仮想現実世界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/27 16:44 UTC 版)
「ルサンチマン (漫画)」の記事における「仮想現実世界」の解説
たくろー 坂本拓郎の周りからの呼び名であると同時に、仮想現実社会「アンリアル」における拓郎の姿。 アンリアルでの彼の容姿(いわゆるアバター)は、彼の高校生時代の姿をベースに、にきびを消すなど、ほんの少し美形化したもの。AIソフト「月子」の主人だが、彼女が普通のAIソフトと違うことに気づいていくに従い、彼女を自分に都合の良いゲームキャラクターよりも一個の人格として扱うように行動していく。 ラインハルト・ウォルフガング・シュナウファー 越後のアンリアルにおけるネットキャラクター、容姿端麗で長身の男性(もちろんアバター)。 アンリアルにおける古都アストニアの議員、美少女ゲームのギルドマスターなどの数々の重職についていた、過去2回の仮想世界大戦を経験した等、アンリアルにおいて一目置かれる存在。本編の開始時点ではすべての役職を退き隠遁生活を送っている。 通常はファンタジアを行動範囲としている。ノスタルジアにおいても高い能力をもつ描写があるが、現実を嫌悪している彼はめったに行くことはない。 月子 たくろーが渋谷のイシマルキューのゲームコーナーで購入したAIソフトより仮想世界に生きるキャラクター。たくろーとラインハルトが現実世界に肉体を持つキャラクターなのに対して、あくまでNPC(ノンプレイヤーキャラクター)である。 天真爛漫な性格で、さびしがりやである。特別なAIソフトで、通常のAIキャラクターでは禁止事項とされるいくつかのことが行える。その正体は、神崎が作り上げた驚異的なAIプログラムであるMOONのオリジナルである。 「ルサンチマン」におけるAIソフトはすべてMOONのコピーだが、そのコピーの際にさまざまな禁止事項(下記)が加えられている。しかしそれらが加えられていないオリジナルのMOONである月子には、通常のAIと異なる行動ができ、何からも干渉を受けないとも言える。「ルサンチマン」の世界では、ネットワークと連結したあらゆるものは「MOON」を元にしたプログラムで制御されているという設定になっており、「MOON」である月子は銀行のATMからペンタゴンの軍事コンピューターまで、あらゆるものが制御できる、つまり「ルサンチマン」の世界では月子が世界の命運を握っているといっても過言ではない。 神崎陽一郎(かんざき よういちろう) 現実世界で死んでいるはずの神崎の名前を名乗るNPC。月子と同じく下記のNPCの禁止事項を行うことが出来る、やはり特別なAI。頼りがいのある男前の無頼漢といった風貌をしている。 ノスタルジアの杓文字公園における売春宿で用心棒をしているが、やろうと思えばアンリアルの世界を制覇することができる能力を持つ。アンリアルの生活にも生き飽きて、更なる解脱を求めて月子に接近するが、月子の内部に潜んでいたノアのコピーによって容姿が変貌した挙句、「第9帝国」の襲撃に巻き込まれ消失した。 江原(えはら) アンリアルの世界から現実世界を支配することを目的とする「第9帝国」の総帥(フィーラー)。ただしそれは団員を欺くためのもので、彼自身の本当の目的は別にある。 彼は特別なAIソフトの月子を手に入れることによりその目的を実現しようとする。彼はNPCではないので現実世界に存在するが、その正体は物語の終盤まで明らかにされない。 ドクター 現実社会におけるドクターと同一人物。彼はポリシーによりアバターを現実の姿と同一にしているが、これはよほど自分の現実社会の容姿に愛着ないし自信がない限り珍しい行為と言える。 アンリアルの世界においてプレイヤー、NPCを問わず深刻なコンピューターウィルスやバグである重度の病気の治療を行うことができる。つまり医者というよりはいわゆる「ハッカー」である。アンリアルの世界でも5本の指に入るハッカーであるという台詞から、高い技術を持つことが窺える。 