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フレーゲ【Gottlob Frege】


フレーゲ

名前 Frege; Flöge

ゴットロープ・フレーゲ

(フレーゲ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 07:47 UTC 版)

フリードリヒ・ルートヴィヒ・ゴットロープ・フレーゲ(Friedrich Ludwig Gottlob Frege[2], 1848年11月8日 - 1925年7月26日)は、ドイツ哲学者論理学者数学者。現代の数理論理学分析哲学の祖とされる。


  1. ^ "Frege's Technical Concepts" in Leila Haaparanta; Jaakko Hintikka (1986). Essays on the Philosophical and Foundational Work of Gottlob Frege. Synthese Library, Vol. 181. Springer. pp. pp. 253-295. ISBN 978-90-277-2126-6. https://books.google.co.jp/books?id=DwxUZZF21mQC&redir_esc=y&hl=ja 
  2. ^ ネイティヴによる「Gottlob Frege」の発音”. Forvo. 2016年3月28日閲覧。
  3. ^ 野本和幸「G.フレーゲの論理・数学・言語の哲学」人文科学研究 : キリスト教と文化 : Christianity and culture (48), 2016-12,国際基督教大学キリスト教と文化研究所,p.55.


「ゴットロープ・フレーゲ」の続きの解説一覧

フレーゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/13 00:29 UTC 版)

全称記号」の記事における「フレーゲ」の解説

全称量化表現する記号法が初め導入されたのは、量化理論の祖とされるゴットロープ・フレーゲの『概念記法』(1879年)においてである。しかしフレーゲの論理式表記法は、現在広く用いられている線形的な表記法とは大きく異な2次元的な表記法であり、全称量化表現も独特のものを採用していた。現在の表記法で「∀xPx」と表現される式は、フレーゲの表記法では、 と書かれた。Px左側にあるくぼみ部分全称記号に当たる。このフレーゲの表記法はそのあまりの特殊性から、その後普及することはなかった。

※この「フレーゲ」の解説は、「全称記号」の解説の一部です。
「フレーゲ」を含む「全称記号」の記事については、「全称記号」の概要を参照ください。


フレーゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/06 20:04 UTC 版)

言語哲学」の記事における「フレーゲ」の解説

言語存在のあるいは心理能力の一機序定位してきたこれまでの西洋哲学史反して言語こそを哲学中心課題定位したのが分析哲学である。分析哲学は、フレーゲ、ラッセル基礎とし、『論理哲学論考』のウィトゲンシュタインもしくはカルナップ端緒とするが、英米中心とした哲学潮流中心とし、観念等よりも言語優越基礎とする。だがその主張多岐にわたり、かつ、中心テーゼも必ずしも存在しない。またその発展とともに分析哲学仕事の範囲言語の哲学範囲超えて存在論倫理学美学心の哲学行為論科学哲学数学の哲学等、哲学のほぼ全てと言えるほど多岐にわたってきている。 広義での分析哲学源流は、19世紀中葉ドイツ数学者ゴットロープ・フレーゲ(Gottlobe Frege:主著概念記法 ("Begriffsschrift, Eine der arithmetischen nachgebildete Formelsprache des reinen Denkens")』『算術の基礎 ("Die Grundlagen der Arithmetik")』『算術基本法則 ("Grundgesetz der Arithmetik" I)』)に求められる。彼は、それまで言語哲学命題間に成立する三段論法(既にアリストテレスによりほぼ完成されていた)を前提名辞とその対象とを考察することしか主たる課題としていなかったのに対して一命題(Satz)内の構造量化すべての、ある、存在する)とを問題にする量化理論発見した。さらに、それに基づく意味論考察した彼によれば、言語基本単位命題(文 Satz)であり、それより小さい諸単位日常言語では語句、フレーゲの量化論理では、項 (Argument) と函数 (Funktion))の意味一つ命題という文脈の中で考えられねばならないという文脈原理提唱した。また「意義と意味について (Über Sinn und Bedeutung)」において、「明けの明星」と「宵の明星」という2つの語がいずれも指示対象としては同一金星を指すにもかかわらず言語における機能異ならせることから、指示対象のことを「Bedeutung」(意味)と呼び、その語の意味違いを「Sinn」(意義)と呼んで区別する、という画期的業績残したとはいえ、フレーゲにおいては、意味は言語超越した実在一種イデア)であるGedanke(思想)に求められている。この点で、分析哲学化や後述する言語論的転回経験したものとはいえない。

※この「フレーゲ」の解説は、「言語哲学」の解説の一部です。
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