初代 1ZVT/1ZTVTU型とは? わかりやすく解説

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初代 1ZVT/1ZTVTU型(1988年-1992年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/29 07:41 UTC 版)

フォード・プローブ」の記事における「初代 1ZVT/1ZTVTU型(1988年-1992年)」の解説

EXP後継車種にあたり1988年9月1989年モデルとして登場搭載されエンジンターボNAの2.2L直412バルブSOHCエンジン及び、3Lの60°V6OHVエンジン3種類。マイナーチェンジ後の後期LX1990年モデル)には3L V6 OHVエンジン搭載される。なお、2.2LエンジンターボNAの両種ともマツダ製であるが、3L V6 OHVエンジンドイツフォードにて研究・開発され、アメリカフォードにて生産されたバルカンエンジン(同時期のトーラス搭載されいたものと同じ)である。 日本正規販売されたのは2.2Lターボ前期後期GTNA前期LXV6後期LXの2グレードだが、欧州米国には廉価版GLもある。正規輸入され前期モデルGT5速MT仕様一方LX4速AT仕様後期GTには待望4速AT仕様導入後期LXには3LのV6 OHVエンジン搭載される。4速ATを採用するGTLXギヤ比はすべてマツダ・カペラと同じである。GT5MTは1速、2速がローギヤードで、同時期のポルシェ・911カレラより、ゼロ発進優れていた。メーカー発表では、0-60 mph(約0-100 km/h加速は6.7秒。(ポルシェ・911 カレラは6.9秒)また、0-400 m加速は15.2秒で140km/hの性能である。カタログ上の最高速度GTの215km/h。時速100km/hでのエンジン回転数は2,600rpmである。また、前期LX性能曲線図で読み取れる最高速度は170km/h程度であるが、実際は180km/hまで加速が可能であったGT前期後期ともスピードリミッターがないため正規輸入車でも180km/h以上の速度出せるが、LX前期後期とも、タイヤスピードレンジが低いため180km/hでスピードリミッターが働くようになっているハンドル位置は左のみで、欧州にもかつてのカプリ事実上後継車として輸出された。GDプラットフォーム採用しており、マツダ・カペラC2姉妹車の関係になっているアメリカマツダ・626日本でのマツダ・カペラ。そのスポーツバージョンがマツダ・626MX-6になる。これは、プローブGT外装・内装違いで、エンジン・シャーシ共に同じである。(マツダ626MX-6プローブと同じ2.2Lターボその後日本では一時的にカペラモデルチェンジとしてクロノスシリーズが導入されその際カペラC2後継車マツダ・MX-6となり、海外使われていた名称と統一された。この日本での初代MX-62代目プローブ姉妹車である。 ヒドゥンピラー処理のサイドからリア回り込むラップアラウンドウィンドウ。フォード社で初となるリトラクタブル・ヘッドライトを持つそのスタイルスタイリッシュであり、当時フォード車の中ではCd値空気抵抗係数)が0.304と一番低く名前の由来ともなった空力デザインコンセプトカー・プローブの名に恥じないものになっているGTタイヤサイズによりCd値が0.309になる。(マイナーチェンジ前である1989年モデル)。 また、フロントフェンダーからの一体感を出すために固定式ドアミラー採用していたが、日本欧州一部仕向け地では固定式ドアミラー保安基準適合しないため可倒式に変更されている。そのため取付部が大きくデザインスポイルされている。マイナーチェンジ時に可倒式でありながらオリジナルデザインに近づけたドアミラー変更されているが、一体感には差があった。 フロントバンパー内に設けられターンシグナルランプは、スモールランプと兼用明滅式であるため、日本仕様では保安基準適合させるため消灯時間のある点滅式に変更されている。 なお、当時フォード車の輸入であったマツダでのPDI(納車整備作業において、日本の保安基準適合させる為に行った作業主なものは、左側通行ヘッドランプへの交換フォグランプ照射方向変更GTのみ)、斜め後方からでも確認できるフロントサイドターンシグナルランプの増設、可倒式ドアミラーへの変更ナンバー灯光アップ後部リフレクター増設である。その他、日本仕様のための細かな変更点いくつかある。 ギャラリー写真参照(1)前期型オリジナルドアミラー(2)後期型オリジナルドアミラー(3)可倒式(4)前期型日本仕様可倒式 (1) アメリカ仕様LX前期型 (2) アメリカ仕様LX後期型 (2) アメリカ仕様GT後期型 (3) ヨーロッパ仕様GT後期型 (4)日本仕様GT前期型 (4)日本仕様LX前期型リフレクター別体化。 ヨーロッパ仕様GT後期型 ヨーロッパ仕様LX後期型 内装では、ステアリングコラムとメータークラスターが一体化しており、チルトステアリングホイールの高さを調整するメータースイッチワイパー/ウィンカーレバー類も連動する欧州北米では大ヒットとなり、現在でも多数チューニングパーツ販売されオーナーズクラブ多数設立されている。チーフデザイナーフォード社日本人デザイナーである齋藤利明プローブ用部品としてマツダ製部品については現在でもマツダ生産を行うが、フォードより供給が行われている。スタイリング的には評価されたが、駆動方式FFでATのみの設定であったこと、さらに当時日本車市場にはライバルとなる車種多数存在したため販売芳しくなかった。これは2代目についても同様である。 1992年8月生産終了在庫応分のみの販売となる。 1992年9月2代目入れ替わる形で販売終了

※この「初代 1ZVT/1ZTVTU型(1988年-1992年)」の解説は、「フォード・プローブ」の解説の一部です。
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