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オクターブ 3 [(フランス) octave]

(1)全音階上の任意の音から数え八番目にあたる音。第一番目と同じ音名階名呼ばれる

(2) (1) の両音のへだたり、すなわち完全八度音程をさす。物理的には、完全八度をなす二音のうち、高い方は低い方に対して二倍周波数をもつ。
» (成句)オクターブが上がる


音楽用語辞典

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オクターブ[octave]

ある音と8度離れた音(完全8度音程)、8番目の音。音の振動比(周波数比)が1対2の関係になる音。音名が同じで音域が違う音のこと。8度上は1オクターブ上、15度上は2オクターブ上の音という。下の時は1オクターブと言う


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オクターヴ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/03 08:32 UTC 版)

(オクターブ から転送)

オクターヴとは、大きく分けて2つの概念を併せ持つ。1つには、西洋音楽における「8度音程」のことを単純に意味する。2つには、聴覚現象としてヒトに共通して感知されうるものとして広く認められている「高さの異なる同じ音(同度の複音程)」のことを意味する。

「オクターブ」とも表記される[1][2]

目次

言語学的な側面から

オクターヴはそもそも、フランス語英語における「8度音程」のことである。西洋音楽において音程を示す時、片方の音から数えて何番目の音かという意味で、「~番目」を意味する序数詞を用いる。「8番目=8度音程」を意味するラテン語“octavus”が語源であり、そこからフランス語“octave”、そして英語“octave”、また他の各言語へと派生・定着していった。

音響学的な側面から

音響学において、少なくともヒトの聴覚は、同じ音とみなされる音が螺旋状に感知されることが認められている。光の連続スペクトルのように、低い音から高い音へ、または高い音から低い音へと順に音を聴いていくと、ある程度の間隔ごとに同じ音と認識される音が規則的に何度も廻ってくる。高さが違うが同じ音として認識されるという音の不思議は、様々な推論が古来から試みられてきたが、いまだにそれを結論づけることのできる決定的な理論は見つかってはいない。

物理学的な側面から、ある音の2n倍や2n分の1の周波数の音は、元の音と同じ音と認識されることが、ヒトに共通する感覚として絶対性を持っている。高さは違うものの、本質的に同じ音として感覚に捉えられる理由として一つに、自然界に存在している多くの音に含まれる倍音の中では、この関係の周波数の音が基礎となって響く点が考えられており、また、オクターヴ違いの2音間の振動数比の単純さが考えられている。

音楽理論学的な側面から

西洋音楽においては、先述の「周波数の異なった同じ音」ごとの間隔を12の等間隔な半音に分割される調律が一般的なものとして定着してきた。この半音は現在、十二平均律によって、完全に均等な間隔で分割される。しかしながら、音程を半音階の数で数える伝統は一般に普及しておらず、12の半音で構成される1オクターヴを、全音間隔5箇所と半音間隔2箇所とを組み合わせた7音音階、すなわち教会旋法の中において、音程はその距離を数えられる(教会旋法の中において、旋律的進行への配慮の下、半音が2間隔連続することはない)。実際的には、世界的に普及している鍵盤の白鍵、すなわち幹音の数で音程を数えるため、オクターヴ内は7音で構成されていることとなる。

ただし伝統的に、西洋音楽では同度を0度からとして数える方式は普及しておらず、同度を1度音程と見なして数え始めるため、2音の差が1音分の場合には、1度ではなく2度と数える。そのため、7音音階の中で、高さの異なる同じ音に辿り着く音程が、7度ではなくて8度と数えられることとなる。また、旋法が異なれば1オクターヴに含まれる音の数は変化するため、広義に、高さの異なる同じ音(=オクターヴ)を7音で構成しない旋法においても、更に西洋音楽以外においてさえも、そもそも8度音程を意味するオクターヴという用語が広く適用されることもある。

特異な例として、インドにおいては、高さの違う同じ音(=オクターヴ)を意味する用語として、7を意味する“sapta”(サプタカ)という語が使われている。これは、1サプタカに7個の音(Sa, Ri, Ga, Ma, Pa, Dha, Ni)が含まれているためであるが、これは西洋音楽とは異なり、同度を0度と数えて始める方式によっているため、西洋教会旋法のように7音音階であっても、高さの違う同じ音(=オクターヴ)が7度音程というふうに数えられていることになる。

オクターヴが単に8度音程という意味であるため、厳密には「重減8度」・「減8度」・「完全8度」・「増8度」・「重増8度」のどれもがオクターヴであるといえる。ただしオクターヴが、「高さの異なる同じ音」を暗に意味することのほうが実際には多いため、8度音程という意味よりも後者の意味で使われる場合においては、明らかに「完全1度の複音程」を意味することとなる。また、単にオクターヴと称しても、8度音程としての1オクターヴだけでなく、2オクターヴや3オクターヴなど、数オクターヴのことをも簡易的に意味することが中にはある。ただし、厳密さを求める場合や、特殊な一部の業界以外においては、オクターヴと単純に表現する際は、厳密な8度音程(単音程)やその音程を隔てた音のことを意味すると理解しておくことが望ましい。

オクターヴが、高さの異なる同じ音として聴こえるその性質から、多くの文化では、それが同じ音名として表現されてきた。例えば西洋音楽において、A(ラ)音の1オクターヴ上もA音とされる。インド古典音楽でも同様で、Sa(サ)音の1オクターヴ上はやはりSa音となる。別の場合として、オスマン古典音楽(トルコ)においては、1オクターヴ上の音に同じ名称を与えずに呼び示す。例えば、イェギャハと呼ばれる音の1オクターヴ上の音はネヴァーと呼ばれる。これは古代ギリシャからの音楽理論の伝統を引き継いでいる事と関連している。(トルコおよびギリシャの音楽理論を参照)

単音程と複音程との境界線における謎

西洋音楽において、オクターヴ以上の音程を、その関係を解りやすく認識するために、オクターヴ未満の音程として省略して呼び示すことが多く存在する。「8度以上の音程」のことを複音程と呼び、「8度未満の音程」のことを単音程と呼ぶ。例えば、17度音程は、単音程で3度音程となる。

ただし、「同度の複音程」は1度と呼ぶことも8度と呼ぶこともあるが、そもそも単音程に8度音程を含めること自体に必要性のないことではありながら、実際には8度も単音程に含められるのが通例とされる。






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