技術・家庭
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技術・家庭(ぎじゅつ・かてい)は、日本の中学校(相当学校・課程を含む[注釈 1])における教科の一つ。1958年(昭和33年)告示の中学校学習指導要領で、科学技術に関する指導を強化するため、それまで開設されていた職業・家庭科と図画工作科を、技術・家庭科と美術科に再編成する形で新設された。
注釈
- ^ ただし、知的障害者を教育する特別支援学校では、「職業・家庭」で構成されているので、「技術」の分野は設けられていない。
- ^ 1957年に教育課程審議会は「小学校・中学校教育課程の改善について」検討を始め,1958年3月に「技術科を新たに設けて科学技術に関する指導を強化する」と答申を出した。文部省は各教科ごとに教材等調査研究会を組織して,その4か月後に具体案の中間発表が行われることになった。文部省担当官たちが,7月27日の夜遅くまでかかり中間発表案の印刷を校了したにもかかわらず,翌日,文部省の初中局長が「技術科」を「技術・家庭科」に改称することを職業教育課長に命令した。7月29日,出勤した担当官たちは印刷物の訂正と関係者への連絡で奔走することになった。この事態は次のようないきさつがある。家庭科教育関係の全国団体が,有力衆議院議員に政治献金(日本教育新聞によれば75万円)を行い「技術科」に「・家庭」を加えることを依頼した。その議員が初中局長室に来て,参議院に出馬する意思を持っている局長が立候補する際に家庭科教師に協力してもらうために『技術・家庭科』に改称させたという。担当官たちがこの改称を知らない夜に,家庭科教育関係団体の幹部たちは祝杯をあげていた。このことは雑誌『家庭科教育』の当時を回顧する座談会の発言として記されている。たえず「通達」を権力的に振りかざす官僚が,政治家にいかに微力であるか,自己の利益のために「通達」を一夜にして反故にするのか,審議会や研究会の民主的手続きさえ平気で無視してしまうのか,を如実に表している。(清原道壽『昭和技術教育史』農文協、1998年、p.931)
出典
- 1 技術・家庭とは
- 2 技術・家庭の概要
- 3 関連項目
技術科
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「ヤマト (宇宙戦艦ヤマト)」の記事における「技術科」の解説
旧工作班。護衛艦に該当する部署はない。艦内常装は男子は白地に青ライン、女子は青地に黒ライン。
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技術科
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「宇宙戦艦ヤマト2199の登場人物」の記事における「技術科」の解説
艦内常装は男子は白地に青のライン、女子は青地に黒のライン。 真田志郎(さなだ しろう) 声 - 大塚芳忠 / デザイン - 結城信輝 / 登場作品 - 全作品(『2205』時点)所属 - 技術科士官 / 技術長兼副長(〜『2202』)→戦闘空母「ヒュウガ」艦長(『2205』) 階級 - 三等宙佐(〜『2202』)→二等宙佐(『2205』) 生年月日 - 2169年2月11日 年齢 - 長野県 出身地 - 29歳(『2199』)→33歳(『2202』)→36歳(『2205』) 『2199』第1話から登場。技術部門を統括する男性。技術長としての職務のほか、副長として沖田を補佐し、沖田の不在時は臨時で艦の指揮も執る。性格は冷静沈着かつ無愛想で、古代からは「コンピューター人間」と評されたが、『中原中也詩集』や『帰郷者』などの詩人の書籍を愛読しているほか、「YRAラジオヤマト」のリスナーでもあり、ラジオネーム「シロシンタ」を使用してリクエストなどもしている。 旧作同様、古代守とは宇宙防衛大学時代からの友人であり、新見は後輩である。また、旧作では四肢が義肢であったが、本作では義肢かどうかの描写はない。 