水面と浮遊物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 13:50 UTC 版)
水面には油やヘドロなどが浮くため、河川や湖の水面はこれらがあると汚れて見える。表面張力を持った物質は水面に浮遊することができる。アメンボなどはこの例である。また、古くから言い伝えられる底無し沼は、基本的に、水深が深く粘性の高い水域で、水面が砂や土埃、デトリタス(生物遺体)などによって覆い隠されることで地面のような外観を呈し、なおかつ、抜け出るための手がかりが周辺に無いものである。多くを視覚情報に頼って行動するヒトは言うに及ばず、嗅覚などでも異常が認められるわけではないので、動物がこの自然の罠を事前に察知することは難しい。そのような水面は、都市文明化以前には広く世界に偏在していたに違いなく、また、現代でも「存在しない」とまでは言い切れない。 トロンプ・ルイユの大家として有名な画家マウリッツ・エッシャーは、作品『三つの世界(英語版)』で、水面に反射して見える上空の景色、水面に落ちた木の葉、水面越しに見える水中の景色を描いて見せた。
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