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いてざ 0 【射手座】

(ラテン) Sagittarius黄道十二星座の一。九月上旬の宵、真南通過する星座かつては人馬宮」に相当した。銀河系中心この方にあたり星雲星団変光星に富む。中央部のひしゃく形に並ぶ六星中国では南斗六星と呼ぶ。現在、冬至点がある。


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いて座

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/01/30 14:58 UTC 版)

(射手座 から転送)

いて座
Sagittarius
Sagittarius
略符 Sgr
学名 Sagittarii
発音 [ˌsædʒɪˈtɛəriəs]、属格:[/ˌsædʒɪˈtɛəriaɪ/]
象徴 the Archer
赤経 19
赤緯 −25
20時正中 8月20日
区分 SQ4
広さ 867平方度 (15位)
主要恒星数 12, 8
バイエル/
フラムスティード
恒星数
68
惑星持ち恒星数 15
3等以上の恒星数 7
近傍恒星数 4
最も明るい星 ε星(カウス・アウストラリ) (1.9m)
最も近い星 ロス154 (9.68光年)
メシエ天体 15
隣接する星座 わし座
たて座
へび座(尾部)
へびつかい座
さそり座
みなみのかんむり座
ぼうえんきょう座
インディアン座(角で接する)
けんびきょう座
やぎ座
観測可能地域は+55°と−90°の間
21:00(午後9時)に最も良く見えるのは8月の間

いて座(射手座、Sagittarius)は、黄道十二星座のひとつ。トレミーの48星座に含まれる。冬至点銀河の中心がこの星座の領域にある。

ラテン語名の略符は、かつては Sag, Sgr の2とおりがあったが、1928年に国際天文学連合によって、Sgr が正式なものとされた。ところが最近になって、英語圏の銀河天文学の研究者の間で廃れたはずの Sag が復活している。いて座矮小楕円銀河は "SagDEG" と略記される。

目次

特徴

星座は、ティーポットと呼ばれる星群によって容易に認識可能である。この星座の東側にあるζ,τ,σ,φ,λ,μ の6つの星が、北斗七星に似たひしゃく状に並んでいることもあって、中国では二十八宿の一つ斗宿とされており、日本でもこの部分を「南斗六星」と呼んでいる。西欧でも「ミルクディッパー」と呼ばれることがある。この星座はα星ルクバト(「射手のひざ」の意)が4.0等級の暗い星で、これより明るい星がいくつもある。

その他に固有名がついている星には、

などがある。

主な天体

いて座は、銀河系の中心がある方向なので、天の川の密度はこの付近が一番濃い。したがって、写真を見ると、いて座には赤色をした多くの星雲があるほか、星団もみとめられる。

そのうちの1つは、δ星の西7.5°の場所にある球状星団M55

いて座λ星の近くの散光星雲 M8 (干潟星雲)は、望遠鏡で見ると美しい。 たて座境界付近のω星のそばには、オメガ星雲、白鳥星雲または馬蹄形星雲と呼ばれる M17 がある。この天体は、ケンタウルス座オメガ星団と誤りやすいので注意する必要がある。

また、M8 の北には大きな散光星雲である三裂星雲 (M20) もある。ここには若くて温度の高い星がいくつもある。

銀河系中心に関係のある電波源いて座Aもある。天文学者は、いて座Aが大質量のブラックホールを含むかもしれないと考えている。

主な恒星(いて座)
星名 固有名 概略位置 実視等級 スペクトル型 距離
赤経 赤緯
α Sgr ルクバト
β Sgr アルカブ
γ2 Sgr アルナスル 18h05m48s -30°25′27″
δ Sgr カウス・メディア 18h21m00s -29°49′41″
ε Sgr カウス・アウストラリス 18h24m10s -34°23′05″
λ Sgr カウス・ボレアリス 18h27m58s -25°25′18″
σ Sgr ヌンキ 18h55m16s -26°17′48″
ξ Sgr アスケラ 19h02m37s -29°52′49″
π Sgr (なし) 19h09m46s -21°01′46″

歴史

いて座の設定は古く、シュメール文明に起源を持つとするのが定説である。バビロニアネブカドネザル1世時代(紀元前1300年頃)のものとされる境界石標には射手と馬ならぬサソリが合体し、さらに羽根を生やしている蠍人間として描かれている。 アシュールバニパル時代にはパ・ビル・サグと呼ばれ、半人半馬で蠍の尾を持った姿で「ギルガメッシュの叙事詩」にも登場する[1]




  1. ^ 野尻抱影 「古代の星座」『星座』 野尻抱影編、恒星社厚生閣〈新天文学講座1〉、1957年、53頁。
  2. ^ Hyginus, Fabulae, 224.
  3. ^ I. Ridpath, Star Tales - Sagittarius, Ian Ridpath Homepage
  4. ^ 英語版Wikipediaはケンタウルス座といて座の両方ともはケイロンだという説をとっている。


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