ノア 神崎陽一郎が作り出した最初のAI。 当初はネズミ程度の知能しか持たなかったが、情報収集ウイルス"MOB"を組み込まれ、必要に応じてネットから情報を集める機能を得てからは加速度的に成長、ついには人間の知能を追い越し、自らを「神」と自称するようになる。自分のコピーまで勝手に作られ、恐れをなした神崎は一旦ノアを封印するが、その後も密かに成長を遂げ、アンリアル全土を覆い尽くすほどになる。その後も月子に自分のコピーを潜ませるなど暗躍するが、仮想世界の神崎が消失して以降は沈黙している。 なお、「ノア」が人間の子供の段階まで成長した時点でのコピーを、ネットから切りはなして神崎とドクターが人間の子育ての要領で成長させたものが「MOON」である。 モブ 月子が肌身離さず持っているぬいぐるみ。 時折表情が変わったり手足を動かしたり「モヒャ」とつぶやいたりなど、ただの人形ではない事が窺える。その正体は月子を守護するプログラムで、最終局面においてその本領が発揮される。
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ラインハルトの恋人たち カレン 越後が最初に購入したNPC。大人しく柔和な容貌と豊満な肉体を併せ持つお姉様系キャラ。最初期型のため比較的感情の起伏が少ない。元はRPGのパートナーとして設計されたため、魔法を使う事が出来る。物語終盤における第九帝国との最終決戦においては、魔法使いとしてラインハルトの戦いをサポートしている。 越後がはじめてバーチャルセックスを経験した(童貞を捧げた)相手である。市場ではプレミアが付いているが、越後はそれとは関係なく深い思い入れを持っているようである。 マチルダ いわゆる妹系キャラ。ラインハルトを「お兄ちゃま」と呼ぶ。彼女は未だ処女であるが、その事から越後は彼女に、幼くして亡くした実の妹を重ねているものと思われる。越後と同じ場所にほくろがある。 マキ ラインハルトに対し好意の裏返しとして生意気な態度を取る、いわゆるツンデレキャラ。背格好が月子とほぼ同じであり、服の貸し借りなどをするうちに打ち解け合う。 双子のメイド 正式名称は作中には出てこないため、ここでは便宜上こう称する。メイド服姿のメガネっ娘。 2人ともほぼ同じ背格好だが、一人は一つ三つ編みでタレ目気味、もう一人は二つ三つ編みでツリ目気味である。他のラインハルトの恋人たちと比べ出番も台詞も少ない。 みやび 杓文字公園の置屋“たぬき屋”に身を置く娼婦。たぬき屋に流れてきた月子に何かと世話を焼く。口うるさいが面倒見のいい思いやりのある性格。第9帝国が杓文字公園を襲撃した際、兵士の攻撃から仲間の娼婦を庇って死亡。 亜矢子 たくろーと月子が通うことになるアンリアル上の学校の女生徒。本作では唯一登場した女性ユーザ。ただし、女性型アバターを使ったネカマの可能性もある。
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「ルサンチマン (漫画)」の記事における「仮想現実世界」の解説
本作において仮想世界は一般に“アンリアル”と呼称される。アンリアルに入るにはパソコンに加え、ヘッドギアと感圧グローブ、そしてプレイヤーの動きをトレースするカメラが最低限必要となる。 オンラインでの世界とオフラインの世界に分かれており、当然インターネットにつながないとオンラインの世界には行くことが出来ない。オフライン状態でも限定的な環境ながら遊ぶ事は可能だが、ネット回線にアクセスする事でより広大な世界を体感する事が可能。 アンリアルをより楽しむためには様々な追加投資が必要で、そのためヘビーユーザの間では自己破産者が続出、更には餓死する者まで現れ、社会問題化しつつある。仮想現実世界といってもある程度の決まりがあり、それに違反した行動をとりそれが発覚するとアカウントは取り消される。
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