ディスカバリー号
イギリスの探検家クックの船にちなんで名づけられた
ディスカバリー号は、イギリスの探検家ジェームス・クックが1770年代に南太平洋を航海し、ハワイ諸島に到達した2隻の船、ディスカバリー号とエンデバー号にちなんでつけられました。ディスカバリー号ではアラスカや北カナダの探検も行ないました。アメリカ独立戦争のときにベンジャミン・フランクリンは、イギリスの船にもかかわらず、ディスカバリー号が科学の発展に貢献しているので、攻撃をしないように命令を出しました。ディスカバリーという名前は17世紀にヘンリー・ハドソンがハドソン湾を探検したときに用いた船にも使われています。また、19世紀に英国王立地理院が北極探検のために建造した船もディスカバリー号で、このディスカバリー号は現在も保存されています。
ハッブル望遠鏡の軌道設置などのミッション
ディスカバリーの最初の打ち上げは1984年8月30日でした。チャレンジャー号の事故から2年8カ月ぶりに打上げが再開されたときの最初のオービタでもあります。1990年4月24日にはハッブル宇宙望遠鏡の軌道投入に成功し、その年の10月6日には太陽探査機ユリシーズを送り出すのにも成功しました。2005年7月打ち上げのSTS-114では野口総一さんがミッション・スペシャリストとして搭乗します。
ディスカバリー号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 01:59 UTC 版)
「2001年宇宙の旅」の記事における「ディスカバリー号」の解説
アメリカ合衆国所属の宇宙船。UNCOS登録番号01/283、コールサイン「X-Ray Delta One(XD1)」。映画版では「ディスカバリー1号」とも呼ばれている。2001年時点では最高速の宇宙船で、元々は2年に及ぶ木星への有人往還飛行「木星計画」の為に建造された物だったが、TMA・1の発見に伴い、TMA・1が発した電波の行き先の調査へと任務が変更された。なお、映画版と『2010年宇宙の旅』では目的地は木星のままであるが、小説版では最終的な目的地は土星の衛星ヤペタスに変更されており、木星では大気探測機の投下と重力によるスイングバイを行うのみとなっている。
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