ボクシングスタイルとは? わかりやすく解説

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ボクシングスタイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 05:34 UTC 版)

ナジーム・ハメド」の記事における「ボクシングスタイル」の解説

比較リードブロー打たない、腕をだらりと下げガードをしない、飛び上がってパンチを打つという、近代ボクシング禁忌あざ笑うのようなスタイル相手翻弄する背骨が直角に曲がるほどのスウェーバック背面を完全に相手見せるほどの深いダッキング、それらを瞬時かつ的確に行え反射神経動体視力駆使するため、避けることに関して右に出る者がいないかといってディフェンス偏重なわけでもなく、スウェーバックしながらカウンターパンチ繰り出したり、バックステップしながらパンチを出す等、通常の選手であれば体重乗せられ手打ちになってしまうようなパンチ放ちなおかつそれで相手選手を平気でKOしてしまう。ハメド指導したトレーナーエマニュエル・スチュワードをして「もしレノックス・ルイスハメドが同じ階級ならハメドパンチ力の方が上だ」と言わしめるほどのハードパンチャーである。 戦略としては、薄ら笑い浮かべつつノーガードのまま相手選手に近づいたり、ダンスを踊るようなステップ挑発し、相手選手大振りを誘う。それを軟体動物のように柔軟なウィービングかわした後、突然足のステップとは関係ないタイミングで、体ごと相手飛びかかっていくようなブローお見舞いしてKOする試合多く見られる。なお、サウスポー自称してはいるものの、スイッチ頻繁に行ううえに、右でフィニッシュすることも多い。 ハメドサンデーパンチは、フックともアッパーとも言えないオリジナルブローである。まるで科の猛獣獲物飛びかかるかのように放つのだが、通常このようなパンチテレフォンパンチ呼ばれ初動見抜かれやすく、モーションに入ると中断することができないため、カウンター餌食になるという致命的な欠点を持つ。この無謀に思えるパンチに、前述人間工学無視したような動きフェイント施し相手死角からインパクトさせるのを得意としている。 総合的に見て非常に型破りトリッキー選手のため、ケビン・ケリー英語版)、ウェイン・マッカラーセサール・ソトブヤニ・ブング、オーギー・サンチェスなどのオーソドックスボクサーほどハメド術中はまって翻弄された。プロ唯一ハメド破ったマルコ・アントニオ・バレラは、執拗にカウンター狙った出入り激しボクシングで、ハメドの的を絞らせないよう徹底、第1R中に3度ハメドぐらつかせるなどハメド特徴的な動き攻略し2Rからはハメドたまらずガード上げて戦うという珍しい戦略取りバレラ判定勝ちを収めた試合以外でも、入場の際の派手なパフォーマンス前転してリングインなどの独自のスタイル貫いた須藤元気自身スタイルを「ハメド参考にした」と語っている通り入場パフォーマンスはもちろん、バックハンドブローステップ視線相手からわざと外すなど、全般(本来ボクシングではバックハンドでのパンチ反則)に、ハメド影響見受けられるまた、山本"KID"徳郁もK-1ルール初挑戦する際に、「ビデオハメド見て参考にした」と語っており、テレビ解説務めた畑山隆則からも「KID選手戦い方ナジーム・ハメド似てますね」と評価された。極真会館前人未踏の5回の全日本優勝記録を持つ数見肇師匠ナジーム・ハメドビデオ見せられ「あんな風にスタスタ歩いて自由に強いパンチ出せるようになりたい」と一つ理想型にしていた。 その奇抜なボクシングスタイル故にファンアンチの数も多いが、他の格闘技界への影響含め良くも悪くも魅せるボクサーであった

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ボクシングスタイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/05 17:56 UTC 版)

ジュニア・ウィッター」の記事における「ボクシングスタイル」の解説

パンチ見切る目のよさや、的確にパンチヒットさせる勘のよさは抜群であり「 The Hitter (狙撃手) 」の異名を持つが、ガード下げたまま上体揺らしてパンチをよける防御技術や、セオリー無視したボクシングスタイルから「ナジーム・ハメド2世」とも呼ばれることがある(ウィッターのトレーナーハメド育てたドミニク・イングルである)。

