北國新聞 北國新聞の概要

北國新聞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/31 03:16 UTC 版)

北國新聞
北國新聞社の本社ビル「北國新聞会館」
種類 日刊紙
サイズ ブランケット判

事業者 北國新聞社
本社 石川県金沢市南町2番1号
代表者 代表取締役会長 飛田秀一[1]
代表取締役副会長 温井伸
代表取締役社長 砂塚隆広
創刊 1893年(明治26年)8月5日
前身 北國新聞、北國毎日新聞
言語 日本語
価格 1部
【朝刊】180円
【夕刊】70円[2]
月極
【セット版】4,400円
【統合版】3,400円
発行数 【朝刊】34万1278部
【夕刊】5万4023部
(2019年4月、日本ABC協会調べ[3][注 1]
ウェブサイト https://www.hokkoku.co.jp/
株式会社北國新聞社
THE HOKKOKU SHIMBUN
本社所在地 日本
〒920-8588
石川県金沢市南町2番1号
事業内容 新聞・雑誌・書籍の発行
設立 1893年8月5日
業種 情報・通信業
資本金 4億9800万円
(2020年12月31日時点)[4]
売上高 194億9475万円
(2022年12月期)
総資産 449億8101万4000円
(2020年12月31日時点)[4]
従業員数 380人(2022年現在)[5]
決算期 12月
主要子会社 ショセキ
北國観光
金沢ケーブル
関係する人物 赤羽萬次郎
岡田尚壮
外部リンク https://www.hokkoku.co.jp/list/corporate
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夕刊ともに発行しており、全国ニュースは共同通信社[6] と時事通信社から記事の供給を受けている[要出典]

2022年の発行部数は、富山新聞を含め朝刊31万7039部(日本ABC協会調べ、2022年7月-12月)。一方、富山県内でのシェアは地元紙の北日本新聞読売新聞に押されて1割程度に留まっている[7]

特色

関連・友好法人などとして、富山新聞富山市[注 2]テレビ金沢金沢ケーブルケーブルテレビ)、ネスクインターネットプロバイダ)、エフエム石川(FMラジオ局)、ラジオかなざわラジオななおラジオこまつラジオたかおかコミュニティFM局)の各種系列メディアを持つ[注 3]。2005年以降は、社主・嵯峨家の追放からテレビ金沢開局などの経緯で希薄となっていた北陸放送との関係を取り戻している(2007年より、当社社長(現・会長)・主筆の飛田秀一が取締役に就任)[要出典]

県内で競合する北陸中日新聞および、富山県の北日本新聞福井県福井新聞など近隣の県域紙(京都新聞岐阜新聞信濃毎日新聞など)は読者からSNSで情報提供を受け付ける形式の調査報道のコーナーを開設し、西日本新聞社を幹事社とする「JODパートナーシップ」を通じた記事交換を行っているが[8][9]、北國新聞では調査報道には消極的で、このような企画は当初から参加していない。

石川県の民間放送局とは1985年から1992年まで、対立していた時期があった(北陸朝日放送北陸放送を参照)。かつて国民の祝日の発行号では、富山新聞とともに題字近くに「祝日には国旗を掲げましょう」の表記があった[10]

事業所

富山本社

本社

本社
  • 石川県金沢市南町2番1号(北國新聞会館、郵便番号920-8588)
富山本社
白山別館(白山制作センター)[11]
2023年8月、白山市鹿島町に「白山印刷センター」が新設されることに伴い、名称を「白山印刷センター別館」に変更[11]

支社・支局

支社
総局
すべて石川県内。
能美(能美市)、津幡(津幡町)、羽咋(羽咋市)、輪島(輪島市
支局
野々市(野々市市)、鶴来(白山市)、山中(加賀市)、内灘(内灘町)、かほく(かほく市)、宝達志水(宝達志水町)、志賀(志賀町)、富来(同)、中能登(中能登町)、中島(七尾市)、穴水(穴水町)、能登(能登町)、珠洲(珠洲市)、

注釈

  1. ^ 富山新聞の発行数を含む。
  2. ^ なお、石川県内では富山新聞の主催イベント・出版物の広告では「北國新聞富山本社」と表記している
  3. ^ ただし、エフエム石川は中日新聞社北陸中日新聞)も同比率で出資している。
  4. ^ 1920年1月に政友会系機関紙として創刊。経営難のため1926年4月から富山県東砺波郡井波町(現・南砺市)の富豪に経営権が移っていた[16]
  5. ^ 前日の1月22日付朝刊までは1行1文字の縦書きとなっていた。
  6. ^ 原則として10月第3週の京都競馬場で施行されている。

