シルクロードとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > シルクロードの意味・解説 

シルク‐ロード【Silk Road】

読み方:しるくろーど

中央アジア横断する古代東西交通路の称。中国から、タリム盆地周縁オアシス都市経由しパミール経て西アジアとを結ぶ道で、モンゴル帝国支配するまで東西文物交流大きな役割果たした。絹(シルク)が中国からこの道を通って西方運ばれたところから、ドイツの地理学者リヒトホーフェン命名絹の道

[補説] 2014年中国・カザフスタン・キルギスタンに残る33か所の関連遺跡寺院などが、「シルクロード」の名で世界遺産文化遺産)に登録された。


シルクロード【シルクロード】(草花類)

※登録写真はありません 登録番号 第6669号
登録年月日 1998年 7月 17日
農林水産植物の種類 オランダかいう
登録品種の名称及びその読み シルクロード
 よみ:シルクロード
品種登録の有効期限 15 年
育成者権の消滅 2004年 7月 21日
品種登録者の名称 吉村人志
品種登録者の住所 長崎県佐世保市重尾町2654番地5
登録品種の育成をした者の氏名 吉村人志
登録品種の植物体の特性の概要
 この品種は,ザンテデスキア属エチオピカの花色白系個体どうしを交配して育成されたものであり,仏炎苞一重で,漏斗形の黄白色の切り花向き品種である。  型は半開張,草丈は中,形態根茎花茎長さはやや長,太さは中,色は黄緑である。全体の形はやじり形,葉縁波打ちは有,葉身長及び幅は中,表面の色は暗黄緑JHS カラーチャート3509),斑の有無は無,厚さは中である。葉柄長さは長,太さは中,上部及び下部の色は濃緑,斑の有無は無である。仏炎苞一重二重の別は一重全体の形は漏斗形,ひげの有無は有,長さはやや短,仏炎苞先端の形は鋭形先端の背曲及び基部重なりは中,縁の波打ちは無,長さは中,色の数は一色内側及び外側の上部と中間の地色黄白(同3301),花色変化は無である。肉穂花序の形は円柱形長さはやや短,太さは細,色は黄である。一株当たりの花数は中,花の香りは無,四季咲き性は有である。  「アンジェリカ」と比較して草丈が高いこと,花茎長いこと,全体の形がやじり形であること等で区別性認められる
登録品種の育成経過概要
 この品種は,昭和60年育成者ほ場長崎県佐世保市)において,育成者所有のザンテデスキア属エチオピカの花色白系個体どうしを交配して得られ種子をは種し,その開花株の中から選抜以後増殖行いながら特性の調査継続し平成6年にその特性が安定していることを確認して育成完了したのである



シルクロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/03 08:29 UTC 版)

シルクロード絹の道英語: Silk Road, ドイツ語: Seidenstraße, 繁体字中国語: 絲綢之路, 簡体字中国語: 丝绸之路[注釈 1])は、紀元前2世紀から15世紀半ばまで活躍したユーラシア大陸の交易路網である[1]。全長6,400キロメートル以上、東西の経済・文化・政治・宗教の交流に中心的な役割を果たした[2] [3] [4]


注釈

  1. ^ カザフ語: Ūly Jıbek jоly; ペルシア語: جاده ابریشم‎; イタリア語: Via della seta
  2. ^ 訳書は、ヘディン『シルクロード』 西義之訳、白水社、のち中公文庫、2003年。本書は往年のシルクロードに沿った自動車道路建設に向けた調査旅行の顛末に関するものであって、昔日の交易路そのものについて論じた書ではない。
  3. ^ 現在のウズベキスタントルクメニスタンなどを含む地域。
  4. ^ 松本清張歴史小説眩人』でも知られる人物。