新見薫(にいみ かおる) 声 - 久川綾 / デザイン - 結城信輝 / 登場作品 - 全作品(『2205』時点)所属 - 技術科士官 / 情報長(〜『2202』)→波動実験艦「銀河」乗員(『2202』第19話〜)→技術科士官 / 技術長(『2205』) 階級 - 一等宙尉 年齢 - 京都府 生年月日 - 2171年11月3日 出身地 - 27歳(『2199』)→31歳(『2202』)→33歳(『2205』) 『2199』第2話から登場。髪はミディアム、下ぶち眼鏡、お姉さま的な魅力が特徴の女性。真田のMIT時代からの後輩で彼からの信頼は篤い。真田のことを「先生」と呼ぶことがある。卒業後、軍務局と情報部を経てヤマトに乗る。ヤマトでは情報長としての役職のほか、真田の交代要員も担う。心理学の博士号を所持しており、太陽系を離脱する頃から艦内で乗組員の心理カウンセリングも行っている。 情報不足と時間的な制約の厳しさから、ヤマト計画は失敗すると考えており、イズモ計画に傾倒している。軍務局長の芹沢からイズモ計画に関する密命を受けており、カウンセリングを通して乗組員を少しずつ懐柔していくなど暗躍する。そして、不満を持つ乗組員と保安部を扇動し、惑星ビーメラ4において伊東と共に反乱を起こす。その動機はあくまでも当人なりに地球人類を救いたいという思いであり、犠牲を厭わない伊東とは反目気味だった。結局反乱は失敗に終わり、営倉に収監されたが、後に七色星団海戦中に波動砲口へ撃ち込まれた特殊削岩弾の除去作業のために暫時拘束を解かれ、戦闘終了後に沖田の配慮で任務に復帰する。 宇宙防衛大学時代からメ号作戦直前まで、古代守と恋人関係であった。弟の進についても面識があり、時々守と進を比較したり重ねたりしている。 『星巡る方舟』でも主要キャラクターの1人として登場しており、ヤマトが捕らわれた謎の惑星(惑星シャンブロウ)の調査隊に参加する。『2202』では、ガトランティス兵の自爆に巻き込まれて負傷し、ヤマトの無断発進には非参加となる。『2205』では戦闘空母ヒュウガに転属した真田の後任として技術長に就任する。 元々は女性クルーが若い人物ばかりなのはおかしいと考えた結城が、遊び半分で『アルプスの少女ハイジ』のロッテンマイヤー風にデザインしたものである。出渕がおばさんキャラを嫌がったため若くされ、その後新見として正式採用されることになった。また、当初は真田を恋い慕っているという設定であったが、シリーズ途中で守と恋人関係であったという設定に変更された。漫画版 途中追加された守との恋人設定が反映され、第2巻におけるエンケラドゥスでの戦闘後、守の死に涙を流している描写がある。第6巻でのリンケの精神攻撃のエピソードでは、アニメ第17話の過去エピソードが前倒しで登場し、新見の心情についても描かれている。 小説版 アニメ版同様、イズモ計画派として暗躍しているが、反乱発生までは技術科所属の女性乗組員であること以外は明かされておらず、三人称も「女」としか書かれていないなど、正体は伏せられていた。そのため、伊東と密会しているシーン以外でのイズモ計画派としての描写はほとんど無い。 桐生美影(きりゅう みかげ) 声 - 中村繪里子 / デザイン - 結城信輝 / 登場作品 - 全作品(『2205』時点)所属 - 技術科員(『2199』)→波動実験艦「銀河」乗員(『2202』第19話〜)→補給母艦「アスカ」技術科士官(『2205』) 階級 - 准宙尉(『2199』)→三等宙尉(『2205』) 生年月日 - 2180年4月18日 年齢 - 18歳(『2199』)→22歳(『2202』)→25歳(『2205』) 出身地 - 新潟県 『2199』第20話から登場。吊り目でポニーテールが特徴の女性。真田の交代要員。専門分野は言語学であり、ガミラス以外の異星種族との接触の可能性を考慮した新見にスカウトされてヤマトへ乗艦する。ヤマト艦内では新見直属の部下という立場だが、イズモ計画派の反乱には加担していない。旧世代洋上艦艇マニアで、また、北欧神話とアンリ・ルソーの絵画を嗜むなど多趣味。 