若桜鉄道若桜線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/12 19:19 UTC 版)
若桜線 | |
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概要 | |
起終点 |
起点:郡家駅 終点:若桜駅 |
駅数 | 9駅 |
運営 | |
開業 | 1930年1月20日 |
三セク転換 | 1987年10月14日 |
所有者 |
鉄道省→ 運輸通信省→運輸省→ 日本国有鉄道(国鉄)→ 西日本旅客鉄道→若桜鉄道→ 若桜町および八頭町(第3種鉄道事業者) |
運営者 | 若桜鉄道(第2種鉄道事業者) |
使用車両 | 使用車両の節を参照 |
路線諸元 | |
路線総延長 | 19.2 km (11.9 mi) |
軌間 | 1,067 mm (3 ft 6 in) |
電化 | 全線非電化 |
運行速度 | 最高65 km/h (40 mph)[1] |
停車場・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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国鉄再建法施行に伴い第1次特定地方交通線に選定され、廃止された西日本旅客鉄道(JR西日本)の若桜線を引き継いだものである。
路線データ
- 管轄(事業種別):若桜鉄道(第二種鉄道事業者)、若桜町および八頭町(第三種鉄道事業者)
- 路線距離(営業キロ):19.2km
- 軌間:1067mm
- 駅数:9駅(起終点駅含む)
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:なし(全線非電化)
- 閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
- 交換可能駅:八東駅[2]
- 最高速度:65km/h[1]
運転
全列車が各駅に停車する普通列車である。1日15往復(2時間に1本程度、朝夕ラッシュ時は1時間に1本程度。土曜・休日は1日14往復)の運行で[3]、1 - 3両編成で運転されており、1両編成の場合はワンマン運転である。半数程度の列車が郡家駅からJR西日本の因美線に直通し、鳥取駅まで運転される。
若桜駅の始発は6時14分、郡家駅の最終は22時37分である。2010年3月12日までは郡家駅の始発は5時台で、折り返し若桜駅の始発になっていた。若桜駅の最終も22時であったが、翌13日の改正で郡家駅の始発7時台、若桜駅の最終20時台に見直された。
国鉄時代の1968年10月1日ダイヤ改正時点では、鳥取駅 - 若桜駅間に9往復(気動車列車5往復、客車列車4往復)が設定されており、客車列車のうち下り2本(321・323列車)、上り3本(322・324・328列車)は混合列車として運転されていた。若桜線内では全ての列車が各駅に停車していたが、上り322混合列車(若桜駅6時40分発→鳥取駅7時49分着)のみは途中駅では旅客扱いだけで、貨物扱いは行わなかった。
また一時期、始発列車が急行「砂丘」の間合い運用だったことがある。
2009年3月13日まで平日朝に山陰本線宝木駅まで直通する列車が設定されていたが、翌14日の改正で鳥取行きに変更された。この列車は国鉄時代から運転されていた湖山行きの列車を1996年3月16日に宝木行きに延長したもので、2004年10月16日の改正で土曜・休日は鳥取行きになっていた。2010年3月13日のダイヤ改正で夜に米子発若桜行きの普通列車が設定され、山陰本線直通列車が一時復活した。2015年3月14日のダイヤ改正で鳥取駅で系統分割されて鳥取発となり、山陰本線直通列車が再び廃止された。
乗務員の運用も特例により車両の所属会社による相互乗り入れとなっていたが、2010年3月13日のダイヤ改正からはそれぞれ自社線内のみを担当するようになった。
全線1閉塞であったが、2020年3月14日のダイヤ改正で八東駅に列車交換設備が新設され、5往復(土曜・休日は4往復)増発して15往復(土曜・休日は14往復)となっている[2][4][5]。同時に、JR西日本キハ47形の乗り入れが廃止された。
使用車両
すべて気動車で運転されている。以下に示す車両は全て気動車である。
現用
過去
- ^ a b 寺田裕一『日本のローカル私鉄 (2000)』 - ネコ・パブリッシング
- ^ a b c 『広報やず』2020年2月号 No.179 (PDF)
- ^ 『JTB時刻表』2021年3月号、pp.314-315
- ^ “若桜鉄道若桜線が増便(令和2年3月14日ダイヤ改正)”. 若桜町役場ふるさと創生課. 2020年3月14日閲覧。
- ^ a b 【若桜鉄道】ダイヤ改正を実施して列車を増発 - 鉄道ホビダス 鉄道投稿情報局 (2020年3月23日)、2020年09月11日閲覧。
- ^ 「終着駅の町 盛衰は林業とともに」『中國新聞』昭和46年10月8日 5面
- ^ 『鉄道省年報. 昭和9年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「国鉄蒸気線区別最終運転日一覧」『Rail Magazine 日本の蒸気機関車』(『レイル・マガジン』1994年1月号増刊)、ネコ・パブリッシング。
- ^ 『鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、120頁。
- ^ “会社案内”. 若桜鉄道株式会社ウェブサイト. 2013年4月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年8月8日閲覧。 “閉塞方式:特殊自動閉そく式 (全線1閉塞)(票券閉塞式は平成15年10月に廃止されました)”
- ^ 「「昭和」が出発進行-若桜鉄道のレトロ観光列車、運行開始「地域に新しい未来」産経WEST、産経新聞社、2018年3月5日(2018年4月18日閲覧)。
- ^ “若桜鉄道「昭和」公式サイト”. 若桜鉄道株式会社. 2017年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年4月18日閲覧。
- ^ 伊原薫 (2015年2月4日). “鳥取・若桜鉄道4月にSL試験走行 ── 地域に人を呼べるかの「社会実験」”. THE PAGE. 2015年2月4日閲覧。
- ^ 柏樹利弘 (2015年4月11日). “45年ぶりにSL疾走、ファンら見守る 鳥取の若桜鉄道”. 朝日新聞 2015年4月14日閲覧。
- ^ ピンクのSLにファン集結、鳥取 若桜鉄道『東京新聞』ニュースサイト2018年4月30日(共同通信の配信記事)2018年5月2日閲覧。
- 1 若桜鉄道若桜線とは
- 2 若桜鉄道若桜線の概要
- 3 歴史
- 4 駅一覧
- 5 関連項目
固有名詞の分類
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