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ボクシングスタイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 15:46 UTC 版)

モハメド・アリ」の記事における「ボクシングスタイル」の解説

蝶のように舞い、蜂のように刺す (Float like a butterfly, sting like a bee) 鈍重な大男力任せな殴り合いだったヘビー級ボクシングに、アリのように華麗なフットワークと、のように鋭い左ジャブ活用するアウトボクシング持ち込んだ。この著名なフレーズは、アリトレーナーのドゥルー・バンディーニ・ブラウンによるもので、試合前によく肩を組んで蝶のように舞い、蜂のように刺す!」と一緒に叫ぶパフォーマンス見せていた。ノートン戦の敗北後に、ノートンファンから「は羽を失いは針を失った」という投書届き、これを気に入ったアリジムの壁にこれをテープ貼りつけ毎日眺め、「羽」と「針」を取り戻す決意新たにしていた。 ヘビー級史上最速の一人 リング縦横無尽動き回れる体のこなしだけでなく、ジャブ右ストレートカウンター合わせる離れ業やってのけるパンチスピード持っていた。マイク・タイソン出現した現代においてもなお、ヘビー級史上最速評価された(アリ尊敬しているタイソン自身アリとの比較で「アリは私には速すぎる。」と語っている)。 シュガー・レイ・ロビンソンの影響 シュガー・レイ・ロビンソン尊敬しており実際に影響をうけたと指摘する声も存在したレオン・スピンクスとの再戦前に「俺は三度ヘビー級チャンピオン獲得する最初の男になる。ヘビー級シュガー・レイ・ロビンソンになるんだ」と語っている。後にはシュガー・レイ・レナード育てたトレーナー、アンジェロ・ダンディーと常にコンビ組んでいた。 プロボクサーの娘 娘のレイラ・アリプロボクサーとして活躍したWBC女子スーパーミドル級初代チャンピオンジョー・フレージャーの娘であるジャッキー・フレージャー・ライド2001年6月対戦したトラッシュトーク アリは、注目を集めるための自己宣伝が非常に派手で巧みだった。「俺が最強だ」「俺が最も偉大だ」と公言し、わざと物議をかもす言動をし、試合相手からかった詩を発表しKOラウンド数を予告してリングにあがった。この態度はむろん顰蹙を買い、徴兵拒否ムスリムとの関係もあいまって、非常に多数アンチ生み出した本人はこの言動理由を「むろん、厚顔な大ぼら吹き好きな者はいない。しかしこう言えば、みんなは俺の試合を見にくるし、プロモーター達には、俺の試合企画が、金になることが判るんだ。野次怒号の中をリングにあがるのは、いい気分だ。最後は、俺の予告どおりになるんだからね」としている。

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ボクシングスタイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/23 02:06 UTC 版)

柴田国明」の記事における「ボクシングスタイル」の解説

身長163cmの小柄な体でスピーディリズミカルなボクシング展開したパンチ当てるのがうまく、ガード空いたところにマシンガンのように連打打ち込んだ一方で打たれ弱くカウンター一発KO負けすることも多かった。6敗の内5敗がKO負けである。「日本人には困難」と言われスナップ効いたパンチを打つことができた。そこからついた異名が「天才パンチャー」「かめ割り柴田」。

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ボクシングスタイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/22 05:01 UTC 版)

マイク・タイソン」の記事における「ボクシングスタイル」の解説

身長178 cmリーチ180 cm周囲50 cm超の首を誇る。ヘビー級としては小柄ながらも、巨漢ボクサーガードごと薙ぎ倒す桁外れパンチ力加えヘビー級では並外れたスピードフットワーク急所正確にコンビネーション打ち抜く高度なオフェンス技術、そして相手パンチガードのみに頼らず、ボディーワークで空に切らすディフェンス技術武器に、次々大男たちキャンバス沈めたフロイド・パターソン同門下であり、ともに小柄であることやピーカブースタイルなど、両者には共通点が多い。

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