芦野駅 芦野駅の概要

芦野駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/01 03:47 UTC 版)

芦野駅
あしの
Ashino
猿払 (4.8 km)
(6.3 km) 鬼志別
所在地 北海道宗谷郡猿払村字芦野
所属事業者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
所属路線 天北線
キロ程 87.4 km(音威子府起点)
電報略号 アノ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1920年大正9年)11月1日[1]
廃止年月日 1989年平成元年)5月1日[1]
備考 天北線廃線に伴い廃駅
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1977年の芦野駅と周囲約500m範囲。左上が南稚内方面。側線は全て撤去され、無人化に伴い駅舎ホーム側に棒線化されているが、かつては周囲の駅と同じく相対ホーム2面2線と副本線、貨物ホームに引込み線をもつ木材出荷駅だった。右上に見える猿骨川からストックヤードまで伸びた水路の跡が残されている。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

歴史

駅名の由来

「開駅当時はこの地一帯はアシが群生している平野であったので[5]」命名したとされている。

駅構造

廃止時点で、1面1線の単式ホームを有する地上駅であった。ホームは、線路の西側(南稚内方面に向かって左手側)に存在した[6]分岐器を持たない棒線駅となっていた。かつては2面2線の相対式ホームを有する、列車交換可能な交換駅であった。

無人駅(駅舎内で乗車券を発券する、簡易委託駅)となっていたが、有人駅時代の駅舎が残っていた。駅舎は構内の西側に位置し、ホーム中央部分に接していた。出入口だけアルミサッシに変更された古い木造駅舎であった[6]。なお、ホームには花壇が設けられていた[6]。1983年(昭和58年)時点の簡易委託の駅務員は、70歳を過ぎた老人男女であった[6]


  1. ^ a b c d e f 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、906頁。ISBN 978-4-533-02980-6 
  2. ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、241頁。doi:10.11501/1873236https://doi.org/10.11501/18732362023年2月11日閲覧 
  3. ^ “日本国有鉄道公示第148号”. 官報. (1972年9月14日) 
  4. ^ 「通報 ●天北線上音威子府駅ほか11駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1973年9月14日、4面。
  5. ^ 『北海道 駅名の起源』(第1版)日本国有鉄道北海道総局、札幌市、1973年3月25日、188頁。ASIN B000J9RBUY 
  6. ^ a b c d e f 書籍『国鉄全線各駅停車1 北海道690駅』(小学館1983年7月発行)190ページより。
  7. ^ a b 書籍『北海道の鉄道廃線跡』(著:本久公洋、北海道新聞社2011年9月発行)251ページより。
  8. ^ a b c 書籍『北海道道路地図 改訂版』(地勢堂、1980年3月発行)17ページより。
  9. ^ 書籍『鉄道廃線跡を歩くVIII』(JTBパブリッシング2001年8月発行)42ページより。
  10. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く1 北海道・北東北編』(JTBパブリッシング、2010年4月発行)18ページより。


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