出典

  1. ^ a b “馳浩・石川県知事肝いりの県戦略会議 地元新聞社トップが会長に”. 朝日新聞デジタル. (2022年9月5日). オリジナルの2022年9月5日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220905221400/https://www.asahi.com/articles/ASQ9563QJQ95PISC00D.html 2023年4月25日閲覧。 
  2. ^ 北國新聞社 4月から1部売り定価改定 月ぎめ購読料は据え置き”. 文化通信 (2024年3月22日). 2024年3月31日閲覧。
  3. ^ “19年4月ABC部数”. 新聞情報. (2019年5月18日) 
  4. ^ a b 第116期決算公告 株式会社北國新聞社(2021年3月13日付北國新聞5面下部)2021年3月13日閲覧
  5. ^ (株)北國新聞社のインターンシップ・会社概要 | マイナビ2024”. マイナビ (2022年6月1日). 2022年6月11日閲覧。
  6. ^ 加盟社・契約社一覧 - 共同通信社
  7. ^ 読売新聞メディアデータ2020 上位3紙朝刊販売部数・世帯普及率” (PDF). 読売新聞広告局. 2020年1月19日閲覧。
  8. ^ 北日本新聞 あなたの知りたい!特報班(知りとく)
  9. ^ 福井新聞ONLINE みんなで発掘 ふくい特報班
  10. ^ 北國新聞 1997年11月23日付朝刊1面より。
  11. ^ a b c 「名称は「白山印刷センター」 本社の新施設 8月に本格稼働開始」『北國新聞』朝刊、2023年3月24日、1面。
  12. ^ 『八十年を歩む -創刊から現代まで-』(1973年8月5日、北國新聞創刊80周年記念編集委員会発行)内『誇らかに"言論の公器"を宣言』より。
  13. ^ 『北國新聞創刊100年記念誌』(1993年8月5日、北國新聞社発行)58ページ。
  14. ^ a b c d e f 『北國新聞創刊100年記念誌』(1993年8月5日、北國新聞社発行)60ページ。
  15. ^ a b c 富山大百科事典 下巻(1994年8月1日、北日本新聞社発行)472ページ
  16. ^ a b c d e f g h i 『北國新聞創刊100年記念誌』(1993年8月5日、北國新聞社発行)62ページ。
  17. ^ 『富山県民とともに 北日本新聞百年史』(1984年10月5日、北日本新聞社発行)194ページより。
  18. ^ 『八十年を歩む -創刊から現代まで-』(1973年8月5日、北國新聞創刊80周年記念編集委員会発行)内『新聞守って敗戦へ・強引に社屋の自社疎開』より。
  19. ^ 『八十年を歩む -創刊から現代まで-』(1973年8月5日、北國新聞創刊80周年記念編集委員会発行)より。
  20. ^ a b c d e f g h 『北國新聞創刊100年記念誌』(1993年8月5日、北國新聞社発行)64ページ。
  21. ^ a b 境政郎 2020, p. 215.
  22. ^ 『北國新聞』1949年12月31日付朝刊1面、1950年1月1日付朝刊1面。
  23. ^ 『八十年を歩む -創刊から現代まで-』(1973年8月5日、北國新聞創刊80周年記念編集委員会発行)内『危機克服へ全社一丸・決断の第一歩、日曜夕刊を廃止』より。
  24. ^ a b c d e f g h i j k 『北國新聞創刊100年記念誌』(1993年8月5日、北國新聞社発行)66ページ。
  25. ^ a b c d e f g h 『北國新聞創刊100年記念誌』(1993年8月5日、北國新聞社発行)68ページ。
  26. ^ 北國新聞会社概要-沿革(2018年2月28日閲覧)
  27. ^ 中日、北國に印刷委託 北陸で約2万1千部”. 日本新聞協会 (2016年7月28日). 2018年10月7日閲覧。
  28. ^ 販売会社の紹介(2019年10月8日閲覧)
  29. ^ 北國新聞富山新聞デジタル
  30. ^ 『八十年を歩む -創刊から現代まで-』(1973年8月5日、北國新聞創刊80周年記念編集委員会発行)内『戦災の福井新聞を救援』より。
  31. ^ 境政郎 2020, p. 218.
  32. ^ 北國新聞社 社長に髙澤基氏 - 日本新聞協会 2012年2月29日
  33. ^ レーシングカレンダー2020年11月1日(日曜) - 日本中央競馬会
  34. ^ 棋王戦第2局対局場「北國新聞会館」 - 将棋ペンクラブログ・2010年2月27日
  35. ^ 北國新聞社が旧統一教会主催イベントを後援し紙面で紹介…異様な加担ぶりはまるで広報活動|安倍元首相銃撃で見えた 統一教会の実態”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2022年7月27日閲覧。
  36. ^ a b c d e 浜辺美波さんヒロイン 来春朝ドラ「らんまん」 石川県出身、本社CM出演”. 北國新聞 (2022年5月11日). 2022年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月25日閲覧。
  37. ^ a b c 浜辺美波、故郷・石川の新聞連載まとめたフォトエッセイ「夢追い日記」発売”. 映画ナタリー (2021年3月23日). 2023年4月25日閲覧。
  38. ^ a b c “浜辺美波の連載は10代の言葉が詰まった貴重な記録”. 日刊スポーツ. (2021年4月4日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202103280000396.html 2023年4月25日閲覧。 
  39. ^ a b c 浜辺美波『夢追い日記』が「写真集」5位 あどけない少女が実力派女優に成長する姿を写真と言葉で追体験”. ORICON NEWS (2021年4月10日). 2023年4月25日閲覧。
  40. ^ 『北國新聞』1965年4月1日付朝刊、テレビ欄。
  41. ^ “加賀温泉郷 発信へ意欲 映画「レディー・カガ」始動”. 北陸中日新聞Web. (2022年4月19日). オリジナルの2022年4月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20220418211704/https://www.chunichi.co.jp/article/455527 2023年4月25日閲覧。 
  42. ^ “小芝風花「主演やヒロインに限らずいろんな役ができたら」22年振り返りと23年抱負など語る”. 日刊スポーツ. (2023年1月4日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202301030000875.html 2023年4月25日閲覧。 
  43. ^ 北國新聞 2018年12月1日 朝刊34面
  44. ^ “特ダネです!田中美里デスクと浜辺美波記者 1日から北國新聞新CM”. 北國新聞. (2023年1月1日). オリジナルの2023年1月1日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20230101071021/https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/953147 2023年4月25日閲覧。 






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