かばねとは? わかりやすく解説

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かばね【姓】

読み方:かばね

上代、氏(うじ)を尊んだ称。氏そのもの、または朝臣(あそみ)・宿禰(すくね)など、氏の下に付けてよぶものをいうまた、両者あわせたものをも「かばね」とよぶ。狭義には、朝臣宿禰などのことをさす。古代の「かばね」には、臣(おみ)・連(むらじ)・造(みやつこ)・君(きみ)・直(あたえ)など数十種あり、氏の出自よるものと、氏の職業与えられたものとがある。

天武天皇13年684)の八色(やくさ)の制で定められたもの。真人(まひと)・朝臣宿禰忌寸(いみき)・道師(みちのし)・臣(おみ)・連(むらじ)・稲置(いなぎ)の「かばね」を諸臣与えて氏族身分秩序確立しようしたもの


かばね【×屍/×尸】

読み方:かばね

死体また、死体の骨。しかばねなきがら。「—を葬る

海行かば水浸(みづ)く—」〈四〇九四〉

尸冠(しかばねかんむり)」の異称


かばね

単語 発音 意味、用例 関連語
かばね かばね 【名】 体。胴体
かばねやみ

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かばね

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/22 20:43 UTC 版)

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かばね



かばね

出典:『Wiktionary』 (2021/10/14 15:12 UTC 版)

語源

「皮」+「骨」で、豪族などの血筋意味するとの説がある。また、古代朝鮮半島の「骨品制」に、その音の共通性や「骨(ほね)」の共通から、起源求める説もある。

発音

名詞

かばね

  1. 日本史古代日本において、大王おおきみから与えられとされるおみむらじ等の称号氏族集団であるうじとともに氏姓制度といわれ古代日本政治制度根幹をなすものとされている。684年天武天皇が、八色の姓定め再編。なお、従来は、氏に姓が与えられているものとされたが、現在では、個人である氏の上与えられたとするのが通説である。

関連語

名詞:姓

かばね

  1. 現代語に同じ)かばね。

名詞:屍

かばね

  1. 死体遺体しかばね

語源

「かは」()+「ほね」(骨)か。

発音

三拍名詞一類(?)


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