そんざい‐ろん【存在論】
そんざいろん 【存在論】
存在論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/31 04:17 UTC 版)
存在論(そんざいろん、英: ontology、独: Ontologie)は、哲学の一部門。さまざまに存在するもの(存在者)の個別の性質を問うのではなく、存在者を存在させる存在なるものの意味や根本規定について取り組むもので、形而上学ないしその一分野とされ、認識論と並ぶ哲学の主要分野でもある。
- ^ a b 『岩波哲学小事典』「存在論」の項目
- ^ a b c 後掲加藤
- ^ 『カテゴリー論』第4章
- ^ ハイデッガーは、存在(ある)と存在者(あるもの)とを明確に区別する。存在忘却とは、人間はもはや「存在(ある)」とは何かなどと問うこともなくなり、存在者(あるもの)としての自分に固執していること。(清水書院『用語集 倫理 最新第2版』195頁「存在忘却」)
- ^ 故郷喪失とは、存在者(あるもの)としての自分に固執し、本当の自分とそのよりどころ(つまり存在(あること))を見失って生きていること。「世人(ひと)」へ頽落(たいらく)していること。(清水書院『用語集 倫理 最新第2版』195頁「故郷喪失」)
存在論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/21 01:02 UTC 版)
そして存在論は晩年となる「後期思索」として分類される。これはマルティン・ハイデッガーの哲学思想を下敷きに建築とは何かを問い、『建築以前(退官講義)』(1978年)や『建築について』(1978年)にまとめられるが、体系化に行き着く前に歩みを終えた感があり、市川秀和博士は、その「思索の道 Lebenund Denkweg」こそが増田の独自性であると説いた。
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存在論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 18:40 UTC 版)
詳細は「存在論」を参照 構造(structure)と行為主体性(agency)の関係は、社会理論における不朽の論争対象となっている(「個人の行動を決定付けるのは社会構造なのか、それとも人間の行為主体性か」)。 この文脈における「行為主体性」とは、「個人が独立的に行為し、自由な選択を行う能力」として定義される。また、「構造」とは「個人の選択と行為を制限する、もしくはそこに影響する要因」として定義される。ここでの要因とは、社会階層、宗教、ジェンダー、民族性などである。 構造と行為主体性のどちがが優位性をもつかに関する議論は社会存在論の中核を成している(「社会的世界は何によってできているのか」、「社会的世界において原因とは何であり結果とは何であるのか」)。
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