魅せる
魅せる(みせる)とは、他人に対して何かを見せる行為、またはその結果を指す言葉である。他人の注意を引き、感動や興奮を引き起こすことを目的としている。例えば、芸術家が作品を展示する行為、料理人が料理の技術を披露する行為、企業が新製品を公開する行為などがこれに該当する。また、自身の能力や魅力を他人に認識させるために行う行為も「魅せる」と表現されることがある。現代では、SNSなどのインターネット上で自己表現を行い、他人に自身の生活や価値観を「魅せる」ことも一般的である。
魅せる
み・せる【見せる】
読み方:みせる
1 見えるようにする。人にわかるように示す。「人前に姿を—・せる」「定期券を—・せる」
2 行動・態度・表情などに表して、そうであることを人にわからせる。「意地を—・せる」「関心を—・せる」「弱みを—・せる」
3 経験させて、わからせる。「痛い目を—・せる」「憂き目を—・せる」
4 ある状態やようすに見えるようにする。そのように見せかける。「年齢より若く—・せる」「故意を過失に—・せる」
6 診察・鑑定などをしてもらう。「子供を医者に—・せる」「茶器を目利きに—・せる」
7 すばらしい芸や技などで人の心を引きつける。「幅広い演技で—・せる俳優」
「跡なきことにはあらざめりとて、人をやりて—・するに」〈徒然・五〇〉
10 (補助動詞)動詞の連用形に助詞「て」の付いた形に接続して用いる。
㋐実際にその行為をして、人に示す。「歌って—・せる」「おどけて—・せる」
[補説] 6は、診察してもらう意では「診せる」とも書く。7は、「魅する」からの連想で多く「魅せる」と書く。
[下接句] 後ろを見せる・尾を見せる・顔を見せる・白い歯を見せる・泣きを見せる・抜く手も見せず・目に物見せる・目を見せる
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