により肘関節が伸展する。 逆転上腕三頭筋反射 膝蓋腱反射(大腿四頭筋反射) 膝蓋骨の下にある膝蓋靭帯(英語版)を叩くと、大腿四頭筋の収縮により膝関節が伸展する。 アキレス腱反射(下腿三頭筋反射) かかとにあるアキレス腱を叩くと、下腿三頭筋の収縮により足関節が底屈する。 橈骨反射 腕橈骨筋反射 回内筋反射(円回内筋反射、尺骨反射、橈骨回内筋反射) 下顎反射 頭後屈反射 眼輪筋反射 胸筋反射 腹筋反射 下肢内転筋反射 膝屈筋反射 吸息反射 酷く驚いたり恐怖を感じると、息を溜めたまま吐き出せなくなること。
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