ノルマンディークルー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 05:58 UTC 版)
「Mass Effect シリーズ」の記事における「ノルマンディークルー」の解説
ギャレス・ヴァカリアン シタデルの保安を一手に担う保安機関C-Sec(Citadel Security Services)に勤務するトゥーリアン族の刑事。男性。正義感が非常に強く、悪や不正は断固として叩くという苛烈な主義を持っており、それゆえ職業上の様々な制約が彼を悩ませている。悪人を前にしてはつい感情的になり、これを裁くため時として超法規的なことや、非倫理的なことにも手を染めるのを厭わない危うさがある(しかし独善的な性格ではなく、制止を受けた際のシェパードの忠告には素直に耳を傾ける)。独自に追っていたサレンの不正を暴くべく、C-Secの職を辞してシェパードに同行することを決める。ソブリン撃退後は自らのチームを組んでテルミナス宙域のオメガで犯罪者相手に戦う日々を送っておりアークエンジェルと言われ恐れられている。コレクター基地でのミッションの後は故郷パラヴェンでリーパー対策の専門家として軍に入っている。 アードノット・レックス クローガン族の傭兵、賞金稼ぎ。男性。一般的なクローガン族の例に違わず、争いごとを好み、強い相手と戦うことを至上の名誉とする凶暴な性格。しかし、ただ金と暴力のためだけに傭兵稼業に手を染める刹那的な同族達と違い、理性的な側面もある。契約を交わせば誰であろうと殺す非情さの一方で、滅びゆく種族の未来を憂い、友と認めた者は決して裏切らない篤い情熱の持ち主。サレンの情報を握る暗黒街の顔役を追って以来、シェパードと共闘する。ソヴリンとの戦いの後は故郷トゥチャンカに戻り一族を纏めている。リーパーの侵攻が始まるとトゥーリアンの救援をする見返りにジェノファージの治療を要求する。 タリゾラ・ナ・ラーヤ 放浪の民クォリアン族の出身。女性。ノルマンディーのクルーにはタリと呼ばれる。クォリアン族は免疫システムが弱いため、常に全身を気密スーツで覆われており、彼女も作中素顔を見ることはできない。行動的な性格をしており、一般的なクォリアン族がそうであるように機械に強い。成人の儀式として種族に認められる程の「価値あるもの」を求めるなか、シタデルでシェパード達が追う事件の重大な手がかりを知らずに入手し命を狙われる。危ういところをシェパード達に助けられ、彼に同行することになる。 リアラ・ティッソーニ アサリ族の考古学者。年齢106歳。1000年以上の寿命を持つアサリ族ではまだ若年と見なされている。理知的で聡明だが、地位あるメイトリアークの娘という生い立ちからアサリ社会でも疎外感を抱き、結果として他人と距離を置いて研究に没頭するようになった。銀河間移動を可能にしたマスリレイの創造主とされるプロセアン族の遺跡を調査するため、辺境の惑星で一人研究を続けている。ナイーブかつ対人関係が得手でなく、独自の考察や専門分野の話となると延々と止まらなくなることも。サレンの手下に襲われた際自分の研究所から脱出できなくなり、救助のために駆けつけたシェパードと同行することとなる。アサリ族の例に漏れず、彼女も非常に強力なバイオティクスの使い手である。 モーディン・ソーラス サラリアンの男性。天才的な頭脳を持つ科学者。かつてはサラリアン特殊部隊に所属していた。クローガンの出生率を大幅に抑えるジェノファージ技術の開発者であり、これによってクローガンの出生率は99.9%減少した。道徳より科学的原則を規範にしているがジェノファージを生み出した罪の意識は感じており、その償いのためシェパードと行動を共にする。リーパー侵攻後は戦力としてのクローガンの重要性から治療に必要な女性クローガンの情報をレックスに流すなどジェノファージの治療に向けて動き出す。 ジャック(サブジェクト・ゼロ) あらゆる犯罪に手を染めた女性。銀河一の犯罪者と呼ばれ、現在は刑務所に収監されている。人を一人殺す毎にタトゥーを入れており、今や全身がタトゥーに覆われている。野蛮かつ暴力的で情緒不安定な性格ではあるが、強力なバイオティクスの使い手。どんな犯罪も可能にする能力の高さ、鋼鉄のように固い意志と、敵を倒すという強い決意を持つ。幼少時はサーベラスの研究所で人体実験の被験者となっており、そのためサーベラスを恨んでいる。 グラント クローガンの科学者オキアーによって人工的に製造されたクローガン。究極のクローガン、および最強の戦士をテーマとして設計された。ずっとタンクの中で生活してきたため、戦闘に関すること以外の周囲の事情はほとんど理解できない。血気盛んで好戦的ではあるが理知的な一面も持つ。しかしクローガンの血が暴走し、自分が抑えられなくなることもある。 セイン・クリオス ドレルの男性。凄腕の暗殺者。完全無欠の殺人者として鍛錬を続け、恐るべき技術と経験を持つ、比類なきアサシンとして銀河中で恐れられている。禁欲的で冷徹な性格。かつては金次第で依頼を請け負っていたが、自身のモラルと信仰に基づき、自らが敵と定めた標的を選ぶようになる。徒手格闘とバイオティックの達人であり、臨機応変でどんな窮地も切り抜けられる。ドレル特有の不治の病に侵されており、余命は残り少ない。 サマラ アサリ・ジャスティカの女性。銀河の秩序の乱れを正すため、子孫を持つことと現世での欲を捨てている。非常に強力なバイオティックの使い手。常に堂々と落ち着いて振る舞う。3人のアルダット・ヤクシ(子孫を生む際に相手に害をなす性質を持つアサリ)の母親であり、そのうちの一人は凶悪な犯罪者であるため、この手で始末するために捜査を行っている。 ザイード 人間の男性。古参の傭兵で、テルミナス宙域で最も危険な賞金稼ぎという評判を得る前には連合軍にいた。20年もの間利益を求めて戦場を駆けめぐったが、今では血なまぐさい傭兵仕事から足を洗いたいと思っている。 カスミ・ゴトウ 神出鬼没の女怪盗。常にフードで顔を隠している。その素顔、経歴と共にほとんど不明。サーベラスに加入する対価として、危険な犯罪者ドノヴァン・フックの金庫に侵入する計画を手助けすることをシェパードに要求する。
※この「ノルマンディークルー」の解説は、「Mass Effect シリーズ」の解説の一部です。
「ノルマンディークルー」を含む「Mass Effect シリーズ」の記事については、「Mass Effect シリーズ」の概要を参照ください。
- ノルマンディークルーのページへのリンク