「シュガー・ラッシュ」(Sugar Rush)
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「シュガー・ラッシュ」の記事における「「シュガー・ラッシュ」(Sugar Rush)」の解説
キャンディ大王(King Candy)(ターボ(Turbo)) 「シュガー・ラッシュ」の世界を治める王様にして、最強レーサーとして君臨している。使用レースカーは白いキャンディをイメージしたもの。 常にテンションが高く、住民たちにキャンディを配ったりジョークを言うことが多いが、どこかずる賢い一面を持っている。ゲームの故障と判断されかねない欠陥プログラムであるという理由で、ヴァネロペをレースから締め出している。 その正体は1980年代に人気だった8ビット見下ろし型レースゲーム「ターボタイム」の主人公・ターボ。凄腕のレーサーだが度が過ぎるほどの目立ちたがり屋で、「ターボ・タスティック」が口癖。本作のディズニー・ヴィランズ。 かつて新型レースゲーム「ロードブラスターズ」の登場により「ターボタイム」の人気を奪われたことに嫉妬し、自分のゲームを放棄してゲームの乗っ取りを試みた結果、不具合が発生し故障とみなされ、双方のゲーム機が撤去される事件を引き起こした。この事件が元で、自分のゲームにおける役割を放棄すること、もしくはそうして別なゲームの改竄や乗っ取り、妨害を試みる行為は、善悪問わずあらゆるゲームキャラクターたちからは「ターボする(go,turbo)」と呼ばれ、禁忌とされている。 撤去と共にターボ自身も消滅したと皆に思われていたが生き延び、「シュガー・ラッシュ」をクラッキングし王女のヴァネロペを追い出して、キャンディ大王を名乗り住人たちを支配(本人曰く「作り直した」)していた。 元々8ビットゲームのキャラクターなので、時折フェリックスと同じような動きをする。 サワー・ビル(Sour Bill) 本来はヴァネロペの側近だが、プログラムの改変によりキャンディ大王の側近として忠誠を誓う。緑色の球体に目と口があり、直接はつながっていない手足がある。舐めたラルフによれば、サワーだけに酸っぱい味がするとのこと。 キャンディ大王以外に「シュガー・ラッシュ」の実情を知っていた(ただし彼自身も記憶を封印されているので詳細までは分からなかった)。 原語版ではザンギエフ同様、リッチ・ムーア監督が声を当てている。 「シュガー・ラッシュ」のレーサーたち キャラクターのデザインは、日本のアニメキャラクターや女子高生のファッションを参考に“ハラジュクガール”の雰囲気で作られている。基本はヴァネロペを含む11人だが、色違いのキャラクターも存在する[要出典](作中では4人)。 キャンディ大王のプログラム改変によって記憶を書き換えられてしまい、主役であったヴァネロペを除け者にしている。作中ではヴァネロペをゴールさせないように、彼女の手作りカートを破壊したり、コース上のサクランボ爆弾でリタイアさせようとした。 「シュガー・ラッシュ」の世界が修正された後、記憶が戻りヴァネロペの「追放する」という発言に怯えるも、これまでの非礼を謝罪し和解。フェリックスとカルホーン軍曹の結婚式にも出席した。 タフィタ・マトンファッジ(Taffyta Muttonfudge) リーダー格。 レーサーの中ではかなりの腕前を持つ。プラチナブロンドの髪、明るいピンク色のシャツの上に少し暗めのピンク色のジャケットを着た少女。イチゴ状のヘルメットをかぶっている。 使用レースカーは「ピンク・ライトニング」。 キャンドルヘッド (Candlehead) 緑の髪、茶色にピンク水玉のレギンスの上にピンクのジャケットを着た少女。陽気な性格で頭にろうそくを付けている。自分のレースカーに付いているろうそくの火を、チェリー爆弾に移してライバルのレースカーを爆破させたりなどが得意。タフィタとは大の仲良しだが、記憶が戻った際は今までの責任を彼女に押し付けようとした。 使用レースカーは「アイス・スクリーマー」。 