やかん

デジタル大辞泉

や‐かん【夜間】

読み方：やかん

夜の間。日没から翌朝の日の出までの間。夜。「—飛行」「—照明」

や‐かん〔‐クワン〕【^▽薬缶／^▽薬^×鑵】

読み方：やかん

１ 《もと薬を煎じたところから》湯を沸かすための道具。アルマイト・銅・ほうろうなどで作った鉄瓶に似たもの。湯沸かし。

２ 「薬缶頭」の略。

や‐かん【野干／^▽射干】

読み方：やかん

１ 中国で伝説上の悪獣の名。キツネに似て小さく、よく木に登り、夜鳴く声がオオカミに似るという。

２ キツネの別名。野狐(やこ)。

「この后は—となって走りうせけるぞおそろしき」〈平家・二〉

３ 能面の一。キツネの顔を表した鬼畜面。「小鍛冶(こかじ)」「殺生石(せっしょうせき)」などの後ジテに用いる。

４ 植物ヒオウギの別名。

世界宗教用語大事典

やかん 【射干・野干】

中国で、狐を小さくしたような獣。木に登り、群れをなして夜行する。猿の一種と見なされたことがある。日本では狐の異名。

短編小説作品名辞典

やかん

作者小田切芳郎

収載図書秋風
出版社近代文芸社
刊行年月1993.11

やかん

作者佐藤生

収載図書夢三十夜
出版社近代文芸社
刊行年月1995.8

やかん

作者斉藤洋

収載図書おばけ長屋
出版社あかね書房
刊行年月2005.11
シリーズ名ランランらくご

隠語大辞典

やかん

1. 的屋の親分。甲府　不良青少年仲間。

分類 不良青少年仲間

薬鑵

読み方：やかん

1. １　遊女をいふ、松前の方言、尻が早いといふ意。２　禿頭のこと、薬鑵の尻の如く毛が無くて滑らかなりとの意。薬鑵頭。
2. ⑴狐のこと、野原の奸物の意。⑵転じて淫売婦のこと、狐のようにきよときよとして客を求めるところから出た語。
3. 落語の「やかん」から出た語で何事もこじつけて答え、決して知らないといわぬ人のこと。落語には、この種の噺が多いが俗にやかん型という。〔芸〕　又遊女のことをいう。尻が早い意より。

分類 松前、芸能界、落語界

薬鑵

読み方：やかん

1. これも落語の「やかん」から出た通言。何事もこじつけて答え、決して知らないと云わぬ人のこと。落語にはこの種の噺が多いが、俗にやかん型という。〔芸能（寄席・落語）〕
2. 〔通言〕是も落語の「やかん」から出た通言。何事もこじつけて答え、決して知らないと云わぬ人の事。落語には此の種の噺が多いが、俗にやかん型と云う。

分類 寄席、寄席／落語

薬鑵

読み方：やかん

1. 禿頭のことをいふ。やくわんあたまの略。

野干

読み方：やかん

1. 〔里の小田巻評〕－といふは、尻が早いといふ事也。
2. 売春婦、うかれ女をいふ、北海道松前の方言。野干とは狐の別名なり。
3. 遊女のこと。〔松前の方言〕　尻が早いの意。

分類 北海道松前、松前の方言

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ウィキペディア

やかん

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/01/11 00:41 UTC 版)

やかん（薬缶、薬罐、薬鑵）は、湯沸かしに用いる道具で、主に土瓶形である。薬・茶などを湯で煮出す・煎じるため火にかける道具でもある。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

やかん

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 11:57 UTC 版)

同音異義語

やかん

• 【夜間】日没から日の出まで。
• 【射干,野干】狐（きつね）の別称。
• 【薬缶,薬鑵】湯（ゆ）を沸かすのに用いる、土瓶形の道具。

Weblio日本語例文用例辞書

「やかん」の例文・使い方・用例・文例

• やかんのお湯はもう沸きましたか
• 彼女はお茶を入れるためにやかんのお湯を沸かした
• やかんの湯が煮立っている
• 彼らは水をやかんに受けた
• 彼女はやかんのお湯を全部ポットに入れた
• やかんの取っ手
• やかんが沸いている
• やかんで湯を沸かす
• やかんを火に掛ける
• やかんが蒸気をシュッと吹き出した
• やかんがシュンシュンいうまで待ちなさい
• たぎるやかんが湯気を上げていた
• やかんがこんろの上で湯気を立てていた
• 彼女はやかんを沸騰させたまま台所を出た。
• 彼女はガスにやかんをかけた。
• 彼はいつもなんやかんやと不平を言っている。
• その火はやかんをあたためるほど熱くはない。
• やかんをからからになるほど煮立ててはいけない.
• やかんの内側には石灰分が付着している.
• やかんを火にかける 《お湯を沸かす》.