福岡市交通局
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車両
- 空港線・箱崎線
- 空港線・箱崎線用の車両はJR筑肥線直通にも用いられる。
- 2024年秋頃から、既存の1000N系の置き換えを目的に新車両である4000系を導入する予定[13]。製造は川崎車両となる[28]。
-
1000N系
-
2000N系
- 七隈線
-
3000系
変電所
福岡市地下鉄の変電所については次の通り[29]。
空港線・箱崎線
- 姪浜変電所(西区愛宕一丁目25)
- 今川橋変電所(福岡市中央区地行二丁目3)
- 中洲変電所
- 榎田変電所
- 箱崎変電所
-
姪浜変電所
-
今川橋変電所
七隈線
- 賀茂変電所
- 茶山変電所
- 薬院変電所
料金
福岡市交通局では運賃を「料金」と呼んでいる。
大人普通旅客運賃(小児は半額・10円未満切り上げ)。2019年10月1日改定[30][31]。
区間 | キロ程(km) | 運賃(円) |
---|---|---|
1区 | 1 - 3 | 210 |
2区 | 4 - 7 | 260 |
3区 | 8 - 11 | 300 |
4区 | 12 - 15 | 340 |
5区 | 16 - 19 | 360 |
6区 | 20 - | 380 |
- 福岡市在住の福祉乗車証所持者は無料。身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳所持者[32]、介護者(条件あり)は半額[33]。
- JR九州・福岡市地下鉄共通プリペイドカード「ワイワイカード」(2011年発売・利用終了)利用時は、地下鉄線内の運賃が20円引きされていた。
- 2023年3月27日の七隈線の博多駅への延伸に伴う料金区間の変更はなし。ただし空港線天神駅と七隈線天神南駅を120分以内に乗り継ぐ場合は乗車距離を通算して求めた料金で乗車できる改札外乗継制度が前日3月26日をもって廃止され、3月27日からは空港線と七隈線の乗換駅が博多駅に変更されたため、一部の駅間で乗車料金が増減した。乗車料金が増加した区間については2024年3月31日まで経過措置としてICカード「はやかけん」で博多経由で乗車した場合、普通料金について増加する料金負担の1/2の「はやかけんポイント」を付与するなどの負担緩和策がとられる[34][35]。
連絡運輸
福岡市高速鉄道連絡運輸規程[36]に基づき、九州旅客鉄道(JR九州)及び西日本鉄道(西鉄)の間で以下の連絡運輸(相互連絡運輸)が設定されている。
- 姪浜駅経由で福岡市地下鉄全駅とJR筑肥線(下山門駅 - 唐津駅間)・唐津線(唐津駅 - 西唐津駅間)各駅の間を乗降する場合(往復乗車券を除く)
- 博多駅経由で福岡市地下鉄全駅とJR鹿児島本線(門司港駅 - 大牟田駅間)・香椎線(全線)・篠栗線(全線)・筑豊本線(全線)・長崎本線(鳥栖駅 - 佐賀駅間)各駅の間を乗降する場合(定期券に限る)
- 長崎本線各駅発着の連絡定期券はJR九州でのみ発売する。
- 天神駅・天神南駅経由または薬院駅経由で福岡市地下鉄全駅と西鉄天神大牟田線各駅の間を乗降する場合(定期券に限る)。
- 貝塚駅経由で福岡市地下鉄全駅と西鉄貝塚線各駅の間を乗降する場合(片道普通券・定期券・乗継乗車券に限る。ICカードも対象)
また、JR各社とは片道・往復・連続乗車券、JR線の乗車区間が100km以内の定期券・団体券において、以下の通過連絡運輸が設定されている。西鉄との通過連絡運輸(天神大牟田線 - 地下鉄 - 貝塚線など)は設定されていない[37]。
- 空港線姪浜駅 - 博多駅間を介してJR筑肥線(全線)・唐津線(小城駅 - 西唐津駅間)各駅とJR九州・JR西日本・JR四国・JR東海各駅の間を乗車する場合(下記例外を除き福岡市交通局では発売しない)
- 空港線姪浜駅 - 博多駅間を介してJR筑肥線(下山門駅 - 唐津駅間)・唐津線(唐津駅 - 西唐津駅間)各駅とJR鹿児島本線(門司港駅 - 大牟田駅間)・香椎線(全線)・篠栗線(全線)・筑豊本線(全線)各駅の間を乗車する場合の、JR線の乗車区間が100km以内の定期券に限り、福岡市交通局でも発売する。
- JR東日本およびJR北海道との連絡運輸規程は廃止された。
- ICカードのエリア内となる乗車(具体的には「西唐津 - 下山門間」-(姪浜・博多経由)- 「筑肥線・唐津線・博多駅以外のSUGOCAの福岡・佐賀・大分・熊本エリア内各駅」の乗車)の場合、SUGOCAやはやかけんなどICカードで乗車した場合にも通過連絡運輸として運賃が計算される[38](博多駅の地下鉄改札で一度精算し、乗り継ぎ後の下車駅で残りの分を再び精算する。当日中であれば博多駅で打ち切られない)。