出典

  1. ^ a b c Society (2019年7月26日). “The Silk Road” (英語). National Geographic Society. 2022年1月25日閲覧。
  2. ^ Miho Museum News (Shiga, Japan) Volume 23 (2009年3月). “Eurasian winds toward Silla”. 2016年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月6日閲覧。
  3. ^ a b Gan, Fuxi (2009). Ancient Glass Research Along the Silk Road. Shanghai Institute of Optics and Fine Mechanics, Chinese Academy of Sciences (Ancient Glass Research along the Silk Road, World Scientific ed.). p. 41. ISBN 978-981-283-356-3. オリジナルの27 February 2018時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180227164624/https://books.google.com/books?id=MJhpDQAAQBAJ&pg=PA1 
  4. ^ Elisseeff, Vadime (2001). The Silk Roads: Highways of Culture and Commerce. UNESCO Publishing / Berghahn Books. ISBN 978-92-3-103652-1 
  5. ^ Boulnois, Luce (2005). Silk Road: Monks, Warriors & Merchants. Hong Kong: Odyssey Books. p. 66. ISBN 978-962-217-721-5. https://archive.org/details/silkroad00luce/page/66 
  6. ^ Xinru, Liu (2010). The Silk Road in World History New York: Oxford University Press, p. 11.
  7. ^ Proto–Three Kingdomsof Korea | Silk Road” (英語). UNESCO. 2017年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年2月23日閲覧。
  8. ^ Jerry Bentley, Old World Encounters: Cross-Cultural Contacts and Exchanges in Pre-Modern Times (New York: Oxford University Press, 1993), 32.
  9. ^ Jerry Bentley, Old World Encounters: Cross-Cultural Contacts and Exchanges in Pre-Modern Times (New York: Oxford University Press, 1993), 33.
  10. ^ “Ancient bottom wipers yield evidence of diseases carried along the Silk Road”. The Guardian. (2016年7月22日). https://www.theguardian.com/science/2016/jul/22/ancient-bottom-wipers-yield-evidence-of-diseases-silk-road-chinese-liver-fluke 2018年5月18日閲覧。 
  11. ^ シルクロード検定実行委員会 2019, p. 38.
  12. ^ シルクロード検定実行委員会 2019, p. 18-19, 40.
  13. ^ a b c シルクロード検定実行委員会 2019, p. 40.
  14. ^ “習近平主席がモンゴル国のエルベグドルジ大統領と会談、両国の全面的な戦略パートナーシップの絶え間な位発展を推進すると強調”. 新華社. (2015年11月11日). http://jp.xinhuanet.com/2015-11/11/c_134805643.htm 2016年5月19日閲覧。 
  15. ^ “習近平主席が中露蒙首脳会議に出席”. 人民日報. (2015年7月10日). http://j.people.com.cn/n/2015/0710/c94474-8918669.html 2016年5月19日閲覧。 
  16. ^ a b c d e ディジタル・シルクロード・プロジェクト 2005, 空間でたどるシルクロード.
  17. ^ a b c d e f g h シルクロード検定実行委員会 2019, p. 42.
  18. ^ シルクロード検定実行委員会 2019, p. 266.
  19. ^ シルクロード検定実行委員会 2019, p. 41.
  20. ^ Dreyer, Edward L. (2007). Zheng He: China and the Oceans in the Early Ming Dynasty, 1405–1433. New York, NY: Pearson Longman. ISBN 9780321084439. p. 70-73
  21. ^ 「世界航海史上の先駆者 鄭和」(新・人と歴史 拡大版21)p108-109 寺田隆信 清水書院 2017年8月30日初版第1刷
  22. ^ a b c シルクロード検定実行委員会 2019, p. 44.
  23. ^ Sub-regional workshop for South Asian Silk Roads Transboundary Serial Nomination and Cultural Landscape Initiatives, 19-21 May, 2021, Kathmandu, Nepal”. UNESCO (2021年5月13日). 2021年5月13日閲覧。
  24. ^ 景淨; 呂秀厳. “大秦景教流行中国碑拓本”. 古代文字資料館. 2021年4月3日閲覧。
  25. ^ "Belief Systems Along the Silk Road," Asia Society website, Belief Systems Along the Silk Road”. 2016年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年11月17日閲覧。. Retrieved 14 November 2016.
  26. ^ en:Jerry H. Bentley, Old World Encounters: Cross-Cultural Contacts and Exchanges in Pre-Modern Times (New York: Oxford University Press, 1993), 69, 73.
  27. ^ Anderson, James A. (2009). “China's Southwestern Silk Road in World History”. World History Connected 6 (1). オリジナルの9 February 2014時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140209152743/http://worldhistoryconnected.press.illinois.edu/6.1/anderson.html 2013年12月2日閲覧。. 
  28. ^ Ancient Silk Road Travellers”. 2009年8月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年10月閲覧。
  29. ^ 続日本紀』巻第十二 聖武天皇 天平八年(736年
  30. ^ 森豊 『シルクロードと日本文化』p. 235 白水社、1982年
  31. ^ 王坤「中国側から見る日中経済協力 : 1979~1988年の『人民日報』の対中ODA 報道を中心に」OUFCブックレット 3, 313頁, 2014-03-10
  32. ^ 日本ユネスコ協会連盟 『世界遺産年報2015』pp. 18 講談社、2014年
  33. ^ 日本ユネスコ協会連盟 『世界遺産年報2005』p. 40 平凡社、2005年
  34. ^ SILK ROADS DIALOGUE, DIVERSITY & DEVELOPMENTUNESCO
  35. ^ 「中国『経済ベルト』戦略 / シルクロード 世界遺産」『読売新聞』2014年6月23日(朝刊)4面
  36. ^ 宝物について”. 正倉院. 宮内庁. 2021年4月3日閲覧。 “「正倉院はシルクロードの終着点である」という言葉は,この宝物のもつ世界性の一端を言いあらわしたものといえるでしょう。正倉院宝物は,単に奈良朝文化の精華を示すだけでなく,実に8世紀の世界文化を代表する貴重な古文化財なのです。”


