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オーボエ 0 1 [(イタリア) oboe]
音楽用語辞典 |
オーボエ[oboe / ob]
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オーボエ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/05 19:32 UTC 版)
| オーボエ | ||||||||
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| 別称:オーボー、オーボワ | ||||||||
| 各言語での名称 | ||||||||
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| 分類 | ||||||||
| 音域 | ||||||||
| 実音記譜 | ||||||||
| 関連楽器 | ||||||||
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| 演奏者 | ||||||||
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後述 |
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オーボエは、木管楽器の一つで、上下に組み合わされた2枚のリードによって音を出すダブルリード式の楽器(複簧管楽器)である。オーボーともいう。フランス語のhaut bois(高い木)が語源とされる。ただし、この「高い」は「高音域」ではなく「高音量」(大音量)を意味する。なお、ロシア語でガボーイ(гобой)、中国語(北京語)では双簧管と呼ぶ。
古代ギリシアの伝説においては、マルシュアスが吹いた縦笛アウロスが2枚リードの楽器であったと考えられている(笛がギリシャ社会に与えた影響についてはアウロス参照)。
ギネス・ワールド・レコーズには、1977年のThe American Music Conferenceの発表を引用して、世界で一番難しい木管楽器、誰にも上手に演奏できない気難しい木管楽器(the ill woodwind)として掲載された[1]。
目次 |
歴史
オーボエの直接の起源としては、軍隊など戸外で使用していたショームが木管楽器製作者のオットテール一族によって室内音楽用に改良され、17世紀頃オーボエとして誕生したと言われている[誰によって?]。オランダの管楽器製作家ハッカの工房からバロック・オーボエとその前身のショームとの中間的な楽器が発見されており、オーボエの誕生にハッカが関与したのではないかという説もある。
かつて弦楽器だけだったオーケストラに初めて入った管楽器であり、高音部を担当している。バロック期を通してオーボエのボア(管の内径)は細くなるように改良され、音域は上へ拡張していく。古典派初期にはまだキーは2個であった。
バロック・オーボエの音域、構造など
音域は中央ハから2オクターブ上の二まで約2オクターブあるが、モデルやリードによってより高音を出せる。バロック・オーボエの主な構造上の特徴は以下の通りである。
- リードの差し込み口が逆円錐形をしている。
- 下管からベルへの内径が段差を経て広がっている。
- 内径はモダン式よりも太い。
- キーは2から3個(変ホ音のために2個のキーが本体の左右に付いているものもある)。
- 指穴が管体に対して直角でなく角度をもって開けられている。
- 指穴にダブルホールが用いられている。
- ベルのリムが内径に飛び出している。
ベルに柔らかい紙や布、羊毛等を詰め、音量をミュートして演奏する方法がある。
バロック・オーボエのリード
当時、リードは楽器を製作する工房に注文されていたケースもある。現代のバロック・オーボエ奏者はモダン・オーボエやイングリッシュホルンのリード用チューブをつなげたり、真鍮板から切り出して自作したりしている。モデルによって合うリードのサイズがかなり異なり、チューブの長さもスクレープのタイプもそれぞれである。古楽器特有のクロス・フィンガリングのため、比較的広い幅のリードを用いる。楽器への差し込みは糸を巻いて調整する。
モダン・オーボエの音域、構造など
音域は中央ハのすぐ下の変ロから3オクターブ弱上のイまで約3オクターブあるが、奏者達の研究によっては最高音を変ロとされているオーボエもある。奏者の実力と奏法を工夫すれば、それより上のロ、ハ、変ニ、ニまで出すこともできるが、演奏は極めて困難である。さらに上最高音の数音が発音できるか否かは奏者の力量、リードの質による。また音の組み合わせに制限はあるが、ハーモニックス、二重音、三重音、多重音の発音が可能である。グリッサンド、フラッタリング、弱音奏法(これもハーモニクスと呼ばれる)、循環呼吸法による切れ目ない演奏、音色を変化させるフィンガリングなど、現代奏法にも広く適応する。音色を変化させるフィンガリング(timbre fingering)では1つの音程について20種類程のフィンガリングが存在することもある。著名な現代曲ではいくつかの音についてこのフィンガリングが使われている。
オーケストラや奏者によるお国柄の濃い楽器であり、地方毎に独特のシステムのオーボエが用いられていた歴史がある。 現代ではコンセルヴァトワール式と呼ばれるキーシステムのものが一般的である。コンセルヴァトワール式にはオクターブキーの機構によってセミオートマチックとフルオートマチックがある。この違いは音色にも現れ、ドイツ系の奏者はフルオートマチックを使用していることが多い。セミオートマチックは第1オクターブキーと第2オクターブキーの切り替えの時点で第1オクターブキーが自動的に閉じる機構になっている。フルオートマチックはこれに加えて第2オクターブキーが自動的に開き、奏者による操作を必要としない。
各キーにもオープン式とカバー式のものがあり、これも音色に影響する。現在はカバードキーが多い。オーボエの場合カバードキーといってもキーの中央に穴が開いている。フルートではリングキーと呼ばれる部類に入るのであろうが、オーボエではこれをカバードキーと呼んでいる。オープン式の場合は、現代のクラリネットのようにリングのみのキーを装備している。
その他、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団で使われているウィーン式(ウィンナ・オーボエ、現在は日本のヤマハが製作)、イギリスを中心に使われているサムプレート式がある。サムプレート式は元々コンセルヴァトワール式の1世代前のキーシステムであるが、現在ではハワース社製のようにコンセルヴァトワール式にキーを追加したものもある。現在ではほとんど使われないが、ドイツ、ロシアで用いられたジャーマン式もあった。
管体は、クラリネットなどと同様にグラナディラが用いられることが多く、その他にはローズウッドやキングウッド材などのものも知られている。プロ・アマ問わず、コンサートホール等での通常の演奏形態ではこうした木製の楽器を用いる奏者が大半であるが、樹脂製の楽器も存在する。木製の楽器においても、管体の一部に樹脂素材を用いているものもある。
楽器は、上管・下管・ベルといった部分から成り、上管の最上部にはリードの差し込み口がある。オーボエ属のコーラングレや、同じくダブルリード楽器であるファゴットのようにボーカルを介してリードと楽器を接続する形態ではなく、楽器に直接リードを差し込むのが特徴的である。
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- ^ Guinness Book of World Records 1982、141ページ
- ^ 以上の工具・部品の名前を英語で記す場合、アメリカ英語とイギリス英語で若干の相違が見られる場合がある。 この対照表はEvelyn Rothwell:The Oboist's Companion Volume 3 (Oxford University Press) ISBN 0-19-322337-6 に掲載されている。
- ^ 團伊玖磨『日本人と西洋音楽』NHK人間大学テキスト、1997
- ^ 日本近代音楽館編『明治の作曲家たち』2003
- ^ 成澤良一「探訪・日本オーボエ史」『パイパーズ』杉原書店、2006年5〜11月号
- 1 オーボエの概要
- 2 モダン・オーボエのリード
- 3 種類
- 4 著名なオーボエ奏者
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出典:Wiktionary |
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