- JR部分の営業キロが通算して100kmを超えている場合、途中下車が可能になる(ICカードは対象外。地下鉄線内で途中下車することはできない)。
- 博多駅から直接福岡市地下鉄に乗りJR筑肥線方面へ向かう場合、JR博多駅のみどりの窓口でも購入可能。
企画乗車券
- 一日乗車券
- 福岡市地下鉄全線で利用できる一日乗車券は640円(小児320円)で発売している。この乗車券を提示することで市内の施設の一部が割引になるサービスも行っている。一日乗車券には、博多どんたくなどのお祭りや特定イベント、特定日(正月など)の時に限定で、通常より100円安い520円で発売される時もある(発売予定に関しては、福岡市交通局の公式ホームページで確認できる)。2017年現在、1区料金では4回以上、2 - 3区料金では3回以上、4区以上の料金では2回以上利用する場合、一日乗車券の方が安くなる(小児除く)。
- ファミちかきっぷ
- 一家族が同一行程で地下鉄全線を一家族1000円(大人2人まで、小児・幼児は人数制限無し。2親等内の親族に限る)で利用可能な一日乗車券。「ファミちかきっぷ」とは別に駅窓口等で配布するファミリーカードに利用者の氏名を記入して入場時に提示して利用する。また、「ファミちかきっぷ」利用者を対象に橋本駅および姪浜駅の対象駐車場限定で、当日の駐車料金の100円割引券を受け取れる「パーク&ライド家族割」も実施している[39]。2021年4月26日からインターネット販売も開始した[40]。
- ファミリーペア券
- 2018年7月26日に発売を開始した大人用と小児用の一日乗車券のセットで、大人1名と小児1名が利用できる[41]。800円。2021年4月26日からインターネット販売も開始した[40]。
- 天神・博多間1日フリーきっぷ
- 非接触決済に対応したクレジットカード(Visaのタッチ決済に対応するカード)を専用の改札機でタッチして利用できる全国初となる一日乗車券[42]。空港線博多駅 - 天神駅間が1日乗降自由。また、ジョルダンの乗換案内アプリにてスマートフォンで利用するデジタルチケットとしても発売。発売期間は2021年4月16日から8月15日まで[43]。
- ちかパス
- 地下鉄全線乗り放題の定期券(運賃制度上は企画乗車券)。1か月券は12,570円。3か月券(35,830円)、6か月券(67,880円)もある[44]。4区以上の場合はちかパスの方が安くなる[45]。
- ちかパス65
- 「ちかパス」の65歳以上利用者に対する割引制度。通勤用や小児用よりも安くなる。1か月券は6000円。3か月券、6か月券もある。また運転免許自主返納者に「運転免許返納割」として3000ポイントを最大2回付与するサービスを2017年5月3日に開始した[46]。
- 乗っチャリパス
- 福岡市営駐輪場定期をセットにした定期券。通常の駐輪場定期料金よりも最大5,400円安くなる。地下鉄沿線のみならず、JR九州および西鉄沿線の定期券連絡運輸区間の福岡市営駐輪場の利用もできる。全線定期券「ちかパス」にも設定があるが、小児用(小学生用)定期券や高齢者定期券「ちかパス65」には設定がない。
- アビスパ応援きっぷ
- 福岡市がJリーグ・アビスパ福岡の主要株主ということもあり、ベスト電器スタジアムで行なわれるアビスパ福岡のホームゲームのいずれかで利用できるフリースタイルチケット(各座席エリアの前売り券の価格)と地下鉄の一日乗車券がセットになった乗車券を地下鉄各駅で販売している。
- 伊都・キャンパス回数券
- 伊都・シーサイド回数券(2023年3月31日をもって販売終了)
- それぞれ地下鉄各駅から筑肥線九大学研都市駅経由で昭和バス・「九大前」(伊都・キャンパス回数券)または「西の浦」/「畑中」/「大原橋」(伊都・シーサイド回数券)との間で乗車できる回数券。それぞれ、10枚綴り回数券となっており詳細はWEB参照のこと(小児設定なし)[47][48]
乗車カード対応(ICカード)
2009年3月7日よりICカード乗車券「はやかけん」を導入している。
九州旅客鉄道(JR九州)のICカード「SUGOCA」のほか、西日本鉄道のICカード「nimoca」および、東日本旅客鉄道(JR東日本)のICカード「Suica」とも互換性を持たせる方向で、2008年2月「九州IC乗車券・電子マネー相互利用に関する協議会」を発足させ、2010年3月13日に相互利用を開始した[49][50]。
