ジェームズ・D・ウェザビー
名前::ジェームズ・D・ウェザビー
(James D.Wetherbee)
性別:男
国名:アメリカ
生年月日:1952年11月27日(ニューヨーク州フラッシング)
所属機関:アメリカ航空宇宙局(NASA)
飛行実績:スペースシャトル計画(STS-32/コロンビア号)(STS-52/コロンビア号)(STS-63/ディスカバリー号)(STS-86/アトランティス号)解説:ジェームズ・ウェザビーは、4回のシャトル飛行を経験したベテランパイロットです。74年にノートルダム大学の宇宙航空工学部の科学科を卒業し、75年にアメリカ海軍に入隊し、77年からの3年間で125回の夜間の輸送飛行を行うなど、キャリアを積みました。海軍では20種類の飛行機で、345回5000時間の輸送飛行を経験しています。
NASAには84年5月に選ばれ、約1年の訓練ののち、85年6月に宇宙飛行士となりました。スペースシャトルによる4回の飛行実績があり、現在ではジョンソン宇宙センターの副所長を務めています。素顔の彼は、テニスやスキー、音楽などが趣味で、2人の子供のパパです。
ジェームズ・D・ウェザビーをよく知るためのアラカルト
同じロケット、衛星に乗った宇宙飛行士はいるの?
宇宙でどのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
どれくらいの時間、宇宙を飛んでいるの?1.同じロケット、衛星に乗った宇宙飛行士はいるの?
STS-32(コロンビア号、1990年1月9日打上げ)では、ダニエル・C・ブランデンステイン、ボニー・J・ダンバー、マーシャ・S・イビンズ、デビッド・G・ロウと同乗しました。
STS-52(コロンビア号、1992年10月22日打上げ)では、ミッシェル・A・ベーカー、チャールズ・レーシー・ビーチ、タマラ・E・ジャーニガン、ウィリアム・M・シェパード、スティーブン・A・マクリーンと同乗しました。
STS-63(ディスカバリー号、1995年2月2日打上げ)では、C・マイケル・フォール、バーナード・A・ハリスJr、ウラジミール・ゲオギエビッチ・チトフ、ジャニス・E・ヴォス、アイリーン・M・コリンズと同乗しました。
STS-86(アトランティス号、1997年9月25日打上げ)では、マイク・ブルームフィールド、ウラジミール・ゲオギエビッチ・チトフ、スコット・パラジンスキー、ウェンディ・ローレンス、ジェーン・ループ・J・M・クレティンと同乗しました。さらに、ミールとの人員交替でデビッド・ウォルフとマイク・フォーレが、パラジンスキーとチトフと交替で地球へ帰還しています。
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2.宇宙でどのようなことをおこない、どんなことに成功しているの?
STS-32(コロンビア号)では、人工衛星シンコム4を軌道に放出したり、約1トンの長期間被爆施設(LDEF)を、マニュピレータでシャトル内に収容するミッションが行われました。また、この時はエアロビクスや筋力トレーニングをはじめ、長期間の宇宙飛行に適応するための数々の医学テストが行われました。ウェザビーはパイロットとして搭乗しています。
STS-52(コロンビア号)では、イタリアとアメリカが共同製作したレーザー地球力学衛星(LAGEOS)の放出や、極微重力下での各種実験機材の操作、カナダの宇宙映像システム(SVS)の飛行テストなどが行われました。このフライト以降(STS-63とSTS-86)、ウェザビーは船長(コマンダー)として各種の実験の監督を行っています。
STS-63(ディスカバリー号)では、ロシア共和国とアメリカの共同ミッションとして、はじめてシャトルが宇宙ステーション「ミール」とランデブーしました。その他に実験衛星スパルタン204の放出と回収を行っています。
STS-86(アトランティス号)では、ミールと7回目のランデブーが行われました。ミッションではミールに新型コンピュータを入れたり、人員の交替が行われています。また、実験装置を回収するために、パラジンスキーとチトフが船外活動を行っています。
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3.どれくらいの時間、宇宙を飛んでいるの?
STS-32(コロンビア号、1990年1月9日打上げ)では10日と21時間1分、STS-52(コロンビア号、1992年10月22日打上げ)では9日と20時間56分、STS-63(ディスカバリー号、1995年2月2日打上げ)では8日と6時間29分、STS-86(アトランティス号、1997年9月25日打上げ)では10日と19時間21分、宇宙に滞在しています。
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