「シルクロード」の続きの解説一覧

シルクロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 19:54 UTC 版)

蔵出し劇場」の記事における「シルクロード」の解説

各回番組は「NHK特集 シルクロード」を参照

※この「シルクロード」の解説は、「蔵出し劇場」の解説の一部です。
「シルクロード」を含む「蔵出し劇場」の記事については、「蔵出し劇場」の概要を参照ください。


シルクロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 05:04 UTC 版)

中央アジアの美術」の記事における「シルクロード」の解説

中央アジア東西貫通する交易路をシルクロードと称し、その一部世界遺産登録されている。シルクロードの名称は古くからのものではなく19世紀ドイツの地理学者リヒトホーフェン1877年刊行した著書用いたのが最初である(ドイツ語では「ザイデンシュトラーセン」)。リヒトホーフェン弟子ヘディン用いた「シルクロード」は、東トルキスタン東西に走る交易路指したが、今日の「シルクロード」はより広く中国から地中海東岸まで、ユーラシア大陸東西を結ぶ交易路指している。この交易路には、北方草原地帯を通る、いわゆる「草原の道」と、南の砂漠地帯を通るいわゆる「オアシスの道」とがあった。「シルクロード」という語は、一般に後者を指す場合が多いが、歴史的に前者、すなわち草原の道の方が主たる交通路であった指摘する研究者もいる。いわゆる「オアシスの道」には、天山山脈の北を通る天山北路と、南を通る天山南路があり、後者はさらにタクラマカン砂漠タリム盆地)の北縁を通る西域北道と、南縁を通る西域南道分かれる天山北路中国からハミトルファンウルムチ経て天山山脈の北を通りイシク湖方面へと至る道である。西域北道トルファン天山北路分かれカラシャールクチャアクス経てカシュガルへ至る。一方西域南道ホータンヤルカンド経て、やはりカシュガルに至る。カシュガルからはパミール高原の北の地峡通って西トルキスタン至り北西路と南西路に分かれる北西の道をとればフェルガナソグディアナ通ってアラル海南ロシア方面通じていた。一方南西向かえバクトリアシリア経てビザンティウム(コンステンティノープル、イスタンブール)へ、あるいはバクトリア経て南のインド方面へ至る。インド発祥した仏教は、北西インド経て紀元前1世紀頃には西域南道の諸都市伝来した

※この「シルクロード」の解説は、「中央アジアの美術」の解説の一部です。
「シルクロード」を含む「中央アジアの美術」の記事については、「中央アジアの美術」の概要を参照ください。


シルクロード

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 13:55 UTC 版)

シムケント」の記事における「シルクロード」の解説

12世紀に、10km東にあるシルクロードの町サイラム(Sayram)を守るキャラバンサライ(隊商宿)としてできた。

※この「シルクロード」の解説は、「シムケント」の解説の一部です。
「シルクロード」を含む「シムケント」の記事については、「シムケント」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「シルクロード」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

「シルクロード」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「シルクロード」の関連用語

シルクロードのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



シルクロードのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
農林水産省農林水産省
Copyright The Ministry of Agriculture. Forestry and Fisheries of Japan
品種登録ホームページ
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのシルクロード (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの蔵出し劇場 (改訂履歴)、中央アジアの美術 (改訂履歴)、シムケント (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS