最終章『燚誠の赤龍帝×明星の白龍皇 -駒王学園の真なる龍(ハイスクールD×D)-』編
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第22巻 - 第25巻、真・第1巻 - 作中時系列二年目4月頃 年度が明け進級したイッセー達は、タンニーンの息子、ボーヴァ・タンニーンも加えて「燚誠の赤龍帝」チームとして予定通り「アザゼル杯」に参加する。経験の浅さに苦しむイッセー達だったが、バラキエル率いる堕天使側の「雷光(ライトニング)」チームとの戦いでフィールドの半分を跡形もなく吹き飛ばすという圧倒的なパワーを見せつけ周囲の評価をひっくり返し、親として娘の将来を心配するバラキエルも彼の宣言を聞いたことで安心して娘を託すことを決める。 次なる強敵としてイッセー達の前に立ちはだかったのはレーティングゲーム7位の転生悪魔リュディガー・ローゼンクロイツを監督に迎えたデュリオ率いる「天界の切り札(ジョーカー)」チームだった。ゲームはリュディガーの戦略や転生天使達の地力の高さも合って接戦となり、百鬼勾陳黄龍やエルメンヒルデ・カルンスタインもメンバーに加えた「燚誠の赤龍帝」チームも善戦したが僅差で敗北する。続く予選で、サイラオーグ率いる「紫金の獅子王(インペリアル・パーピュア)」チームと曹操率いる「天帝の槍」チームとの対戦では、タイムアップで「天帝の槍」チームが勝利し、「燚誠の赤龍帝」チームとソーナ率いる「ソーナ・シトリー」チームとの対戦では、レイヴェルの戦略により「燚誠の赤龍帝」チームが勝利する。 予選が終盤に近づいた頃、リアス率いる「リアス・グレモリー」チームとヴァーリ率いる「明星の白龍皇」チームが対戦することになる。そんな中で悪魔の「初代」に似た謎の存在が各地で暴れ出すようになり、それとほぼ時を同じくして小猫・黒歌姉妹が父親が生前関わった実験のせいで最上級死神タナトスの一派から命を狙われる。ゲームを守るために立ち上がった「燚誠の赤龍帝」チームと「刃狗(スラッシュ・ドッグ)」チームによってタナトスの野望は阻止され、一方のゲームは白熱した接戦の末にリアスが降参を宣言したことで「明星の白龍皇」チームが辛勝する。試合の裏ではハーデスら地獄の盟主たちが集って世界の守護者になろうと暗躍を開始し、大会に上級死神ゼノを「王」とした「ブラックサタン・オブ・ダークネス・ドラゴンキング」チームを送り込み、新たな悪魔たちを製造して、魔王や神滅具所有者を狙う。 一方の「燚誠の赤龍帝」チームにも格上である「王たちの戯れ」チームとの試合が迫り、同時にアースガルズの新主神ヴィーザルとロスヴァイセのお見合い話が進んでいた。ロスヴァイセの今後を試合の結果で決めることになり、仲間たちがベルゼビュートで修行する中、イッセーは帝釈天に乳海に招かれ簡易版のアムリタを飲むという強化案を受ける。試合本番ではロイガン・ベルフェゴールも新たにメンバーに加え、「疑似龍神化」の制限時間を伸ばしたイッセーが「終末大帝の龍装」をまとったヴィーザルを、ロスヴァイセがかつての職場の先輩だったブリュンヒルデを、アムリタで顕現化を果たしたドライグが相手の「王」テュポーンを降し、逆転勝利を飾る。神滅具の数が増えるなど世界情勢も大きく動き、ハーデスたちの動きに対して謎の青年神崎光也も動き出す。 高校最後の夏休みが終わり、2学期が始まって間もなく、イッセーはかつて自分が殺された公園で不思議な少女と出会う。しばらく後、正体不明の悪魔たちの討伐の時に再会した彼女を保護すると、何者かによって誘拐され行方不明となっていた初代魔王レヴィアタンの末裔にして新規神滅具「終わる翠緑海の詠」の所持者、イングヴィルド・レヴィアタンであることが判明する。新旧オカ研メンバーは、眠りの病から100年ぶりに目覚めたばかりだというイングヴィルドと海へ遊びにいくが、誘拐の黒幕であるギリシアの原初の神ニュクスが現れイッセーたちへ宣戦布告する。イングヴィルドにかけられた洗脳を解くため、グレモリーチームは曹操や鳶雄とニュクスの本拠地へと向かい、神の製造物である「童貞を殺す神衣」に苦しめられながらも「終わる翠緑海の詠」の援護を受けて撃破、イングヴィルドは友達になったイッセーの「女王」へと転生する。 