ステアリング・ホイール
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ステアリング・ホイール(英: steering wheel)とは、自動車においてステアリング機構を操作し、回転させて進行方向を調整するための環状の部品。日本においてはハンドル (handle) と呼ばれてきたが、これは和製英語である[1]。
- ^ “ハンドルからオープンカーまで、海外では通じない自動車にまつわる和製英語” (日本語). AUTO MESSE WEB. 交通タイムス社 (2019年10月1日). 2020年11月21日閲覧。
- ^ Duncan, H.O. (1927). The World on Wheels - Volume I. Paris. pp. 456–457, picture of the Vacheron-Car on p. 457.
- ^ “C S Rolls sitting in the first car in Britain fitted with wheel steering, 1898”. Science & Society Picture Library. 2011年1月4日閲覧。
- 1 ステアリング・ホイールとは
- 2 ステアリング・ホイールの概要
ステアリングホイール
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「フォーミュラ1カー」の記事における「ステアリングホイール」の解説
ロータス・E20のステアリングホイール(2012年)様々なボタンやダイヤルがあることが見て取れる。これらは全体を制御するコンピュータに繋がっている。またピットからの無線による指示に対して声で応答する余裕がない場合に信号で応えるためのもの。 ティレル・P34のステアリングホイール(1976 - 1977年) 1980年代後半までは、ステアリングは非常にシンプルなものであり、ボタンが数個あるだけだった。1990年代以降、多くのチームにおいて、コクピットにつけられていた計器やボタンなどがステアリング上に移された。これは、ドライバーが操作する際にステアリングから手を離さなくて済むためや、視認性を向上させるためであると言われている。2014年以降はマクラーレン・アプライド・テクノロジーズがステアリングホイール搭載用の液晶ディスプレイを開発し、各チームに供給している。これによりドライバーは、ドライブ中でもボタン操作によりマシンの様々なデータを参照できるようになった。 ステアリングに機能が集中していることから、非常に高価なものになっているが、機能が集中しているためにトラブルの際にはステアリング自体を交換して解決する場合もある。 舵角をそれほど大きくとる必要がないので握りは環状ではなく、大半のチームでは円形板(中央に液晶ディスプレイがある)に指穴が開けられ、握りが付けられたような形になっている。ただ2022年現在、ウィリアムズのみ液晶ディスプレイをステアリング上ではなくコクピット側に取り付けており、ディスプレイ視認のためステアリングはバタフライ型になっている。 コックピット開口部が狭いため、ステアリングは着脱が容易となっており、乗降時には取り外される。
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ステアリング・ホイール
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「ステアリング」の記事における「ステアリング・ホイール」の解説
詳細は「ステアリング・ホイール」を参照 一般に「ステアリングホイール」を短縮した「ステアリング」とハンドルが対比されることが多いが、ステアリングは操舵装置全体の名称であり、本来はホイールとハンドルが対比される対象である。ここから現在に続くハンドル(handle)という言い方につながっており、決して日本だけの用語ではない。てこ式の舵棒から、不用意な操舵を防止する近代的なステアリングホイールを装備したのは1897年のパナール・ルヴァッソールが最初である。 現在ではステアリングホイールの操作を軽くするため、油圧または電動モーターで動きをアシストするものも多く、これをパワーステアリングと呼ぶ。多くの油圧式の場合、エンジンによってベルト、または歯車駆動されるベーンポンプで油圧を発生させ、ステアリングギアボックスに装備されたピストンを作動させることで倍力効果を得ている。圧力の伝達(作動油)には、粘度が低く発泡しにくい専用のパワーステアリングフルードを用いる。また、温度上昇による発泡を防ぐため、配管をU字やS字状にして長さを稼いだり、その部分にフィンを設け、クーラーとすることもある。フルード中の気泡は液圧によって体積が容易に変化し、操舵感の悪化やアシスト力の減少を招く(ベーパーロック現象と同様)。パワーステアリングフルードは循環してリザーブタンクに戻り、そこで圧力が開放されて気泡は消滅するため、ブレーキパイプ内に生ずる気泡に比べると、その影響は小さい。 一般的にステアリングホイール中央部のスペースにはホーンボタンやエアバッグが装着されている。スポーク部にカーオーディオ(以前はセンターパッドに配置された物もあった)やハンズフリーフォン、オートマチックトランスミッションや無段変速機の段数を任意に変更するためのスィッチ、アダプティブクルーズコントロールのボタンが装備されている場合もある。スポーツタイプ(純正装着との交換用の社外品)や競技用のステアリングホイールでは、リム部の直進時に真上となる位置にセンターマークが施され、操舵角の目安としているものもある。
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「ステアリングホイール」の例文・使い方・用例・文例
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