マグマ噴火とは? わかりやすく解説

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マグマ‐ふんか〔‐フンクワ〕【マグマ噴火】


マグマ噴火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 16:05 UTC 版)

噴火」の記事における「マグマ噴火」の解説

マグマ本質物質)が直接地表噴出する噴火をマグマ噴火という。 ハワイ式噴火 キラウエア山マウナ・ケア山など、ハワイ島火山でよくみられる噴火様式流動性高く揮発性成分少なマグマ起こす噴火爆発起こらず大量溶岩高速流出するストロンボリ式噴火 イタリアストロンボリ火山でよくみられる噴火様式ハワイ式噴火より少し流動性の低いマグマが、間欠的に爆発繰り返しスコリア火山弾放出する液体状溶岩流見られるブルカノ式噴火 ストロンボリ火山に近いブルカノ火山でよくみられる噴火様式流動性が低い粘性が高い安山岩マグマ場合多く近年における桜島浅間山噴火に相当。爆発伴って火山灰火山礫火山岩塊大量に噴出する溶岩流は、半ば固化した塊状溶岩ブロックラバーとなって流動速度は遅い。ブルカノという名称は、英語の Volcano火山)の語源となったちなみに日本火山はこの噴火が最も多い。 プレー式噴火(プリリー式噴火成長中の溶岩ドームプリニー式噴火など爆発的な噴火によって破壊され、block-and-ash flowタイプ火砕流発生する噴火ムラピ山2006年)、セント・ヘレンズ山1980年)など。語源となったプレー山1902年)はプリニー式噴火プリニー式噴火 ローマ時代ポンペイヘルクラネウムなどを埋めたことで有名な79年ヴェスヴィオ火山噴火様式。この噴火詳細に観察し後世記録残したプリニウスにちなんで、プリニー式と命名された。基本的には、ストロンボリ式噴火大規模なのである火山灰軽石などから構成される噴煙柱は、成層圏達する。この噴煙柱崩壊すると、巨大な火砕流中規模火砕流)が発生し広範囲被害を及ぼす。富士山宝永大噴火)、浅間山1783年天明噴火)など。 準プリニー式噴火 プリニー式噴火ストロンボリ式の中間のような噴火を準プリニー式噴火といい、間欠的に軽石降灰空振を伴う噴火繰り返すウルトラプリニー式噴火カルデラ噴火破局噴火プリニー式噴火中でもVEI6以上の噴火を指す。発生頻度それほど多くない数十万年数百万年周期発生し火山の噴火としては最大級。VEI6レベル噴火で最も最新の噴火1991年フィリピンの、ルソン島にあるピナトゥボ山であり、VEI7~8クラス噴火起こした火山は、トバ湖イエローストーン鬼界カルデラ等がある。カルデラ噴火呼称されることもあるが、爆発的ではないハワイ式噴火でもカルデラ形成されることがある洪水玄武岩 洪水玄武岩は、数千万年1回程度発生する地表大規模に割れ大量溶岩短期間地表供給される例えば、インドデカン高原玄武岩面積は、日本全土の約1.5倍に相当する発生原因について、最近プルームテクトニクス議論されている。

※この「マグマ噴火」の解説は、「噴火」の解説の一部です。
「マグマ噴火」を含む「噴火」の記事については、「噴火」の概要を参照ください。

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