水面
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水面と浮遊物
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水面には油やヘドロなどが浮くため、河川や湖の水面はこれらがあると汚れて見える。表面張力を持った物質は水面に浮遊することができる。アメンボなどはこの例である。また、古くから言い伝えられる底無し沼は、基本的に、水深が深く粘性の高い水域で、水面が砂や土埃、デトリタス(生物遺体)などによって覆い隠されることで地面のような外観を呈し、なおかつ、抜け出るための手がかりが周辺に無いものである[注 4]。多くを視覚情報に頼って行動するヒトは言うに及ばず、嗅覚などでも異常が認められるわけではないので、動物がこの自然の罠を事前に察知することは難しい。そのような水面は、都市文明化以前には広く世界に偏在していたに違いなく、また、現代でも「存在しない」とまでは言い切れない。
トロンプ・ルイユの大家として有名な画家マウリッツ・エッシャーは、作品『三つの世界』で、水面に反射して見える上空の景色、水面に落ちた木の葉、水面越しに見える水中の景色を描いて見せた。
脚注
関連書籍
- 海上保安庁水路部『平均水面及び基本水準面一覧表』1977
- 水村和正『水文学の基礎』東京電機大学出版局 2008
- 本多忠夫, 光易恒, 「水面に及ぼす風の作用に関する実験的研究」『海岸工学論文集』 27巻 1980年 p.90-93, 土木学会, doi:10.2208/proce1970.27.90
- 片山忠久, 石井昭夫, 西田勝 ほか, 「水面を有する市街地の熱環境に関する調査研究」『日本建築学会計画系論文報告集』 372巻 1987年 p.21-29, 日本建築学会, doi:10.3130/aijax.372.0_21
- 近藤純正, 桑形恒男, 「日本の水文気象 (1) : 塞放射量と水面蒸発」『水文・水資源学会誌』 5巻 2号 1992年 p.13-27, 水文・水資源学会, doi:10.3178/jjshwr.5.13
- 竹本博安『水面衝撃水圧に関する一考察』日本造船学会論文集 (156), 314-322, 1984-12
- 高木健, 内藤林, 「海水打ち込みと船首部水面上形状の影響について」『関西造船協会誌』 220巻 1993年 p.111-120, 日本船舶海洋工学会, doi:10.14856/kansaiks.220.0_111
- 清水琢三, 武藤亮介, 金山進 ほか, 「漁港内の長周期水面変動と平均水位上昇に関する現地観測と水理実験」『海岸工学論文集』 41巻 1994年 p.76-80, 土木学会, doi:10.2208/proce1989.41.76
関連項目
注釈
出典
- ^ “Groundwater and Surface Water” (英語). HistoryofWaterFilters.com. 2022年10月15日閲覧。
- ^ “忍術を使う動物”. movspec.mus-nh.city.osaka.jp. 2023年1月17日閲覧。
- ^ 湖面に立てる「ゼロポイント」 洞爺湖夏季限定ツアー(毎日新聞)
- ^ How "Jesus Lizards" Walk on Water. News.nationalgeographic.com. Retrieved on 2010-08-19.
- ^ David L. Hu and John W. M, Bush (2003). “The hydrodynamics of water strider locomotion”. Nature 424 (6949): 663–666. doi:10.1038/nature01793. PMID 12904790.
- ^ “WATER-WALKING” (英語). (official website) (2003年8月16日). 2011年12月22日閲覧。
- ^ 森山和道 (2006年6月20日). “ミミズにアメンボ、カタツムリ~生物に学び、安全なロボットを目指す -中央大学 バイオメカトロ研究室訪問-”. (公式ウェブサイト). 2011年12月22日閲覧。
水面と同じ種類の言葉
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