小原玲 小原玲の概要

小原玲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/28 16:08 UTC 版)

経歴

東京都文京区生まれ[1]。5歳の時に群馬県へ引っ越し、渋川市吉岡町で育つ[2]吉岡町立吉岡中学校群馬県立前橋高等学校茨城大学人文学部社会科学科を卒業[3][4]報道写真家として、天安門事件湾岸戦争ソマリアの飢餓などを取材。天安門事件の写真はLIFE誌のThe Best of LIFE に選ばれた。

内外の雑誌で活動した後に、アザラシの赤ちゃんとの出会いを契機に動物写真家に転身。1990年の「アザラシの赤ちゃん」(ネスコ/文藝春秋)は大ヒットとなり、日本でのアザラシの赤ちゃんブームの火付け役となった。

日本ではホタル前線を追って撮影を続け、写真集「螢 Light of a Firefly」(ワニブックス、2002年)、「ほたるの伝言」(教育出版、2010年)やNHKハイビジョン特集「ホタル舞う日本ーホタル前線を行く」などで紹介されている。

他に、北海道シマエナガの魅力を伝えた「シマエナガちゃん」(講談社、2016年)など写真集、著書は多数。

シロクマの母子の写真物語「うみへのながいたび」は小学1年生の国語の教科書教育出版)に掲載されている。

20年以上に及ぶカナダでの流氷の取材を通して、地球温暖化の目撃者となり、流氷の異変を著書や講演などで伝えている。

2021年11月17日、肺癌のため死去[1]。60歳没。

テレビ(ドキュメンタリー)出演

「ノンフィクション」(フジテレビ) 「夢の扉 〜NEXT DOOR〜」(TBSテレビ) 「ジャングル・ジャングル」(テレビ東京) 「ワイルドライフ」(2022年4月4日、NHK BSプレミアム自然写真家 野生へのまなざし 「小原玲 命を守る かわいいは最強だ」  )など多数。

テレビ(バラエティ)出演

外部リンク


  1. ^ a b “写真家の小原玲さん死去 アザラシの赤ちゃん”. 中日新聞. (2021年11月21日). https://www.chunichi.co.jp/article/369546 2021年11月24日閲覧。 
  2. ^ 「アザラシの赤ちゃん」「シマエナガちゃん」 動物写真家・小原玲さん逝く|前橋発、新しい風 「めぶく」街 。前橋の様々な話題を取り扱う前橋新聞-mebukuです。” (日本語). 前橋新聞-mebuku | 前橋発、新しい風 「めぶく」街 。前橋の様々な話題を取り扱います。. 2022年8月28日閲覧。
  3. ^ 写真展・小原玲「最後の伝言」 アクエル前橋で40点を展示|前橋発、新しい風 「めぶく」街 。前橋の様々な話題を取り扱う前橋新聞-mebukuです。” (日本語). 前橋新聞-mebuku | 前橋発、新しい風 「めぶく」街 。前橋の様々な話題を取り扱います。. 2022年8月28日閲覧。
  4. ^ 小原 玲 プロフィール|講演依頼・講師派遣のシステムブレーン”. www.sbrain.co.jp. 2022年8月28日閲覧。


「小原玲」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小原玲」の関連用語

小原玲のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小原玲のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小原玲 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS