笠間日動美術館
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その中でも、国内外の著名画家が愛用したパレット画コレクションは、長谷川が親交を深めた画家たちから譲り受けた340余点という世界に例のない美術史的にも貴重なコレクションとなっている。
施設の概要
パレット館
1985年に開館した。旧称は日本館。 1階展示室にて、収集したパレット画を展示している[2]。
以前は高橋由一、岸田劉生、佐伯祐三など日本の洋画を切り開いた巨匠や、現在活躍中の日本の洋画家たちの作品などと共にパレット画コレクションも展示していた[1]。
フランス館
![](https://weblio.hs.llnwd.net/e7/redirect?dictCode=WKPJA&url=https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2F1%2F1f%2FKasama_Nichido_Museum_Main_Building.jpg%2F220px-Kasama_Nichido_Museum_Main_Building.jpg)
1997年、創設者の記念館であった旧館を新しく建てかえ「フランス館」と改めた[1][3]。 1階には、創設者である長谷川仁・林子記念室にはさまざまな画家が描いた夫妻の肖像画をはじめ、夫妻に縁のある品や愛蔵品、また夫妻の業績を残す資料を中心に展示している。また、スーラやルドンの小品を展示するデッサン室、および、ミュージアムショップがある。
フランス館の名の通り、日本の近代絵画に大きな影響を与えたヨーロッパ印象派からエコール・ド・パリへと続くフランスゆかりの著名画家の作品を幅広く常設展示している。印象派の始祖モネ、ドガ、ルノワール、後期印象派のゴッホ、セザンヌ、親密主義のボナール、現代絵画を指向したマチス、ピカソ、エコール・ド・パリの画家シャガールなど近代ヨーロッパ美術の巨匠が描いた作品が数多く展示されている。
企画展示館
企画展示館では年に4 - 5回ほど企画展を開催している。
2015年、鴨居玲の没後30年を記念し、生前の作品や遺品を展示した「鴨居玲の部屋」が開設された[4]。
野外彫刻庭園
フランス館および日本・アメリカ館と、企画展示館の間にある庭園。日本の具象彫刻界を代表する作家の作品19体が展示されているほか、竹林などの日本庭園もある。
主な所蔵品
以下の作品の他多数[5]。
- エドガー・ドガ 『舞台の袖の踊り子』
- クロード・モネ 『ヴェトゥイユ、水びたしの草原』
- フィンセント・ファン・ゴッホ 『サン=レミの道』
- オーギュスト・ルノワール 『泉のそばの少女』
- レオナール・フジタ 『家族』
- アンディ・ウォーホル 『C婦人像』
- 高橋由一 『鯛図』
- 五姓田義松 『人形の着物』
- 藤島武二 『日の出』
- 岸田劉生 『村娘之図』
- 東郷青児 『婦人像』
- 藤井勉 『ななつ』
交通
春風萬里荘
![](https://weblio.hs.llnwd.net/e7/redirect?dictCode=WKPJA&url=https%3A%2F%2Fupload.wikimedia.org%2Fwikipedia%2Fcommons%2Fthumb%2F5%2F54%2FShunpu_Banriso.jpg%2F220px-Shunpu_Banriso.jpg)
春風萬里荘(しゅんぷうばんりそう・北緯36度21分51.8秒 東経140度15分3.7秒)は、笠間駅の南側に広がる芸術の村にある日動美術館の分館である。陶芸のみならず料理や書、絵画、篆刻(てんこく)など多岐にわたり才能を発揮した北大路魯山人が住居としていた約300平方メートルの茅葺き屋根の民家を神奈川県鎌倉市北鎌倉より移築し、1965年(昭和40年)に開館した。建物内部は魯山人が住んでいた当時の状態のまま残されていて、魯山人の遺作をはじめ、日動美術館所蔵の名品が随時展示されている。
周辺施設
- 笠間稲荷神社
- 笠間芸術の森公園
- 茨城県陶芸美術館(笠間芸術の森公園内)
- 笠間工芸の丘(笠間芸術の森公園内)
- スポーツカーミュージアム(日動画廊が運営)
- 1 笠間日動美術館とは
- 2 笠間日動美術館の概要
- 3 関連項目
固有名詞の分類
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