2013年3月23日には交通系ICカード全国相互利用サービスが開始、北海道旅客鉄道(JR北海道)のKitaca、首都圏私鉄などのPASMO、中京圏私鉄などのmanaca、東海旅客鉄道(JR東海)のTOICA、西日本旅客鉄道(JR西日本)のICOCA、関西私鉄などのPiTaPaとの相互利用が開始された。
他には全日空 (ANA) と提携し、2009年12月16日より「ANAはやかけん」を発行している[51]。
2023年8月1日現在、福岡市地下鉄全線全駅と、JR九州鹿児島本線・香椎線の一部区間[注釈 2]、西鉄天神大牟田線・太宰府線の一部区間[注釈 3]で、クレジットカード等の非接触型決済[注釈 4]による改札乗車の実証実験が行われている。なお、事業者ごとに対応するカードブランドが異なる。また、おサイフケータイ対応スマートフォンにiDまたはQUICPayで登録されたカード等は、この実験用端末では利用できない[52][53][54][55]。
過去に発行されていた乗車券類
- おとなりきっぷ
- 2006年4月1日からは乗車する駅からその隣の駅までの1駅間の運賃を100円とし、「おとなりきっぷ」の名称で隣の駅まで専用の乗車券を発売していたほか、2009年に導入したICカード「はやかけん」(相互利用可能な他社のICカード含む)を利用した場合でも運賃100円となっていた。2013年まで利用できた「えふカード」や、2011年まで利用できた「よかネットカード」も100円、2011年まで利用できた「ワイワイカード」の場合は一律正規運賃より20円引きされ80円となっていた。ただし、定期券や他社線との連絡乗車券の場合は地下鉄線内の乗車区間が1駅間であっても割引対象外だった。この「おとなりきっぷ」を使うと、2駅間を通しで乗るよりも安く乗れる区間があった。なお、乗り越し精算では適用されなかった。
- 例:博多 - 東比恵 - 福岡空港(通して乗ると260円、分けて買うと100円+100円で200円となった。さらにワイワイカード利用の場合は80円+80円で160円となった)
- 2016年9月30日をもっておとなりきっぷは廃止となり、以後は通常の初乗り運賃が必要となる[56]。代替として、「はやかけん」で一駅区間利用時に、はやかけんに100ポイントを付与する「はやかけん ひと駅ポイント」へ移行した。
- 一日乗車券
- 2016年9月25日まで、土日祝日限定の「エコちかきっぷ」が520円で発売されていた[56]。また、2016年夏まで学校の長期休暇期間には小児専用の「ちかまるきっぷ」が100円で発売されていた[56]。「ちかまるきっぷ」にはマクドナルドのオレンジジュース無料引換券が付いていた。
- 2016年10月1日からは土日祝日も通常の一日乗車券での利用となった。
- 2012年3月25日までは、金曜日のみ利用可能な「ノーマイカーデー1日乗車券」も発売していたが、同年4月から福岡市が「ノーマイカーウィークデー」を実施することに伴い発売を終了した[57]。かつて「エコちかきっぷ」は第2土日曜日のみの発売、「ノーマイカーデー1日乗車券」は金曜日の5日前から発売だったが、「エコちかきっぷ」は2009年3月14日から利用日が拡大、「ノーマイカーデー1日乗車券」は同年3月20日から事前発売が廃止され、両乗車券とも自動券売機での販売のみとなり、販売枚数制限が撤廃されていた[58]。
- 磁気式ストアードフェアカード各種
- 地下鉄線内のみ利用可能でプレミアムのある「えふカード」、地下鉄と西鉄電車(宮地岳線・無人駅を除く)で共通利用可能でプレミアムがえふカードより少ない「よかネットカード」、地下鉄とJR九州で共通利用可能でプレミアムがなく地下鉄乗車時に運賃が20円割引となる「ワイワイカード」があったが、いずれもICカードへの転換に伴い2010年から2012年にかけて相次いで廃止された。
注釈
- ^ 福岡市営渡船では、交通系ICカードに関してはやかけんをベースシステムとし、電子マネー扱いで導入しているという程度の関係である。
- ^ 門司港駅 - 久留米駅の各駅と海ノ中道駅。対応する改札口も一部の駅では一部限定となる。
- ^ 西鉄福岡(天神)駅、薬院駅、大橋駅、西鉄二日市駅、太宰府駅、西鉄久留米駅、西鉄柳川駅の7駅だけで対応する。非対応の駅では乗降できない。
- ^ 種別としては「EMVコンタクトレス決済方式」(NFC-A/B方式)である。従来のSuica等の交通系ICカードは、「FeliCa方式」(NFC-F)であり、対応と仕組みが異なる。スマートフォンは、一方または両方に対応するものがある。
出典
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