ランシス・フラッガーバター (Rancis Fluggerbutter) ブロンドの髪、二本の黄色い線があるオレンジのシャツの上にチョコレート色のジャケットを着た少年。頭にチョコレートを乗せている。鏡好きなナルシストで、自分のレースカーのバックミラーをよく見ては得意顔をしている。タフィタやキャンドルヘッドとよく行動を共にしている。 使用レースカーは「キット・カート・アンド・RV1」。 クランベリーナ・ディ・キャラメロ (Crumbelina Di Caramello) こげ茶色の髪、テラコッタ色の肌、カフェラテ色の服を着た少女。被っているレーシングキャップのつばはチョコレートがけのクッキー状になっている。 使用レースカーは「ティラミサイル」。終盤でヴァネロペはラルフを助ける際、彼女のレースカーを使った。 ジュビリーナ・ビンビン(Jubileena Bing-Bing) クリムゾンでツインテールの髪、赤味がかった肌、サクランボが描かれた白いシャツの上に赤いジャケットを着ている少女。 使用レースカーは「チェリオット」。 色違いキャラにシトルセラ・フラッグパカー(Citrusella Flugpucker)がいる。 グロイド・オレンジボア(Gloyd Orangeboar) 茶色の髪、白い肌、白いTシャツの上にオレンジ地に茶色の縞模様のブレザーを着た少年。オレンジ色のカボチャ型の帽子を被っている。 使用レースカーは「カーネル」。 スノワナ・レインボー(Snowanna Rainbeau) オレンジ、紫、黄色などに色分けられたアフロヘアー、こげ茶色の肌、オレンジ地に白い花柄のシャツを着て、バイオレットのジャケットを羽織った少女。 アフロヘアーにはアイスキャンディの棒が刺さっている。ジャケットの袖にはやや薄いバイオレットのフリルが付いている。 使用レースカーは「フロー・コーン」。 アドラビーズル・ウィンターポップ(Adorabeezle Winterpop) 暗いコバルトブルー色の髪、真っ白な肌、ネイビー地に白い星柄のレギンスを着て、紺色のジャケットを羽織った少女。白いロシア帽状の帽子と同じ材質のレッグウォーマーを着用。 使用レースカーは「アイス・ロケット」。 色違いキャラにノゲータシャ・バランブルステイン(Nougetsia Brumblestain)がいる。レースカーの車種は同じで、カラーリングが赤、白、ピンクである。 スウィズル・マラキー(Swizzle “The Swizz” Malarkey) 濃緑色の髪は肩までの長さ、褐色の肌、青い衣装の少年。 使用レースカーは「タン・ツイスター」。 ミンティ・サクラ(Minty Sakura) 日本語版のみ登場するレーサー。緑の髪、白い肌、桜色の着物を着た和風の少女。 使用レースカーは「ヴェロシ・ラッパー」(後述のミンティ・ザキと同等のデザイン)。 ミンティ・ザキ (Minty Zaki) 日本語版以外では、ミンティ・サクラに代わって登場するレーサー。 緑の髪、褐色の肌、緑の衣装の少女。キャンディの包み紙状の髪飾りをしている。 色違いキャラにスティッキー・ウィプルスニット(Sticky Wipplesnit)と、トーバルド・バッターバター(Torvald Batterbutter)がいる。レースカーもミンティの色違いで、スティッキーがティールグリーン、トーバルドがイエロー。 ウィンチェル&ダンカン(Wynchel & Duncan) サワー・ビル同様、本来はヴァネロペの部下だが、キャンディ大王のプログラム改変によりキャンディ大王の命令を聞いている。茶色いエクレアがウィンチェルで、白いドーナツがダンカン。 帽子やサングラスで警官風の装いをしている。移動はバイクである。 ビアードパパ(Beard Papa) 「シュガー・ラッシュ」の登場人物(NPC)。レーシングカート工場の守衛をしている。 日本の実在のシュークリームブランド「ビアードパパの作りたて工房」のマスコットキャラクター。
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