「アザゼル杯」本戦トーナメントが始まり、1回戦第1試合では帝釈天率いる「ヴァジュラ」チームがマハーバリ率いる「アスラ」チームを、第2試合ではサイラオーグ率いる「紫金の獅子王」チームがシューティング・スター率いる「シューティング・スター」チームをそれぞれ降して2回戦へ進出する。そしてイッセーたちの「燚誠の赤龍帝」チームとリアスの「リアス・グレモリー」チームは、第3試合での主従対決を控えて各々が修行に励む。試合本番、リアスは最序盤から敵陣へ奇襲を行うことでイッセーたちを苦しめ、その後も互いに一進一退の激闘を繰り広げたが、「王」同士の決戦にはイッセーが勝利して2回戦へと駒を進める。続く第4試合では、「ブラックサタン・オブ・ダークネス・ドラゴンキング」チームの主力であったバルベリスの不調のために、ディハウザーが率いる「バベル・べリアル」チームが勝利する。 本戦1回戦も折り返しを迎えた頃、駒王学園では小猫たち2年生組の修学旅行が迫り、同じタイミングでイッセーら他のグレモリー関係者もおっぱいドラゴンショーの公演のため京都へ旅立つ。裏京都で妖怪たちに迎えられたイッセーたちだったが、閻魔大王へ報復と「D×D」への嫌がらせを企む暗黒神エレボス一行と激突することになり、警備を任されていた「刃狗」チーム、そして1年前に京都でテロを起こした旧「英雄派」メンバーと協力して事態の収拾を図る。裏京都への被害を避けるため、ゲオルクが禁手「霧の中の理想郷」で創造した疑似空間へ一派を隔離、魔王クラスの人工悪魔であったグレシルとソネイロンは、それぞれ鳶雄と曹操が、エレボスはイッセーが各個撃破する。神滅具を危険視する奈落の神タルタロスの急襲を受け、疑似空間内部にいた全員が奈落へ封じられかける危機にさらされた時、龍神姉妹が空間に連れてきた龍帝丸と合体したイッセーは、グレートレッドの力を反映した新形態「A×A(アポカリュプス・アンサーアームズ)」へと至り、封印を解いたドライグと共にタルタロスを撃破する。 地獄の盟主連合が引き起こした「地獄事変」への対処を進める「D×D」の元に、新規神滅具「深潭の蓋世王冠」の所有者となった魔女メレディス・オールディントンがイギリス政財界の支配を開始し、偽者の二天龍が目撃されたという情報が入る。イギリス行きを目前に「明星の白龍皇」チームと「西遊記」チームとの試合を観戦するため冥界に来ていたイッセーたちだったが、メレディスの攻撃によりイッセーは己の根底に存在する「性欲」を封じられて絶不調に陥いってしまい、解決策が見つからないままハーデスたちが新たな本拠地としたロンドンに向かうことになる。被害を最低限にするため住民を別空間に転移させているわずかな間に決着を付けることが決定し、40分という短い猶予の中で事態を解決するべく「D×D」のみならず「MI6」「CIA」も総力を結集、それぞれの戦力がロンドン及びその地下空間で激突する。性欲を失っていたイッセーはゾロアスターの悪神アンラ・マンユと戦い、相手が魔法で女性に化けたことにより追い詰められていくが、ルフェイがメレディスを撃破したことで封印が解かれ「真の龍神化」に成功して逆転勝利。人工超越者の2人のうち、バルベリスはサイラオーグに、ヴェリネはリアスたちに敗れ、首魁のハーデスもヴァーリをはじめとする「D×D」の主要戦力によって打倒される。「地獄事変」解決の功績を以って「D×D」の面々は多くが昇格し、特に神クラスを打倒した現二天龍は新設された特級悪魔となると共に「超越者」に認定され、上級悪魔として独立したゼノヴィアはバルベリス、ヴェリネ、黒歌を眷属として引き取る。戦いもひと段落したかに思われたが、「バタフライ効果」によって異世界「E×E(エヴィー・エトゥルデ)」から「覇邪鬼神船団」が現れ、ヴァーリチームが護送していたハーデスとアンラ・マンユを拉致、次元の狭間でグレートレッドを殺害した覇邪鬼神レガルゼーヴァが侵略戦争の開始を決定、「絶対の絶望」が始まろうとしていた。
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