飯能駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 01:26 UTC 版)
飯能駅 | |
---|---|
北口(2010年6月) | |
はんのう Hannō (ムーミンバレーパーク最寄駅) | |
◄SI25 元加治 (2.7 km) (0.8 km) 東飯能 SI27► | |
所在地 | 埼玉県飯能市仲町11-21[1] |
駅番号 | SI26 |
所属事業者 | 西武鉄道 |
所属路線 | ■池袋線 |
キロ程 |
43.7 km(池袋起点) 小竹向原から40.3 km |
駅構造 | 地上駅(橋上駅) |
ホーム | 3面4線 |
乗降人員 -統計年度- |
[西武 1]26,414人/日 -2022年- |
開業年月日 | 1915年(大正4年)4月15日[1] |
備考 | 駅務管区所在駅[2] |
![](https://weblio.hs.llnwd.net/e7/redirect?dictCode=WKPJA&url=https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2Ff%2Ffa%2FHann%25C5%258D_Station_20191102a.jpg%2F220px-Hann%25C5%258D_Station_20191102a.jpg)
管区長配置駅であり、「飯能駅管区」として武蔵藤沢駅 - 高麗駅間の各駅を管理している[2]。
概要
折り返し形のスイッチバック方式に線路が配置されていることや、かつて貨物の取り扱いが盛んであったことから広い構内となっている。セメント輸送が無くなり線路や設備はある程度整理され、駅西側には貨物の取り扱いをしていた頃に機関車などが使った機回し線が長らく残存していたが、撤去されて消防署の敷地の一部となっている。
北口側には西武飯能ステーションビルが建設され、西武プロパティーズが運営するショッピングモール「西武飯能ぺぺ」(飯能PePe)などがある[3]。以前は「飯能プリンスホテル」もあった[3]が、現在は「ホテル・ヘリテイジ飯能sta.」となっている。また、南口が追設され利便性が向上した。
駅の構造の関係から列車のかなりの本数が当駅折り返しであるが、当駅 - 吾野間も池袋線である。東京地下鉄(東京メトロ)有楽町線・副都心線からの直通運転は、最遠で当駅までとなる(土休日の「S-TRAIN」及び回送列車は除く)。
歴史
- 1915年(大正4年)4月15日 - 開業[1]。
- 1929年(昭和4年)9月10日 - 吾野までの開業により途中駅となる。
- 1988年(昭和63年)12月5日 - 池袋線飯能 - 吾野間を運行系統上分割。池袋方面および西武秩父方面の起・終点となる[4]。
- 1989年(平成元年)12月11日 - 橋上駅舎化により新たに南口を開設。同時に従来の駅出入口は北口と称することになる。
- 1992年(平成4年)
- 1998年(平成10年)3月 - 笠縫信号場(二代目) - 当駅間複線化、路線図上では池袋 - 飯能間複線化(但し、当駅構内に単線部分残存)。
- 2001年(平成13年) - 改札口の有人通路をオープンカウンター式に変更。
- 12月6日 - 当駅構内に残存していた単線部分350mを複線化、池袋 - 飯能間完全複線化。
- 2019年(平成31年)3月9日 - リニューアルが完了[6]。
出典
- ^ a b c d “私鉄沿線・いま 西武鉄道池袋線飯能駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1992年11月4日)
- ^ a b 田中孝憲(西武鉄道鉄道本部運輸部管理課)「駅・乗務所のあらまし」『鉄道ピクトリアル』第63巻第12号(通巻884号)、電気車研究会、2013年12月10日、50頁、ISSN 0040-4047。
- ^ a b c “飯能駅ビル23日オープン”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年10月19日)
- ^ 西武鉄道株式会社総務部広報課『西武鉄道時刻表第6号』(昭和62年3月3日発行)、『西武鉄道時刻表第7号』(昭和63年12月1日発行)参照
- ^ 『会社要覧』西武鉄道株式会社、1999年、100-103頁
- ^ a b 『「本物のフィンランドデザイン」が飯能駅に現れます! 飯能駅のリニューアル工事が完成! 〜完成を記念したセレモニーも開催!「トモニー」「西武飯能ペペ」もリニューアル!〜』(PDF)(プレスリリース)西武鉄道/西武プロパティーズ、2019年3月1日。 オリジナルの2019年3月6日時点におけるアーカイブ 。2020年8月5日閲覧。
- ^ 『有料座席指定列車の愛称・詳細が決定! 2017年3月25日(土)から「S-TRAIN」運行開始!』(PDF)(プレスリリース)西武鉄道/東京地下鉄/東京急行電鉄/横浜高速鉄道、2017年1月10日。 オリジナルの2018年12月11日時点におけるアーカイブ 。2020年8月5日閲覧。
- ^ 電気車研究会、『鉄道ピクトリアル』 通巻第716号 2002年4月 臨時増刊号 「特集 - 西武鉄道」、巻末折込「西武鉄道 配線略図」
- ^ a b “プリンスホテル 9月に飯能撤退 ヘリテイジ引き継ぎへ”. 東京新聞. (2012年5月23日) 2012年5月23日閲覧。
- ^ a b 『当社保有施設の一部施設の賃貸先変更に関するお知らせ』(PDF)(プレスリリース)西武鉄道、2012年5月22日 。2012年5月23日閲覧。
- ^ 飯能プリンスホテルの営業終了のお知らせ
- ^ “「駅別乗降人員(一日平均)の推移」No.1 2001年度〜2005年度・池袋線・西武秩父線・西武有楽町線・豊島線・狭山線・山口線” (PDF). 西武鉄道. 2011年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
- ^ a b c d e “「駅別乗降人員(一日平均)の推移」No.1 2002年度〜2006年度・池袋線・西武秩父線・西武有楽町線・豊島線・狭山線・山口線” (PDF). 西武鉄道. 2012年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月30日閲覧。
- ^ その大きさは世界一!飯能の巨大木馬「夢馬」 (PDF) - 埼玉県庁
- ^ 『'89会社要覧』(西武鉄道株式会社)
- ^ 『'98-'99会社要覧』(西武鉄道株式会社)「平成10年3月末現在 路線図」に「笠縫信号場」記載無し(元加治-飯能間2.7km)
- ^ 小松丘「西武鉄道 沿線観察」「西武鉄道の「廃」をさぐる」『鉄道ピクトリアル』(通巻第716号、2002年4月臨時増刊号、134・149頁)参照
- ^ 「RAILWAY TOPICS」『鉄道ジャーナル』(通巻第426号、鉄道ジャーナル社、2002年4月、99頁)参照
- ^ 『'98-'99会社要覧』(西武鉄道株式会社、66頁参照)
- ^ 1998年3月の笠縫信号場廃止は、年譜では省略されている。
- ^ 『自然あふれる飯能エリアの玄関口として飯能駅をリニューアルします! 〜フィンランド独立100周年記念事業として大使館共催のもとデザインコンペを実施します〜』(PDF)(プレスリリース)西武鉄道、2017年6月5日。 オリジナルの2017年7月20日時点におけるアーカイブ 。2020年8月5日閲覧。
- ^ a b c “駅別乗降人員(2022年度1日平均)” (pdf). 西武鉄道. 2023年7月30日閲覧。
- ^ 駅別乗降人員(2020年度1日平均) - ウェイバックマシン(2021年9月23日アーカイブ分)、2022年8月18日閲覧
- ^ 駅別乗降人員(2021年度1日平均) - ウェイバックマシン(2022年7月8日アーカイブ分)、2022年8月18日閲覧
固有名詞の分類
- 飯能駅のページへのリンク