『2199』では七色星団海戦において初登場し、真田の交代要員として第一艦橋に入る。 『星巡る方舟』ではキーキャラクターとして登場。ガミラスから寄与された翻訳機から異星言語の解析作業を行う日々を送っていたが、ヤマトが謎の惑星(惑星シャンブロウ)に降り立った際に、惑星の調査隊に参加する。沢村とは、物語冒頭で急いでいる時に暇そうな彼とぶつかったのがきっかけで不仲な関係であったが、最終的にお互いに恋する関係になっている。 『2202』ではヤマトの決起に参加するが、ヤマト発進の援護のため山崎、星名の3人でドック操作を行うべくヤマトから降り、地球に残留する。反乱分子として拘束されるもバレルの手回しにより無罪放免とされ、後に波動実験艦「銀河」のクルーの任務に就く。 家族には父・悟郎のほか、文化人類学者の母親がおり、美影もフィールドワークに連れて行ってもらったことがある。また、父親の部下で、家族ぐるみで私的な付き合いがあった斉藤始とは兄妹のように親しい。ネレディアの妹にして、バーガーの恋人だったメリアと容姿が似ている。 新作映画(後の『星巡る方舟』)における語り部として用意されたキャラであり、出渕が映画で唐突に登場することを嫌ったため、『2199』で先行して登場させられた。『2199』登場の時点では、映画の内容すらほとんど決まっていなかったこともあり、美影も設定らしい設定はなく、設定画も結城によるラフ画しかなかった。その後、制作が進むに伴い様々な設定が付加されていき、設定画も正式な決定稿が描かれた。なお、主要キャラクターとして登場することが前提だったことから中村がキャスティングされたが、『2199』の時点では準レギュラー以下の出番しかなかったため、事情を知らない視聴者の間で若干の話題を呼んだ。初期設定名は「桐生・グレース」。 板東平次(ばんどう へいじ) 声 - 羽多野渉 / 登場作品 - 『2205』 旧板東平次。技術科員。准宙尉。2186年11月1日生。18歳(『2205』)。 『2205』第1話から登場。宇宙防衛大学第38期生。 佐野史彦(さの ふみひこ) 声 - 吉開清人 / デザイン - 山岡信一 / 登場作品 - 『2199』『追憶の航海』『2202』『ヤマトという時代』『2205』 技術科員。宙士長(〜『2202』)。 『2199』第7話から登場。短髪に小さな眼鏡を掛けた男性。 太陽系を目前にして、美影とともに波動砲制御室でコスモリバースシステムの調整に務めていたが、コスモリバースシステムが勝手に起動したことに動揺する。 『星巡る方舟』では、相原と協力して超空間ネットワークの構築を試みるというシーンが脚本段階において存在したが、本編ではカットされ、設定として残るのみとなっている。 俳優の佐野史郎をモデルにデザインされている。キャストに吉開清人が起用されたところ、吉開自身が佐野史郎に似ていると言われていることを告白し、間接的に佐野史彦が吉開にも似ていることとなった。また、『2199』第22話に登場した際の容貌から、「某家庭教師に似ている」という指摘を視聴者から受けた。 岸田優 声 - 烏田裕志 / デザイン - 山岡信一 / 登場作品 - 『2199』『追憶の航海』『2202』『ヤマトという時代』『2205』 技術科員。宙曹。 『2199』第24話から登場。七三分けとしゃくれ顎が特徴の男性。科学解析や情報分析を担う。下の名前は『2202』でつけられた。 松井 デザイン - 山岡信一 / 登場作品 - 『2199』『追憶の航海』『2202』 技術科員。宙士。 『2199』第2話から登場。長い前髪を左右に分け、後ろ髪をポニーテールにした女性。 『2202』第16話では、真田の交代要員として技術長の席に座っている。 板野 デザイン - 山岡信一 / 登場作品 - 『2199』『追憶の航海』『2202』 技術科員。宙士。 『2199』第24話から登場。長い前髪を七三分けにした女性。
※この「技術科」の解説は、「宇宙戦艦ヤマト2199の登場人物」の解説の一部です。
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